オリムピックのチニング専用ロッド「シルベラード」の仕様と全機種の特徴をまとめました。
実売3万円クラスの本格派ロッドに仕上がっており、ガチでチニングを楽しみたい方から人気のアイテムです。
パワーも感度も、そしてデザイン性も欲張りたいって方はお見逃しなく!
オリムピック「シルベラード」の特長
てことで、さっそく「シルベラード」の特長を見ていきましょう。
中堅クラス寄りのハイエンドロッド!?
シルベラードはオリムピックのチニング専用ブランド。ロッド製品の一覧は以下のとおりです。
製品 | 実売価格 |
---|---|
★シルベラード | 30,000円前後 |
20シルベラード プロトタイプ | 45,000円前後 |
本記事で紹介する「シルベラード」はオリムピックのチニングロッドでは普及クラスとなっています。
ただ、他社の製品展開状況も考慮すると、チニングロッドでは3万円クラスでもかなり高級品です。
チニングロッドジャンル全体では、中堅クラス寄りのハイエンドロッドといった価格帯といえます。
十八番のハイテクブランクス
ブランクスにはオリムピックの高等技術
- クワトログラファイトクロスXX
- G-MAPS製法
を適用。
両テクノロジーの目的は十分な強度を実装しつつ、軽さも担保することです。
そのために、極薄のカーボンシートを複数層に重ね巻きし、繊維方向を分散させています。
構造面を工夫することで、細身で薄いブランクスでも十分な強度を出せるってカラクリです。
ガイドはチタンフレーム×トルザイトリングが軸
ガイドはチタンフレーム×トルザイトリングの組み合わせ。ハイエンドロッドで定番の軽量コンビとなっています。
ガイドのフレーム・リングが薄くて軽いので、ティップの先重りを軽減しつつ、ブランクスの振り抜け向上にも貢献。
もちろん、感度アップにも役立ちます。
スピニング・ベイトそれぞれに最適化されたリールシート
「シルベラード」には、スピニング・ベイトの両モデルがラインナップ。
リールシートもそれぞれに最適なものがチョイスされています。
具体的には
- スピニングモデル:VSSシート(ダウンロック)
- ベイトモデル:ACSシート
というセッティングです。
いずれも定番のリールシートとなっており、手にしっくり馴染みます。
差し色に使われているパープルも外観を引き締める感じでオシャレ。デザイン性が高いのも「シルベラード」人気の一因です。
印籠継ぎでスムーズな曲がり
継部には印籠継ぎ(スピゴットフェルール)を採用。
全モデルが2ピース仕様ながらも、1ピースロッドに引けをとらないほど綺麗に曲がります。
ブランクスのタメを活かしやすく、引きの強いデカチヌにも余裕を持って対処可能です。
オリムピック「シルベラード」の機種ラインナップ
「シルベラード」にはベイトモデル2機種、スピニングモデル2機種の全4機種がラインナップされています。
ベイトモデルのスペック一覧は↓のとおり。
機種 | ティップ | 全長 | 自重 | ルアー重量 |
---|---|---|---|---|
GSIC-762ML | チューブラー | 2.28m | 98g | 3-16g |
GSIS-742LML-HS | ソリッド | 2.24m | 82g | 2-11g |
汎用性重視ならMLパワーの7.6ftにチューブラーティップが入った762MLがおすすめです。
繊細さ重視ならソリッドティップにやや短めの7.4ftレングスを合わせた742LML-HSってことになるでしょう。
スピニングモデルのスペック一覧は↓のとおり。
機種 | ティップ | 全長 | 自重 | ルアー重量 |
---|---|---|---|---|
GSIS-742ML | チューブラー | 2.24m | 84g | 3-15g |
GSIS-782M | チューブラー | 2.34m | 88g | 5-20g |
取り回しの良い万能型チューブラーモデルが742ML。
重ためのリグも背負えるパワー型モデルが好みなら782Mが良いでしょう。