最近話題のホバストって、どんな釣り方なの?
やたら釣れそうだから挑戦したいんだけど、やり方を教えてくれ。
↑のような疑問にお答えします。
2019-2020年頃にかけて、メディアやバスプロの間で話題となった「ホバスト」は新しいリグとして注目されています。
そこで、当記事ではホバストの特徴、釣り方、リグの作り方などについて筆者の経験を元にご紹介!
「ミドストの釣りで十分じゃないの?」と思われるかもしれませんが、ホバストにしかない魅力もあります。
かなり強力なリグなので、ぜひチェックしていってください。
話題のフワフワ系最新リグ「ホバスト」とは?
ホバストの正式名称は「ホバーストローリング」。
英語の「Hovering=ヘリコプターなどが空中で停止している状態」が名前の由来となっています。
ざっくりしたやり方としては、2-3インチのワームを水中で細かくシェイキングするのが基本。
浮いているバスをじっくり誘えるリグとして注目度が高まっています。
ホバストに似た人気リグ「ミドスト」との違いは?
ホバストに似たリグに「ミドスト(ミッドストローリング=中層付近をジグヘッドで誘う釣り方)」というものもあります。
関連記事>>>高実績!ミドストのおすすめワームをガチ厳選【スレバス・デカバス攻略にはコレだ】
リグの全体像としては似ていますが、一番大きな違いは「シンカーの有無」。
- ミドスト:ジグヘッドを使用(シンカー有)
- ホバスト:ノーシンカーフックを使用(シンカー無し)
ホバストにはミドストと違って、ノーシンカーフックを使います。
リグの沈下と前方移動を抑えつつ、浅いレンジをじっくり誘えるのが強みです。
簡単にいえば、より表層に特化したリグってこと。
ミドストでも十分ゆっくり誘えますが、ホバストを使えばさらにスローな攻略が可能となります。
使ってみてわかった!ホバストの良いトコロ
正直、筆者もホバストを試してみる前は
「ミドストでも十分ゆっくり誘えるのに、あえてホバストを使うメリットは無いのでは?」
と思っていました。
ですが、実際にホバストを使ってみると、多くの魅力に気が付いたわけです。
その魅力の代表例を2つほど紹介しておきます。
ホバストの魅力①浮いているバスを釣りやすい!
昼間など太陽が差している時間に釣りに行くと、バスがポカーンと浮いている時がありますよね。
このような条件下で、ホバストをするとバスがゆっくりと寄ってきてパクっとバイトしてくれるのです。
ワッキーリグやネコリグなどで反応がない場合や、ベイトを意識しているけど追い切れていない個体を釣りやすいことに気付きました。
ホバストの魅力②スイッチを入れる動きも演出しやすい
ホバストでは基本的にシェイキングによるアクションを重視しますが、トゥイッチによるスライドの大きいアクションも有効です。
バスの捕食スイッチが入りやすくなりますからね。
また、リアル系のワームとゆっくりと誘えるホバストリグの組み合わせは予想以上に強力。
大興奮のサイトフィッシングを楽しめるというのもいいですね。
ホバストはどんな時に使う?有効なシチュエーションを紹介
ホバストはノーシンカーフックとネイルシンカーを合わせる軽めのリグです。
どんなシチュエーションでも通用するわけではなく、ポイントによって向き・不向きがあります。
ホバストに向いているポイント
例えば、
- 流れの当たらないワンド
- クリアウォーター
- 晴天無風あつ、止水域
- 流れが緩やかなポイント
- オーバーハング
などはホバスト向きと言えるポイントです。
ホバストに不向きなポイント
他方、
- 流れの早い河川
- 雨や曇りによって水面下の状況が分かりづらい時
- 濁りが強いポイント(マッディウォーター)
等は、バイトが見えにくいのでホバストの釣りが成立しにくいです。
ホバストはフィネスな釣りなので、バイトを目で確認できるようなクリアウォーターなポイントを選びましょう。
ホバストのやり方とアクションのコツ
続いて、ホバストのアクション方法について一通り解説します。
ホバストのやり方①キャストして糸フケを回収
まず、キャストをしたらワームの位置を確認してラインスラックを適度に取ってあげましょう。
このときラインのゆるみを少し残しておくのがポイントです。
ホバストのやり方②ティップでシェイキング
糸フケを回収したら、ロッドティップでシェイクを加えていきます。
シェイクの強さはミドストよりもやや弱めにするのがおすすめです。
前方移動を抑えて、よりスローにバスを誘えます。
ホバストのコツ①アクションはラインに伝えよう!
