茨城県に位置する涸沼(ひぬま)は汽水湖として有名で、様々な魚を狙えるフィールドです。
年間を通じて多くの釣り人が足を運び、シーバス釣りからブラックバス釣り、コイ釣りなどルアー釣りやエサ釣りを楽しめます。
そんな涸沼で釣れる魚種と周辺施設についてご紹介します。
涸沼とは?
涸沼は茨城県鉾田市にある汽水湖で、大洗町をまたがる那珂川と涸沼川の合流地点に近い湖です。
通常の湖と違い、大洗海岸の海辺に近いため豊富な量の魚が生息しており、年間を通じて様々な生き物が姿を現します。
釣れる魚種としては主に、シーバス、ブラックバス、ハゼ、コイ、うなぎなどです。
汽水湖のため塩分濃度が高い時期にはカレイなども釣れる事例があります。
加えてシジミの生産も活発な地域で、豊富な水産資源があることが分かります。
レジャーに関しても涸沼の北部側に涸沼自然公園があり、釣りだけでなくキャンプも楽しめる施設があります。
涸沼で狙える魚とは?季節別で釣れるおすすめの魚を紹介
涸沼は有名な釣りフィールドで、特にシーバス釣りに関しては釣り番組の取材が頻繁に行われるほどポテンシャルの高い釣り場です。
シーバスだけでなく、涸沼に生息している多様な魚について詳しく紹介します。
シーバス
涸沼といえば「シーバス」と言われるほど、毎年5月後半から10月後半頃にかけてシーバスが海から遡上してきます。
ポイントとなるのは涸沼全域で、主にベイトとなるイナッコ(ボラの幼魚)を追いかけています。
ですので、ベイトが水面で跳ねていたり、シーバスのボイルが発生している時は絶好のチャンスで連発も可能です。
涸沼のシーバスは冬の期間に沖合でイワシなどのベイトを大量に捕食しているランカーサイズ(80cmクラス)のシーバスも釣れるフィールド、全国からシーバスアングラーが集う場所でもあります。
シーズン中はとにかく魚影が濃いので、誰にでも釣れるチャンスがあります。通常のシーバスタックルで狙えるので春から秋シーズンにかけて訪れたいですね。
セイゴ
セイゴはシーバスが親サイズであると子供サイズのことを指します。
同じ魚種ではありますが30cm程度までのサイズをセイゴと呼びます。
一方で30-60cmサイズはフッコ、それ以上になるとシーバスと呼ばれるのが通例です。
涸沼にはセイゴも多く生息しており、ウキ釣りや投げ釣りで良く釣れるターゲットです
シーバスはちょっと難易度が高いと感じる人でも、セイゴであれば容易に釣れるのでおすすめです。
ハゼ
涸沼の水底は、基本的には泥状です。また岸際にはテトラポッドや小さな石が埋められており、ハゼの格好な住み場になっています。
そのため、ハゼ釣りを手軽に楽しめるスポットで数釣りが楽しめます。
タックルもちょい投げのスピニングタックル、あるいは延べ竿での浮き釣り仕掛けで手前に落とすだけで釣れます。
もちろん釣れたハゼは唐揚げや天ぷらで食べると美味しいので、おすすめです。
子供連れのご家族や友人との釣行で最も簡単にチャレンジできる釣りですよ。
うなぎ
涸沼には小さなハゼやイナッコ、川エビなどが生息しており、これらのエサを食べているうなぎがいます。
初夏〜秋にかけて堤防の真下や、穴場となるゴロタ場にミミズや魚の切り身を落としてあげると良く釣れます。
サイズも良型が狙えるので、食べ応えもありますよ。
ただし夏の時期は濁りもあるので、適度な泥抜きをしてから頂きたいです。
コイ
涸沼には巨大なコイが生息しており、実際に著者も89cmの巨大コイを釣り上げたことがあります。
タニシやシジミを捕食しており、ぶっくりと恰幅の良い個体が多いです。
シンプルなぶっ込み仕掛けで狙えるので、迫力ある釣りをしたい方におすすめです。
涸沼自然公園について
涸沼の北側には、涸沼の自然を堪能できるキャンプ場や広場があります。
駐車場やトイレもあるので要チェックしておきたい場所です。
涸沼自然公園の施設情報について
所在地:〒311-3124 茨城県東茨城郡茨城町大字中石崎2263
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:4月~10月・無休
11月~3月・月曜(祝日の場合、次の日)
12月28日~1月4日
入園料:無料
駐車場:有り
トイレ:有り
詳細はこちら
涸沼にはテントを持ち込めるテント場やバーベキュー場、サッカーやテニスができるレクリエーション施設、自然の景観を楽しめる各広場があります。
夜間に釣りをする場合はキャンプ場利用者もいることを想定し、騒音や大きな声を出さないように注意しましょう。
涸沼で四季折々の釣りを楽しもう!
涸沼の釣りについてご紹介しました。涸沼には数多くの魚が生息しており、釣れる魚種が豊富なことが魅力です。
春から夏の時期にかけてはルアーであればシーバス釣り、エサであればコイ釣りやうなぎ釣りなど幅広い釣りが楽しめますよ!