人気が高まっているワインド釣法に最適なNEWロッド「23ダイナダートXR」がシマノから発売されます。
スパイラルXコアやXガイドなどの機構をガッツリ搭載しながら、お値段は実売2万円台〜。
高性能かつ高コスパなXRグレードらしい仕上がりとなっています。
本記事にはそんな「23ダイナダートXR」の特徴や機種ラインナップをギュッとまとめていきます。
「ダイナダート」シリーズとは
シマノ「ダイナダート」シリーズは、ワインドに特化したロッドシリーズです。
ワインドとは、ダートアクションを軸に多魚種を狙うルアーゲーム。
堤防や漁港などの身近なポイントで、多彩なターゲット(タチウオ、小型青物、根魚、フラットフィッシュなど)と遊べるとあり、人気を博しています。
そんなワインドの専用ロッド「ダイナダート」シリーズには、今のところ(2023年6月時点)以下の2製品がラインナップされています。
製品 | 実売価格 |
---|---|
22ダイナダート | 1.5万円前後 |
23ダイナダートXR | 3.0万円前後 |
本記事で取り上げる「23ダイナダートXR」は本格派の上位グレードです。
他ジャンルのXR機と同様に、ハイエンド帯のロッドに迫るスペックを採用しながら実売3万円前後。
シマノ製ロッドのなかでも特にお得感があり、コストパフォーマンスの高さも魅力的です。
「23ダイナダートXR」の価格と発売日
「23ダイナダートXR」は定価で35,000〜40,000円(税別)、実売価格は3万円前後となっています。
発売時期は2023年7月予定。釣り物の選択肢が多い夏から秋にガッツリ使い込めるスケジュール感です。
シマノ「23ダイナダートXR」の特徴
ここからは「23ダイナダートXR」の特徴を見ていきましょう。
ネジレに強い高性能ブランク
ブランクには「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」をダブルで適用。
「スパイラルXコア」はブランクの内層・外層を、「ハイパワーX」はブランク最外層を補強する機構です。
パワーロスの原因となるネジレを抑え、ブランクの力を効率よく引き出してくれます。
軽くて操作性が高いのにパワーも十分!というワインドに理想のブランクを実現するのに多大なる貢献をする製法です。
ソリッドモデルには「ハイレスポンスソリッド」を採用
「23ダイナダートXR」は全6機種のうち、4機種がチューブラーティップ、2機種がソリッドティップという構成となっています。
2つのソリッドティップモデルには「ハイレスポンスソリッド」を搭載。
「ハイレスポンスソリッド」は、小さなアタリや流速変化の察知性能といったソリッドならではの繊細さを残しつつ、操作性も高めたシマノ独自のちょい硬ソリッドティップです。
通常のソリッドティップよりも張りが強めな設計で、ソリッドなのにダルさがなく操作性が高いという特長があります。
シマノ独自の高性能ガイド「Xガイド」
「23ダイナダートXR」にはシマノの独自ガイド「Xガイド」も搭載されています。
軽量で空気抵抗が少ないので振り抜けがよく、トラブルレス性能も高水準。
高性能なブランクを引き立てます。
こだわりのグリップセッティング
「23ダイナダートXR」では、グリップ部も個性的です。
リールシートには「EVAテーパードセミロンググリップ」を採用。
一般的なリールシートと比べてグリップ前部のEVA部分が長めになっています。
リールフットよりも前を握っても快適にロッド操作ができるというのが良いところです。
一方で、リールフットを指でまたぐ持ち方ではブランクスタッチがしづらいという弱点もあります。
オーソドックスな握りでシャクりたい方にとっては、ちょい要注意かもです。
フロント同様に、リアグリップの長さもしっかりめ。
天面はフラットになっており、リアグリップを肘に当てながらリズミカルにジャークできます。
脇に挟んで固定しやすいので、ファイト時の安定感向上にも貢献します。
シマノ「23ダイナダートXR」の機種ラインナップ
「23ダイナダートXR」には全6機種がラインナップされており、スペックの一覧は以下のとおりです。
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | エギサイズ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
S70L-S | 2.13 | 94 | 3~15 | 1.8~2.5 | 2 |
S83ML | 2.51 | 111 | 7~21 | 2~3.8 | 2 |
S90M | 2.74 | 119 | 10~30 | 2.5~4 | 2 |
S83M+ | 2.51 | 114 | 10~35 | 3~4 | 2 |
S90MH | 2.74 | 123 | 12~35 | – | 2 |
B70L-S | 2.13 | 91 | 3~15 | – | 2 |