感覚的な話ではあるんですが、ホバストではラインにアクションを加えるイメージを持つのが重要です。
リグ自体が軽いので、ラインにアクションを加える程度のシェイクでも、十分に有効な誘いを展開できます。
ホバストのコツ②変化を加えてバスの捕食スイッチを刺激しよう!
バスを寄せてからは、止めるもよし、リアクションバイトを狙うもよし、シェイキングを続けるもよしです。
あなたなりのロッドワークでバスの捕食スイッチを入れてあげてください。
バイト丸見えで捕食してくるので、慌てずにロッドを立ててファイトを楽しみましょう。
ホバストに適したおすすめフック
アイテムの種類は多くありませんが、ホバスト用のフックも発売されています。
おすすめアイテムをいくつかピックアップしておきましたので、よかったら参考になさってください。
おすすめのホバスト用フック①フィッシュアロー「スパインフック」
トータルバランスに優れたホバスト用フック。
フック軸にはキーパーがついており、ワームがズレにくいのも利点です。
おすすめのホバスト用フック②リューギ「ホバーショット」
リューギのホバスト用フック。
筆者も愛用するジグヘッド「ヴェスパ」のフックがベースになっており、刺さりも強度もワームのキープ力も優秀です。
ホバストにおすすめのワーム
ホバストで使用するのは、リアル系ワームが一般的です。
表層にいるバスは慎重にエサを選別しているので、なるべく本物の小魚に近いものを選んであげましょう。
筆者的なおすすめワームは↓の2アイテムです。
ホバストにおすすめのワーム①OSP「マイラーミノー 3.5インチ」
OSPから発売されているマイラーミノーは、ホバストに最適なワームです。
お腹のローリングはホバストとの相性が良く、視認性も高いですよ。
ホバストにおすすめのワーム②ティムコ「スーパーリビングフィッシュ 4インチ」
ティムコから発売されている「スーパーリビングフィッシュ」もホバストと好相性。
落ち着いたカラーが多く、クリアウォーターにも強いので、スレたバスも寄せやすいです。
釣り人側から見やすい背部の明るめカラーもGood!
ホバスト用フックはジグヘッド改造による自作も可能
ホバストで使うフックは特殊形状なので、残念ながら専用フックの市販化はそれほど進んでいません。
ただ、専用フックを買わなくても、ジグヘッドから自作する方法もありますのでご安心ください。
簡単にその手順を解説しておきますね。
ホバスト用フックの自作方法①ミドスト用のジグヘッドを準備
まず、フックに関してはミドスト用フックであるヴェスパの#3、1/32ozを準備しました。
ホバスト用フックの自作方法②ライターで炙ってシンカーを分離
ホバストリグのフックはノーシンカー状態で、アイが垂直状(90度)になっている必要があります。
ジグヘッドのシンカー部分をライターで炙って取り外してあげましょう。
(※このとき、火傷防止のためにペンチ等で挟むってことをお忘れなく!)
ライターで10秒ほど炙ると、シンカーが緩んで簡単に取り外せます。
これでホバスト用フックの完成です!
ホバスト用フックへのワームセットのコツを紹介
筆者が実際にホバストを試してみて感じたのが、「ワームセットが意外と難しい」件。
セッティングに手間取らないよう、1発でキレイにフックを刺すコツも紹介しておきますね。
ホバストのワームセット手順①フックの抜きどころをチェック!
まずはワームにフックをあてがい、針先を抜く位置を確認しておきましょう。
この手順を踏むことで、ワームを真っすぐセットしやすくなります。
ホバストのワームセット手順②頭からフックを刺していく
続いては、フックをワームの頭から刺していきます。
縫ざし仕様でフックを装着します。こうすることで、ワームのズレを防げます。
はじめに、ワームのセンター付近の上部に1センチの幅でフックを差し込みましょう。
一度抜いたフックを、ワームのセンター付近奥にまで這わせるように通します。
アイの位置とバランスが良い箇所でフックを抜いてあげましょう。
ホバストのワームセット手順③ネイルシンカーを差し込む
フックを刺したら、ネイルシンカーをワームの頭側に差し込みましょう。
以上を持ってホバストのワームセットは完了です!
フワフワアクションのホバストでバスを釣ってみよう!
今回は、ホバストリグの特徴、使いどころとなるポイント、釣り方、リグの作り方について徹底解説しました。
ミドストでは出せないアクションを生み出せるホバストリグは、見えているのに食わせ切れない個体に効果的にアプローチできます。
ワームとの間合い、捕食するかしないかの一瞬一瞬を楽しめるので興奮すること間違いなしです。
表層に浮いているバス攻略にぜひ、ホバストを活用してみてください!
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