沖の表層に湧くアジを仕留めるのに持ってこいの「フロートリグ」。
使い方・釣り方を心得ておけば、沖攻めの強い武器となります。
この記事では、フロートリグが適したコンディションや釣行時のアクションについて詳しく解説していきますので、ぜひお役立てください。
ちなみに、アジングのフロートリグについては以下の3記事にわたってガッツリ解説しています。
- アジングの遠投リグ「フロートリグ」とは?
- アジングの遠投リグ「フロートリグ」の使い方・釣り方を徹底解説【←本記事】
- アジングの遠投リグ「フロートリグ」に相性抜群のアイテムをご紹介
フロートリグの使い手になりたい方は、他の2記事にも目を通してみてくださいね。
フロートリグの使いどころ
アジングのフロートリグが特に活きるシチュエーションは以下の2パターン。
- 沖の表層に湧くアジを狙いたいとき
- アジの食いが渋いとき
表層を漂わせながらの誘いを活かせるシチュエーションがベストマッチです!
沖の表層に湧くアジを狙いたいとき
フロートリグが最も活きるシチュエーションは沖の表層にアジがわいているときです。
「見えているアジは釣れない」←これはアジングあるあるです。
常夜灯の真下にアジが見えるのに釣れない…。といったシチュエーションはよくありますが、こんな時にちょっと沖にキャストしてみると面白いように釣れるなんてことはよくあります。
足元の表層にアジが集まっているときは、少し沖でも同じ状態になっていることが多いです。飛ばしウキをつけて、遠投してみましょう!
夏場なんかは特に表層付近にアジがライズしていることが多いので、フロートリグが有効になります。
アジの食いが渋い時
フロートリグは飛ばしウキが海面に浮く構図となりますので、通常のウキ釣りのようにエサの部分だけを動かして誘うこともできます。
アジの活性が低い時間帯や個体数が少ないときに欠かせない、スローな誘いをするのにうってつけのリグなのです。
「アタリはあるけど、なかなか乗らない」といったシチュエーションでは、そのエリアに長時間ワームをステイさせることで、フッキングに持ち込める可能性も高くなります。
フロートリグが向かないコンディション
フロートリグが向かないコンディションの代表例は以下です。
- 風が強すぎ、潮が早すぎ
- アジが表層にいないとき
飛ばしウキが浮かぶことが仇となるパターンでは、使わない方が良いでしょう。
風が強すぎ、潮が早すぎ
フロートリグは飛ばしウキが海面に浮く構図になりますので、風が強いとラインが舞い上がり、潮が早いとどこまでもウキが流されてしまいます。
フロートリグはとても便利な遠投リグなのですが、風や潮、波の影響をモロに受けるという点は心得ておかなければなりません。
強風や激流といったコンディションではリグが制御不能になることも多いので、使用は控えた方が良いかもです…。
アジが表層にいないとき
フロートリグはウキを使って表層のアジを狙うための仕掛けですので、基本的にはボトム付近を狙うのには適しません。
飛ばしウキとセットにするのは1g未満の超軽量ジグヘッドが基本ですので、水深のあるフィールドで仕掛けをボトムまで送り込むには結構な時間が必要です。
2gや3gといった重ためジグヘッドを使って沈めるという荒業もあるのですが、それだとフロートリグを使う意味も薄れます…。
遠投してボトムを攻めたいときは、キャロライナリグやスプリットショットリグといったリグを使う方が良いでしょう。
フロートリグでの基本的なアジング釣法
アジングでフロートリグを使うべきタイミング、そうでないタイミングがわかったところで、フロートリグを使った実際の釣り方を見ていきましょう。
キャストやアワセについては他のリグとほぼ同じですが、アクションについては飛ばしウキを意識したものとなっています。
キャスト→(カウント)
まずは、キャストです。
飛ばしウキの重さを活かして、ゆったりとロッドのしなりを使うように投げるのがポイントとなります。
着水後、表層を引いてくるならすぐにアクションやリトリーブに入ってOKです。
少し仕掛けを入れてから釣りたい方は、ジグ単の時のようにカウントを入れましょう。
アクション
フロートリグを使うときのおすすめのアクションは以下の3種類です。
- ただ巻き(リトリーブ)
- リフト&フォール
- 巻かずにリフト&フォール
①ただ巻き(リトリーブ)
王道中の王道、「ただ巻き(リトリーブ)」です。
一定のスピードで巻くだけです。(いわゆる「横の釣り」)
反応が良くない時は
★巻く→ストップ・フォール→巻く→ストップフォール…
のように所々に食わせの間を入れてあげるのも効果的ですよ。
②リフト&フォール
ゆらゆら漂うものに口を使いやすいアジの特性を活かした釣り方、「リフト&フォール」。
ロッドを2~3回シャクった後に糸フケを取り、ラインを張って静止させます。
この動きを繰り返すことで、シャクってワームの存在をアピールして、フォールで食わせることができます。
③巻かずにリフト&フォール
「巻かずにリフト&フォール」はフロートリグならではの釣り方です。
ちょんちょんとロッドでアクションを付けたあとに、竿先を下げて糸を送り込むイメージでフォールさせます。
あるいは、フォールさせずに誘った後にその場で静止させるのも有効です。
「巻かずにリフト&フォール」は他のアクションと組み合わせるのもおすすめ。
リトリーブで引っ張ってきて、アタリが出たところで仕掛けを止めて誘うというイメージです。
他のリグならアジの群れがいるレンジを通過してしまうところですが、フロートリグを使えばアタリがでる位置で仕掛けをステイさせることができます。
アジが積極的にワームをチェイスしてくれない、渋めの状況では「巻かずにリフト&フォール」のスローな誘いは特に効果的です。
アワセ
フロートリグの飛ばしウキは中通し(遊動式)になっていますので、感度は良好。
アジのアタリも感知しやすいです。
違和感を感じたらロッドを軽く立てて、ラインを張ってあげましょう。
フロートリグで表層のアジを釣りまくろう!
アジングのフロートリグは、沖の表層にいるアジを狙い撃ちするのに最適な遠投リグです。
遊動式のウキがついていることで、仕掛けをその場で静止させてのスローな誘いも展開でき、渋めの状況でも真価を発揮します。
ジグ単以外のリグも試してみたいと思っている方は、アジングバッグに飛ばしウキを忍ばせてみてはいかがでしょうか?
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※それぞれ重さにバリエーションがあります。
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ちなみに、フロートリグと相性抜群のアイテムは以下の記事で詳しく解説しています。
ロッドやライン、ジグヘッドをフロートリグ仕様にカスタマイズしたい方はぜひご覧くださいませ~♪