これから大流行しそうなバス釣りの最新リグ「メタバマ」を徹底解説。
単体で使っても強力なメタルバイブとワーム4本を合体させる、豪華なセッティングとなっています。
難度の高い冬バス攻略も含め、年中使えるというのも魅力。
使った者勝ちの最新リグ「メタバマ」をこの機会にチェックしておきましょう。
注目の最新リグ「メタバマ」とは?
本記事で紹介する「メタバマ」はエバーグリーンの長谷川氏が考案した最新リグ。
ベイトボール(ベイトの群れ)をイミテートする仕掛けとなっています。
- 集魚力が高く
- 冬も含めて年中使えて
- ボートでもオカッパリでも有効な
最新爆釣リグとして、ジワジワ注目度が上がってきているところ。
2022年に大流行する予感がしてなりません。
ちなみに、「メタバマ」という名称の由来は至極単純。
メタルバイブ+アラバマ=メタバマ
という、非常にわかりやすいネーミングとなっています。
「メタバマ」に必要なものをチェック!
「メタバマ」を組むために用意すべきものは、基本的にメタルバイブとワーム(4本)。
たったこれだけでリグを組めちゃいます。
発案元であるエバーグリーンの製品で推奨されているのは↓のアイテム。
■メタルバイブ:「リトルマックス」
■ワーム:「ラストエース80F」
手持ちのメタルバイブやワームである程度代用も効くので、割と手軽に試すことができます。
「リトルマックス」の適正重量・カラーは?
メタバマに使う「リトルマックス」の重さは3/8ozが基本です。
余裕があれば軽めの1/4oz、重めの1/2ozも用意しておくと、状況に合わせた使い分けができてより便利になります。
メタバマでバスが食いつくのはワーム部分ですから、メタルバイブのカラーについては正直なんでもOKです。
しいていうなら、フラッシングの強いものだと、アピール力を上乗せできてええ感じといったところでしょうか。
ちなみに、エバーグリーンの公式動画では”ザ・銀”が使われていました。
「ラストエース80F」を合わせる理由は?
ワームに「ラストエース80F」が推奨されている理由としては、エラストマー素材が使われているからです。
一般的なワームよりも浮力が高く、ボトムに置いたときにワームが立ってくれます。
なぜ浮力が必要なのか?は↓を見ると一目瞭然。
ボトムで尾ビレが立ち上がった「ラストエース80F」は、エサをついばむベイトにそっくり。
バスからしたら無防備なエサにしか見えません。
水よりも比重が高いワームだとボトムに寝てしまうので、この演出が成立しないわけですね。
あとは、フックを浮かせることによる根がかり回避、丈夫でちぎれづらいってのも、エラストマーワームを使うメリットです。
最新リグ「メタバマ」の作り方&注意点を3ステップで解説!
続いては「メタバマ」の具体的な作り方を解説していきます。
作業の手間は少ないんですが、細かな注意点がいくつかありますので、そのへんを中心に解説していきます。
STEP①スナップ位置を”バジングアイ”に!
まずは、「リトルマックス」のスナップ位置を変更しましょう。
「リトルマックス」のボディー上部には3つの穴が空いており、スナップの取り付け位置を変えることで、ルアーのアクションを微調整できます。
それぞれのアイの名称は
- ディープアイ(前)
- レギュラーアイ(真ん中)
- バジングアイ(後ろ)
となっています。
メタバマで使う時は一番後ろの”バジングアイ”にスナップを取り付けましょう。
ここは間違えやすいポイントなので要注意です。
真ん中や前のアイ位置だと、ワームを4本つけたときの泳ぎが不安定になってしまいます。
バスに違和感を与えないためにも、スナップを”バジングアイ(一番後ろ)”に合わせるのをお忘れなく。
STEP②ワーム×4本をちょん掛け
スナップ位置の設定が済んだら、「リトルマックス」の4つのフックそれぞれにワームをちょん掛けしましょう。
「ラストエース80F」の下アゴにあるくぼみを目安にすると、ワームをつけやすいです。
STEP③1/4ozを使う場合はフックを交換
スナップ位置を変えて、ワームをつけたら、メタバマは(ほぼ)完成です。
ただ、1/4ozを使う場合に限っては、フックの交換が推奨されています。
理由は純正フックのサイズが異なるからです。
「リトルマックス」の純正フックサイズは
- 1/4oz:#8
- 3/8oz:#6
- 1/2oz:#6
という仕様になっています。
1/4ozの#8フックでは小さすぎて、フッキングに必要なフックの懐(フトコロ)を十分に確保できません。
せっかくのバイトを無駄にしないためにも、1/4ozを使う際には#6のフックに交換しておきましょう。
エバーグリーン純正の替えフック(#6)はコチラ↓。
メタバマは他社製ルアーでも組めるの?
