ダイワ「エメラルダス MX」の特徴＆全機種まとめ

2万円台でこのスペック！？と驚いちゃうダイワのエギングロッド「エメラルダス MX」の特徴とラインナップをまとめました。上位モデルの必要性すら疑いたくなる中級機の実力をご覧ください。

※後継機「21エメラルダスMX」が発売済み

ダイワ製エギングロッドの全体像

この投稿をInstagramで見る

daiwa _japan(@daiwa_japan)がシェアした投稿 – 2020年 1月月27日午後6時58分PST

ダイワのエギングロッドは「エメラルダス」というブランドを中心に売り出されています。全シリーズを一覧表にすると↓です。

シリーズ	実売価格
エメラルダス ストイスト AGS	60,000円前後
エメラルダス AIR AGS	35,000円前後
エメラルダス MX NT	30,000円前後
★エメラルダス MX	25,000円前後
エメラルダス・V	18,000円前後
エメラルダス	15,000円前後
エメラルダスX	12,000円前後
リバティクラブ エギング	7,000円前後

本記事でご紹介する「エメラルダス MX」はそれなりにお手頃だけど、性能は良い中級機となっています。入門機からのステップアップとしてお求めになる方が多い製品です。

ダイワ「エメラルダス MX」の特徴

続いては「エメラルダス MX」の特徴を見ていきましょう。注目ポイントは↓の3点です。

「HVFナノプラス」搭載のブランクス

ブランクスのカーボン素材には「HVFナノプラス」を採用。カーボンの密度が高いので、軽やかで高感度かつ強いロッドに仕上がっています。

ちなみに「HVFナノプラス」は東レの「ナノアロイテクノロジー」と同じような技術。2万円台のロッドに搭載されるのは、かなり稀です。そういった意味でも「エメラルダス MX」のコスパは最強クラスといえます。

ソリッドティップ採用モデルが充実

「エメラルダス MX」にはソリッドティップ搭載モデルが6機種ラインナップされています。極細の穂先で楽しむフィネスなエギングは超魅力的。

流れを感じながらエギを潮目に流し込んでいく、アジング的アプローチとの相性もバッチリです。ソリッドティップ×エギングの新境地を開拓してみてはいかがでしょう？

上級機並みの軽量化に成功

3つ目の注目ポイントは軽さです。「エメラルダス MX」はほとんどの機種が100gを下回っており、上級機並みの軽さに仕上がっています。

• 長時間ジャークを繰り返しても疲れにくい
• ダイレクトな操作感を得られる
• 潮圧の変化を感じやすい

など、エギングにおいては軽量ロッドのメリットはかなり大きいです。ロッド選びの際は、ぜひ軽さにも注目してみてください。

ダイワ「エメラルダス MX」の全機種まとめ

続いては「エメラルダス MX」全機種の特徴を見ていきましょう。機種の一覧は↓です。

モデル	全長	自重	エギサイズ
68XUL-S	2.03m	65g	1.5~2.0号
74UL-S	2.24m	76g	1.5~2.5号
79L-S	2.36m	85g	1.8~3.0号
711LML-S・E	2.41m	85g	1.8~3.0号
83ML-S・E	2.52m	90g	1.8~3.5号
83M・E	2.52m	95g	2.5~4.0号
86ML・E	2.59m	95g	1.8~3.5号
86M・E	2.59m	95g	2.5~4.0号
86M-S・E	2.59m	95g	2.5~4.0号
86MＨ・E	2.59m	105g	3.5~4.5号
89M・E	2.67m	100g	2.5~4.0号

ヒイカエギングに特化した尖ったモデルから、定番モデルまで幅広くラインナップされています。

エメラルダス MX 68XUL-S

全長	自重	エギサイズ	継数
2.03m	65g	1.5~2.0号	2本

港湾部で人気のヒイカ狙いに特化したモデル。ショートレングスならではの操作性、小さなアタリをしっかり感知できる繊細さが持ち味のフィネスチューンです。

ロッドスペック的にはほぼアジングロッドなので、ヒイカだけでなくライトゲーム全般に使用可。「68XUL-S」を検討される方は、各種アジングロッドも比較対象に入れたほうが良い買い物ができると思います。

