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帽子に長袖シャツというのが標準的な釣りスタイルで、寒いときはこれに防寒ウェアが加わります。足場が許せばクーラーボックスを椅子代わりにすると楽に釣りができます。また、釣座の周囲に水汲みバケツやバッカンを配置すると作業効率がよくなります。

●最低限の道具で楽しもう

釣りと聞いて皆さんはどんな道具を思い浮かべるでしょう?

竿、リール、クーラーボックス……普段釣りをしない人でもこのみっつはすぐ思いつくでしょう。小アジ釣りにもこれは欠かせません。とはいえ、これだけでは不十分です。快適に釣りをしようと思えば、最低限、次に紹介するカテゴリーを揃える必要があります。

釣り道具…魚を釣るために必要なものです。

◇道具や魚を運ぶもの…釣り道具や魚をまとめて運ぶものです。

◇エサ関連…釣具店で買ったエサをそのまま持ち込むと不都合なことが発生します。ぜひ準備してください。

◇その他…上記のカテゴリーには含まれないけれど、絶対に持参してほしいものです。

ここでお断りを。釣りの必需品を紹介しているサイトはほかにもあります。しかし、ここでは最低限のグッズを取り上げるにとどめています。あれば便利なものは数々あるのですが、釣り道具を一から揃えるとそれなりの経費が必要になります。また、道具を揃えたはいいが、途中で断念する可能性もあります。経費をかけてそれがムダになるとすれば極力小さくしたいのは誰しも思うことでしょう。

●竿、リールはコスパがいいものを

小アジ釣りに適した竿は万能竿と呼ばれるタイプが最適です。一般に、竿はオモリ負荷で硬さを表示していますが、2〜3号というのがそれに当たります。これなら小アジ釣りだけではなく、チョイ投げやウキ釣り、ミャク釣りにも使えます。長さは4.5m、または5mが標準になります。

リールはスピニングリールで、1500〜2000番が手頃です。竿も含めて高価なものは必要なく、コストパフォーマンスが優れたもので十分です。

それともうひとつ、玉網も準備したいところです。小アジ釣りに玉網は必要ないと思うかもしれません。だが、海に帽子などいろいろなものを落としたとき、玉網は大いに役立ちます。サビキ釣りにスズキやヒラメが掛かったときも慌てなくてすみます。

●道具などを持ち運ぶバッグ類

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荷物が少なくて軽く、体力があれば自分で担ぐことは問題ありません。しかし、荷物が多くて重たい場合はカートを利用すると楽ができます。二往復しなければいけないところを一往復ですませられるのですから。

竿や玉網をまとめて運ぶには竿ケースが適しています。リールや仕掛け、その他の必需品を仕舞うタックルバッグも必要です。さらに、荷物をまとめて運ぶカートがあれば便利です。竿ケースを別にすると、タックルバッグ、クーラーボックス、バッカン(エサバケツ)という大きな道具があります。これを運ぶとき、車輪のついたカートがあればはるかに楽になるのです。

そして、釣り上げた魚を美味しく食べるには、氷の入ったクーラーボックスで冷やして持ち帰らなければなりません。エサに関連するバッカンや仕掛けについては別章で詳しく紹介します。

●その他

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ライトにはさまざまな種類がありますが、釣りの世界では両手が自由に使えるキャップライトが便利で、これがメインに使われています。釣り行く前は必ず電池をチェックしておきましょう。

釣りに必要なものは、上記のカテゴリーに入らないものがまだまだたくさんあります。

◇水汲みバケツ=エサや魚に触れると手が汚れます。そのためには水が必要ですが、堤防は往々にして足場が高く海水は簡単に掬えません。そこで、ロープで結んだ小型のバケツが必要になります。釣りを終えて帰るときはこのバケツで水を汲み、汚した堤防を洗い流しましょう。

◇タオル=釣りにタオルは欠かせません。汗や濡れた手を拭くのはもちろん、魚をつかむときもタオルでくるみます。海には毒トゲを持つ魚も珍しくありません。うかつに素手につかまないようにしましょう。

キャップライト=魚がよく釣れる時間帯は朝夕です。太陽が昇るころには釣りをスタートさせていたいから、まだ暗いうちに釣り場へ到着していなければなりません。まったくの初心者なら明るくなってから着いた方がいいでしょうが、慣れてくれば暗いうちに釣り場に入りましょう。そのためにはライトが必要です。

◇食料と飲み物=釣り場の近くにコンビ二があれば問題はないのですが、ほとんどの場合、近くに食料品店はありません。弁当やパン類、飲み物は持参しましょう。それに伴うゴミは自分で持って帰るのが原則ですから、ゴミ袋も必携です。

◇救急医薬品=魚のトゲやハリ先でケガをするのは日常茶飯事です。バンドエイドは常に用意しておきましょう。そのほか、害虫への対策や日焼け止めも忘れてはいけません。寒い時期なら使い捨てカイロもあれば助かります。

●ウェアは体を守るもの

釣りをするときのウェアは、自分の体を守るものと心がけてください。強い日光や風、波飛沫、転倒とアウトドアならではの原因がさまざまにあります。それらからいくらかでも守ってくれるのがウェアですから、長袖・長ズボンが原則です。肌を露出する半袖・短パンは禁物です。足元はスニーカー、または長靴がお勧めです。暑い時期はついつい半袖、短パン、ビーチサンダルという海水浴スタイルになりがちですが、それは極力避けてください。もちろん、帽子は忘れないように。

そして、忘れていけないのがレインウェアです。雨だけではなく、風や飛沫、寒さからも守ってくれますから、できるだけ持参してください。

●携行品チェックリスト

[釣り道具]

竿、リール、玉網

[バッグ類]

竿ケース、タックルボックス、クーラーボックス、バッカン、カート

[その他]

水汲みバケツ、タオル、キャップライト、飲食物、救急医薬品