ちなみに、「リトルマックス」や「ラストエース80F」に似たアイテムを選べば、エバーグリーン社以外のルアーでもメタバマを再現することは可能です。
具体的なポイントとしては
- メタルバイブ:ボティー中心に近いアイがある
- ワーム:80mm前後のフローティング、リアル小魚系
といったところ。
発案元の純正である「リトルマックス」や「ラストエース80F」を使うに越したことはありませんが、わざわざ買い揃えるのが面倒って方もいらっしゃると思います。
それに、「リトルマックス」や「ラストエース80F」はメタバマ以外でも人気のルアー。
時期によっては在庫が安定しません。
まずは代用できそうな手持ちルアーでメタバマの威力を試してみるってのもアリだと思います。
メタバマの使い方とおすすめアクション
お次はメタバマの具体的な使い方・アクションについて解説していきます。
メタバマで有効なアクションは以下の3つです。
- ただ巻き
- リフト&フォール
- ボトムシェイク(+ステイ)
ただ巻き
まず、定番はただ巻き。
メタルバイブの振動に合わせて、4本のワームが揺れながら前進します。
その動きは泳いでいるベイトの群れそのものです。
基本は一定の速度で巻いてれば問題ないのですが、巻きの速さを変えたり、ステイを入れたりといった変化をつけてみるのも良いでしょう。
リフト&フォール
着底させてからのリフト&フォールも有効です。
ロッドワークでボトムから軽くリフトアップし、糸フケをとってステイ。
底のエサを探してついばむベイトの群れを演出する誘い方です。
ボトムシェイク(+ステイ)
最後はボトムシェイク。着底させたら、竿先をちょんちょん動かしつつ、ゆっくりと糸フケを回収します。
底のエサを夢中で食べるベイトたちを再現するアプローチですね。
シェイクの後にはステイを入れるのも有効。
水流によってワームがゆらめくので、ボトムに置いているだけでもバスが口を使うきっかけを作ることができます。
メタルバイブの重量はどう使い分ける?
メタバマで使うメタルバイブの重量は、その時々の状況に応じて使い分けていければ、釣りの効率が良くなります。
重さを使い分ける基準は、水深やリトリーブ速度、サーチ範囲などですね。
使い分けのイメージをざっくり表にすると↓のとおり。
1/4oz | 3/8oz | 1/2oz |
---|---|---|
・水深が浅い ・スローリトリーブ ・近距離をピンポイントで | 基準の重量、万能 | ・水深がある ・速めのリトリーブ ・広範囲をサーチ |
メタルバイブを持っていないって方は、まず万能に使える3/8ozから揃えてみましょう。
実際に釣り場で使ってみて、必要性を感じたら別の重量を買い足すという形がおすすめです。
メタバマに適したタックルセッティングは?
続いては、メタバマにはどんなタックルを合わせればいいのか?という件についてです。
まず、基本的にメタバマに専用タックルは必要ありません。
いつも使っている巻き物用タックルを流用しちゃえばOKです。
メタバマに適したロッドは?
メタバマのリグ重量の目安としては
- メタルバイブ:1/4oz〜1/2oz(7〜14g)
- ワーム:約9g(2g強×4本)
という感じになっています。
最大で25gクラスのリグを背負うことができ、20g前後のルアーを快適に操作できるものが適任。
硬さ的にはM〜Hクラスのものが良いでしょう。
おすすめのロッドはエバーグリーン製品ならこのあたり↓。
エバーグリーン社以外で、コスパ重視ならコチラ↓がイチオシです。
≫関連:「20ゾディアス」のおすすめバーサタイルは1610M一択でしょ。
メタバマに適したライン・リールは?
ラインはフロロの12〜14ポンドのフロロカーボンラインを合わせるのがおすすめです。
王道のフロロカーボンラインはこれ↓ですね。
リールは上記のラインと巻き物に合うやつってことになります。
予算が潤沢な方なら「アンタレスDC」が鉄板です。(ギア比はHGあるいは、XGをお好みで。)
お手頃で、コスパの高いリールをお求めなら「SLX DC」なんかはいかがでしょうか。
いいことづくめではない!?メタバマのデメリットを解説
群れで泳ぐベイトを演出でき、破壊力抜群のメタバマ。なんですが、それなりのデメリットも存在します。
一番気になるのは、”地味に高額”という点でしょう。
メタバマ1セット(メタルバイブ+ワーム4本)を揃えるのに必要な金額は2,000円強。
まあ、、2,000円超のルアーなんて探せばいくらでもあります。
が!ロスト1撃で2,000円が消し飛ぶと考えると、決してコスパの良いリグとはいえません。
それなりに勝手がわかっているフィールドで使おう
そんなわけなので、メタバマを使うならある程度勝手がわかっているフィールドにしておいた方が無難です。
浮力の高いエラストマーワームがフックを持ち上げてくれるとはいえ、根がかりのリスクが消えるわけじゃないですからね。
ボトムの状態がよくわかっていない初場所に放り込んで連続ロスト…ってなことになると、メンタルがやられます。
根がかりリスクの管理、根がかりしたルアーの回収対策は万全にしておきましょう。
でも、2,000円を放り込む価値は十分にアリ
とはいえメタバマは、総額2,000円を水に放り込むだけの価値があるリグです。
- メタルバイブ+ワーム4本による抜群のアピール力
- 大きなバスも、小さなバスも狙える汎用性
- ワームがついているぶん吸い込みが良く、フッキング率が高い
- 使っている人が少ない最新リグだから見切られづらい
- ネチネチ系の誘いもできてスレバスにも効く
- 冬を含めてオールシーズン使える
などなど、山ほどメリットがあります。
最初の1セットを揃えるのに必要なのは約2,000円ということで、バカ高いわけでもありません。
手持ちのアイテムを流用することもできますし、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
最新リグ「メタバマ」は使ったもん勝ち!
というわけで、2022年に流行しそうな最新リグ「メタバマ」の紹介は以上です。
鬼のようなアピール力を持ちながら、メタルバイブにワーム4本をちょん掛けするだけで完成するという手軽さもあり。
年間を通して使える強力なオプションになってくれることは間違いありません。
ちょっぴり勇気を出して、メタルバイブとワーム4本を水に放り込んでみてはいかがでしょうか。