L〜MHまでの幅広いパワークラスのモデルが揃い、いろいろな大きさのターゲットを狙えるワインドらしさを感じる機種フローとなっています。
機種選びの際は、ざっくりと以下の4カテゴリに分けると選びやすいでしょう。
- オールラウンド(2機種)
- フィネス&テクニカル(2機種)
- パワー&ロングディスタンス(1機種)
- ベイトモデル(1機種)
カテゴリ①オールラウンド
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | エギサイズ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
S83M+ | 2.51 | 114 | 10~35 | 3~4 | 2 |
S90M | 2.74 | 119 | 10~30 | 2.5~4 | 2 |
オールラウンド型はM、M+クラスの2モデル。
14〜28gクラスのジグをメインに据え、小〜中型のターゲットを満遍なく狙えるセッティングです。
S83M+は操作性が高く飛距離も出しやすい万能レングス8.3ftを採用。
バットにはしっかりパワーがあり、不意の大物にも力負けしません。
S90Mはしっかり飛距離を出して広範囲を探れるロングモデル。魚の着き場を絞りづらいオープンなポイントで真価を発揮します。
カテゴリ②ライトウェイト・フィネス
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | エギサイズ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
S83ML | 2.51 | 111 | 7~21 | 2~3.8 | 2 |
S70L-S | 2.13 | 94 | 3~15 | 1.8~2.5 | 2 |
ライトウェイト・フィネス型はLクラス、MLクラスの2機種。
S83MLは14g前後のジグがスイートスポットで、万能レングスのの8.3ftを採用。オールラウンド型に近いライトウェイトモデルです。
最も柔らかいLクラスのS70L-Sは、3〜7gの軽量ジグヘッドに適したフィネスモデル。ライトゲーム感覚でワインドを楽しめます。
カテゴリ③ヘビーウェイト・パワー型モデル
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | エギサイズ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
S90MH | 2.74 | 123 | 12~35 | – | 2 |
ヘビーウェイト&パワー型はS90MHの1機種です。
最大35gのルアーを背負えて、なおかつ9ftのレングスで遠投性も高め。
潮通しが良く流れが速いポイントだったり、ディープエリアだったりの攻略が捗ります。
カテゴリ④ベイトモデル
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | エギサイズ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
B70L-S | 2.13 | 91 | 3~15 | – | 2 |
「23ダイナダートXR」にはベイトモデルも1機種だけラインナップされています。
B70L-Sということで、Lクラス×ハイレスポンスソリッドのフィネス型です。
ベイトタックルならではの手返しと高精度なキャスト・操作を活かし、近距離戦で圧倒的な強みを発揮してくれるでしょう。
こだわり強めな高性能・高コスパロッド「23ダイナダートXR」
というわけで「23ダイナダートXR」の紹介は以上です。
ブランク、ガイド、グリップに至るまで、こだわりがギュッと詰まった良ロッドに仕上がっているのではないでしょうか。
スパイラルXコア、ハイパワーX、Xガイドなどを搭載しながら、お値段は実売2万円台〜。コスパも良好です。
いろいろな種類の魚と出会える魅力たっぷりのワインドゲーム。「23ダイナダートXR」で楽しんでみてはいかがでしょうか。
「23ダイナダートXR」の機種一覧
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | エギサイズ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
S70L-S | 2.13 | 94 | 3~15 | 1.8~2.5 | 2 |
S83ML | 2.51 | 111 | 7~21 | 2~3.8 | 2 |
S90M | 2.74 | 119 | 10~30 | 2.5~4 | 2 |
S83M+ | 2.51 | 114 | 10~35 | 3~4 | 2 |
S90MH | 2.74 | 123 | 12~35 | – | 2 |
B70L-S | 2.13 | 91 | 3~15 | – | 2 |