ワームには塩が入っている?ソルト・ノンソルトワームの特徴とは?

「ワームには塩が使われているみたいだけど、どうしてだろう?」

「ソルトイン・ノンソルトでワームの動きに違いはあるのだろうか?」

ワームを触ると塩っぽいのを見かけたことのあるアングラーは少なくないはずです。そして、どうして塩が入っているんだろうと一度は疑問に思ったこともあるでしょう。

そこで、ワームに塩が入っている特徴について詳しく解説します。また、ソルトイン・ノンソルトにおけるワームへの影響等も解説します。

当記事を読むことで、塩を理解した上でワーム選択ができるようになるので釣果にも繋がります。ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね!

目次

ワームには比重がある!ソルトの役割とは何か?

撮影:筆者

ワーム商品のパッケージを見ていると「塩入り」「ソルト」などと表記されたパッケージを見かけたことはないでしょうか?

釣り初心者の方からすると、何のことだろうと思ってしまっても当然ですよね。実は、ワームには塩を素材に配合している場合があります。

基本的に、塩を使用することで得られる効果は3つです。

  • ワームの自重を上げて沈下速度を早めることができる
  • 塩味の効いているワームへ食いつきが良くなる
  • ワームのフォール時にバランスを保ったり、絶妙なアクションを発生できる

となります。

フィッシュイーターを狙うためには、的確なポイント、水深、好むアクションを生み出す必要があります。それゆえ、釣れる条件に合わせてワームの比重を変えてあげる必要があるのです。

筆者を含め、多くのルアーフィッシング愛好家の間では、ソルトインワームの強みは比重によるメリットです。先述したように、沈下速度のアップや自発的なアクションを発生することが強みとなります。

ソルトインワームの使いどころとアクションへの影響とは?

ソルトインワームは、塩が入っていることで自重を重くすることができる点です。そのため、飛距離を活かして遠くのポイントからじっくりと誘いを入れられます。

とりわけ、ノーシンカーリグやマス針などのセッティングでもユラユラと適度な間隔でフォールしてくれます。キャスト後のフォールでしっかりと狙えるのが、ソルトインワームにおける最大の魅力となります。

ただし、塩が混入していることでワーム素材が脆くなりやすい性質があるので、カバー周りでの使用は消耗しやすいデメリットもありますよ。

ノンソルトワームの主な特徴とアクションへの影響とは?

ここまで、ソルトインワームについて紹介してきましたが、ノンソルトタイプのワームもあります。

ノンソルトタイプのワームは、塩がワーム素材に混入していないので触った感触から軽さを感じ取れます。実際、キャストをしてみると表面張力で浮いてしまう場合もあります。

また、アクションへの影響はソルトタイプよりも水を弾く感覚が強くなります。ピンテール系であれば水を流しやすく、テール系ワームの場合は軽やかに回転するアクションが付けやすくなります。

このような軽さを活かせるので、水面の虫系パターンや表層〜中層におけるベイト系ワーム(ミドスト/ホバスト)の釣りが容易に行えますよ。

ソルトイン・ノンソルトワームの使い分けについて

メーカーによっては、ソルトイン/ノンソルトのワームが発売される場合もあります。ここでは、両者の使い分けについてシチュエーションを想定して解説します。

ソルトインワーム

ソルトインワームの使いどころは、

  • 深場をゆっくりと誘いたい時
  • 浅場のカバー周辺
  • 漂わせる系のアクションを出したい時

のように、上記の3つがメインとなります。

基本的には、ノーシンカー系のリグで重宝されているのでノーシンカーオフセットリグによるじっくりとした誘いに強いです。

その上、浅場におけるカバー周辺では強調しすぎないスピードでフォールするアクションが効くこともあります。軽めのカバーにおいて効果を発揮しますよ。

ソルトイン系ワームといえば、ブルフラットの螺旋フォールが魅力的です。デッドベイトのような演出ができるので、魚が思わず反応してしまいますよ。

ノンソルトワーム

一方、ノンソルトワームが効くシチュエーションは以下のようなタイミングです。

  • クロー系ワームをテキサスリグで使用したい時
  • フリーリグによるゆっくりとしたアクションを演出したい時
  • 中層〜表層系のベイト系ワームを漂わせたい時

となります。

クロー系ワームにはノンソルトモデルも多く、ボディやテール、ハサミの部分がノンソルトになっていることでアクションにメリハリが生まれます。
例えば、フォール中はバタバタと動くのに対して、ボトム着底後はユラユラと前方のテールから倒れ込んでいきます。

あえて塩を抜くことで、パーツ本来の良さを引き出せるのでボトムや水面付近でのアクションに最適です。

表層ただ巻きで効果抜群なノンソルト系ワームで、ベイトを意識している個体がよく釣れます。

ワームの比重を理解して釣果へ繋げよう!

撮影:筆者

今回は、ソルトイン/ノンソルトモデルにおけるワームの特徴について解説しました。

ワームに使用される塩は微細ではありますが、匂いや比重、重量を重くする観点から非常に大切な要素です。反対に、ノンソルトワームにしか出せない独特のアクションもあるので、同じワームでも使い分けを意識することが大切です。

各条件にマッチするポイントに応じて、ソルトイン/ノンソルトのワームを使い分けてみてくださいね。

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