エメラルダス MX 74UL-S

全長	自重	エギサイズ	継数
2.24m	76g	1.5~2.5号	2本

「68XUL-S」よりも一段階強いライトエギング向けモデル。ヒイカに加えて、ヤリイカやケンサキも狙いやすい機種です。アジングやメバリング、ロックフィッシュにも使えるので、ライトゲームの何でも屋さんとしてもGood！シーズンを通して手軽なターゲットと遊べるロッドとなっています。

エメラルダス MX 79L-S

全長	自重	エギサイズ	継数
2.36m	85g	1.8~3.0号	2本

「74UL-S」よりもう一段階強くて長いライトエギングモデル。ヤリイカやケンサキに加え、秋のアオリイカにも使えます。とりまわしの良いレングスなので、テンポよくランガンしながら広範囲を探りたい方におすすめです。

エメラルダス MX 711LML-S・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.41m	85g	1.8~3.0号	2本

小型のエギを使ったショートジャークとの相性が良いフィネスロッド。ティップはソリッドで、バットもMLパワーなので、ロッド全体がしなやかな仕上がりとなっています。小型のイカでも十分に引きを楽しめるので、秋の数釣りエギングのお伴に最適です。

エメラルダス MX 83ML-S・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.52m	90g	1.8~3.5号	2本

ソリッドティップ×MLパワーのしなやかさと、3.5号までのエギを扱える強さのバランスが絶妙なロッド。

• 小型のイカでもロッドがよく曲がるので秋エギングが楽しい！
• 春には弱めのロッドでデカイカを獲るスリルを味わえて楽しい！

といった感じで、春でも秋でもイカとのやりとりを楽しめるのが魅力です。

確かに、キャッチ率を重視する場合はもうちょい強めのロッドが適任。しかし、1杯1杯を丁寧に楽しみたい方とっては「83ML-S・E」は最高のパートナーになってくれますよ。

エメラルダス MX 83M・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.52m	95g	2.5~4.0号	2本

「8フィート3インチ×Mパワー」で、操作感と取り回しに優れた万能ロッド。春イカに合わせたパワー設計なので、年間を通してエギングを楽しめます。定番のハチロク（8フィート6インチ）よりも短めなので、女性アングラーでも使いやすいですよ。

エメラルダス MX 86ML・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.59m	95g	1.8~3.5号	2本

8フィート6インチの長さがあり、よくしなるMLパワーが採用されたモデル。ロッドにエギの重みを乗せやすいので、キャストフィールが良く、飛距離も出ます。4号以上のエギを激しくジャークする強さはないので、2.5号・3号・3.5号を中心にゲームを組み立てるのがおすすめです。

エメラルダス MX 86M・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.59m	95g	2.5~4.0号	2本

「ハチロク×Mパワー」のド定番スペックを採用したモデル。春でも秋でも使いやすい最強のオールラウンダーです。種類が多すぎて迷っちゃう方はとりあえずコイツを買っとけばOK！ほぼ全てのシチュエーションでゲームを成立させてくれます。

エメラルダス MX 86M-S・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.59m	95g	2.5~4.0号	2本

「ハチロク×Mパワー×ソリッドティップ」の万能型モデル。バットにしっかりしたパワーがありながら、穂先には繊細さがあります。ボトムべったりを狙わずに、中層を漂わせて抱かせたいスタイルの方におすすめ。ショートジャークでシャローを攻めたいときにもGoodです！

エメラルダス MX 86MＨ・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.59m	105g	3.5~4.5号	2本

「86MH・E」は4.5号までの大型エギに対応し、モンスター級のデカイカを獲るパワーを秘めた猛者。キロアップの春イカを仕留めるために、屈強なブランクスを携えています。沖のディープでエギを力強く跳ね上げて、イカの視線を集めちゃいましょう。

エメラルダス MX 89M・E

全長	自重	エギサイズ	継数
2.67m	100g	2.5~4.0号	2本

「エメラルダス MX」シリーズで最も長いモデル。8フィート9インチの長さをフルに使って、ダイナミックなキャストをかますことができます。「もうちょい近くに寄ってこねえかな～。」って思っちゃう潮目にも、このロッドなら届くかもしれません。