アルカジックの個性派プラグ「メバちょこ」をご紹介。
一言でいえば、ロッドワーク主体で誘う縦浮きダイペン!てことで、メバル用プラグとしてはかなりの希少種です。
表層をネチネチ誘うには持ってこいのアイテムとなっています。
アルカジック「メバちょこ」の特長・使い方
アルカジック「メバちょこ」は普通とは一味違う性能を持つメバル用プラグ。
まずは、その特長と使い方をサクッと紹介していきます。
「メバちょこ」は縦浮きのダイペン
「メバちょこ」を一言で表現すると、縦浮き姿勢のダイビングペンシル。
放っておくと立ち泳ぎのような姿勢で縦浮きし、竿先で”ちょこ”っとさびいてあげると泳ぎながら軽く潜る設計です。
巻きではなく、ロッドワーク主体で操作することが前提となっています。
リトリーブで泳がせ、ステイを入れるとボディー全体がで浮く(横浮きする)一般的なプラグとは方向性が異なり、それが「メバちょこ」の持ち味なのです。
縦浮きの代表的なメリットは2つ
「メバちょこ」の個性である縦浮き。これには主に2つのメリットがあります。
1つ目のメリットは風の影響を受けづらいこと。
ステイ時はボディーの大半が水中にあり、頭の一部だけが水面から出ている状態です。
その結果、風にあおられたり、表層の流れをかぶったりで不自然な動きをすることが少なくなります。
2つ目のメリットはステイ時の食わせ能力の高さ。
水中にあるボディーが流れを受けることで小さく揺れ、ステイ中にゆるい波動を発してくれます。
ステイの状態でも継続的に誘うことが可能です。
ただ浮いているだけの横浮きプラグよりもステイ中の食わせ能力は高いといえます。
「メバちょこ」の基本操作
「メバちょこ」の基本的な操作イメージは↓のとおり。
キャストしたら糸フケをとり、まずは竿先でちょこっとさびいて(トゥイッチして)ください。
そうすると「メバちょこ」が泳ぎながら潜ります。
その後に5〜10秒程度のステイを入れてアタリを待つってのが基本です。
状況に応じてステイの時間を変えてみたり、ステイ中のラインテンションを変えてみたりするのも有効。
また、ステイ中にラインを軽く叩くように竿先を動かすと、その場でプラグの尻を降ってアピールすることも可能です。
ステイ時の工夫だけでも、多数の誘いパターンを試すことができます。
もちろん、タダ巻きもOK!
「メバちょこ」の基本操作はトゥイッチ→ステイの繰り返しですが、タダ巻きでも問題なく使えます。
ごく一般的なフローティングペンシルとしても機能するってのもうれしい点ですね。
スローリトリーブでゆる〜く泳がせつつ、お得意の縦浮きステイを交えて食わせるってのもおすすめです。
表層をスローに攻めたい時に使うべし
「メバちょこ」のおすすめの使いどころは”ド表層×低活性”パターンです。
ちょこっと誘いを入れてからのロングステイで食わせるプラグなので、表層を超スローにネチネチ攻められます。
誘いと焦らしを繰り返すことで、なかなか口を使わないド表層メバルを攻略できるってわけです。
ただ、表層以外のレンジは狙えないので、状況に応じてジグ単やシンペンと使い分けていきましょう。
アルカジック「メバちょこ」のスペック・ラインナップ
「メバちょこ」のスペックは↓のとおり。
- 全長:55mm
- 重量:2.8g
- フック:#12のトレブル×2個
サイズは55mmのスリム系てことで、メバル用プラグでは定番の大きさとなっています。
細身かつ一口サイズなので、食わせ能力も高めです。
重量は2.8gと平均的ながらも、後方重心でよく飛ぶよう設計されています。
重たいリグを背負えない超ライトクラスのロッドでもキャスト・操作可。ジグ単用ロッドのキャパでも手軽に使えるってのもうれしいところです。
カラーは全11色が揃い、クリア系からソリッド系までバラエティー豊富。
筆者的な注目カラーは「あみだんご」です。
アルカジックのワームでも人気の万能カラーですね。
クリアボディーに赤ラメの王道コンビはメバルにもアジにもよく効きます。