ヘラブナ釣りのおすすめのエサ③ クワセエサ
クワセエサはセット釣りにおいて、ハリ掛かりにつながる本アタリを出すためにヘラブナにくわせるエサとして使用します。ここでは、おすすめの3種類のクワセエサそれぞれの特徴を取り上げます。
おすすめのクワセエサ1. マルキュー – いもグルテン
グルテンエサは、サツマイモマッシュがブレンドされているタイプと、マッシュポテトがブレンドされているタイプとがあり、このエサは前者に該当します。サツマイモマッシュは、ヘラブナをはじめとする植物系のエサを捕食する魚の大好物ですので、低活性時でもくいが立ちやすいエサでしょう。
ぜひとも単品で水と混ぜて使いたいエサで、数あるグルテンエサの中で最も比重が重く、野釣りの底釣りにはもってこいです。特に、湖などの水深が深いフィールドでは、比重の重さや中間的なバラケ性が大いにいきます。長きにわたって販売され続けており、根強い人気を誇っている点が、”確かな実績のあかし”と言えます。
おすすめのクワセエサ2. マルキュー – 感嘆II
インスタントウドンエサであるこのエサは、標準の「マルキュー-感嘆」よりも比重が重いタイプです。釣り場で作れるインスタントタイプのウドンエサであり、タピオカウドンのように、釣行前に鍋や電子レンジで作る手間は掛かりませんし、わらびウドンよりもローコストなのも魅力的です。比重が重くできているため、速いスピードで沈下してほしい場面に最適でしょう。また、視認性が高い黄色に着色されており、くわせるプロセスがルアー的な要素が強いウドンエサにおいて、視覚的なアピール力の高さも特徴です。
おすすめのクワセエサ3. マルキュー – ヒゲトロ
サワるようなヘラウキの動きはあるものの、ハリ掛かりにつながる本アタリがなかなか出にくい状況下でぜひとも使いたいのがトロロエサです。
トロロエサは、ヘラブナの主食である植物繊維そのものをハリ付けすることによって、最初のアタリからハリ掛かりが期待できるエサであり、サワリが起きながら徐々に溶け、最後に残った部分で本アタリを狙う練りエサとは対照的です。そのため、まとまった数のヘラブナがある程度寄っていれば、アタリが今一つ決まらない場面で、キッチリとハリ掛かりにつながる本アタリを引き出すことができ、シビアコンディション時に強い味方になってくれます。
ベストなエサのチョイスで釣果に差をつけよう!
ヘラブナ釣りは、数ある釣りの中で最もエサの種類が多いため、どのエサを使えば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。とはいえ、どれ一つとして同じ性質のエサはなく、それぞれ特徴に差がありますので、それぞれ特徴を理解し、その時のコンディションに合ったエサ作りができるかどうかが、好釣果のカギを握っています。
皆さんも、ベストなエサのチョイスで、他のアングラーに釣果で差をつけましょう。