今回は、道内でも未知のフィッシングフィールドが多い【道北エリア】です。何と言っても日本最北端を有する道北エリアですので、北海道の方も、なかなか手を出さないエリアといってもいいでしょう。とはいえ北海道第二の都市旭川がありますので、観光はもちろん、食べ物もたくさんあります。フィッシングフィールドとしては日本海とオホーツク海いずれもToughなポイントが多く、河川はあの幻のイトウが生息する河川や湖があり、その魅力に取りつかれたアングラーも少なくありません。そんな道北で、どんな行程で釣り旅行するのが、最善なのか?そして各フィッシングフィールドのターゲット魚種や時期をご紹介します。より北海道への釣行ツアーが現実味が出てくると思います。
道北の街は稚内・旭川・留萌・羽幌・上川・名寄・紋別などがあります。観光地もたくさんあります。特に魚介のウニ・アワビ・甘えびですね。おいしいお酒もたくさんあります。釣りのお供で、ご賞味していただきたいグルメ情報やお土産なんかも、今回もおまけで載せておきます。お楽しみに~
1道北の釣り行程について
道北は一番北海道らしさを感じられるかもしれません。その分、移動距離が尋常じゃありません。本州からの空港は稚内空港・旭川空港・オホーツク紋別空港になりますが、それぞれ目指す地域によって空港を選ぶ必要があるので、各路線を確認してから行程を決めましょう。ちなみ道北には本州からのフェリーはありません。ですので道北へ直接来るにはは飛行機のみとなります。
飛行機の場合
道北は空港は3か所ですが、旭川空港は便数が多いので復路で利用すると便利でしょう。事前に確認して釣りの行程を計画してください。長期休暇でじっくり攻める方にも最高なエリアとも言えます。稚内IN→旭川OUTや紋別IN→旭川OUTなど、ご検討ください。

稚内空港・旭川空港・オホーツク紋別空港の路線について
稚内空港・旭川空港・オホーツク紋別空港(道東編にも記載)には以下の発着があります。(2020年2月現在です。季節限定便もありますので詳しくは航空会社・各空港の情報をご確認ください)
空港名 | 路線 | 航空会社 |
稚内空港 | 東京 | ANA |
旭川空港 | 東京 | ANA・JAL・AIR DO |
旭川空港 | 名古屋 | JAL |
オホーツ紋別空港 | 東京 | ANA |
道北エリアのターゲットフィッシュ
道北は日本最北端の稚内、北海道第2の都市旭川があります。日本海側には利尻島、礼文島があり、留萌市などの漁港が並び、一級河川の天塩川、留萌川があります。オホーツク海側は紋別町、枝幸町などがあり、一級河川の渚滑川があります。
今回は日本最北のエリアをご紹介します、稚内エリア・留萌エリア・旭川エリア・紋別エリアの4エリアに分けてご紹介します。日本海・オホーツク海に面した海岸には漁港が大小合わせて約47あります。ロックフィッシュ・ショア・オフショアはもちろん。アキアジ(サケ)・海サクラマス・海アメマスなどがメインターゲットとなります。
河川については、北海道の一級河川が3河川あります。天塩川・留萌川・渚滑川の水系が道北河川のほとんどを占めます。もちろん他の河川もあります。サケ・マスの内水面保護をしている河川が多く釣りが禁止されている河川も多いので注意しましょう。川のフィッシングフィールドは他の道内エリアより水系が豊富で、特にイトウが生息する河川や湖が多く大切に保護されている地域でもあります。自然湖はクッチャロ湖・ポロ沼湖などがあります。ダム湖はイトウで有名な朱鞠内湖や岩尾内湖、忠別湖などダム湖もいくつかありますが、おすすめフィッシングポイントとして有名なのは朱鞠内湖ですね。(釣りができない漁港、河川や湖もあります、下部のルールを参照してください。)北海道の4エリアでいうと道北は海・河川・湖と様々なフィールドがありますが、各ポイントからの移動距離があります。北海道で釣りしてる感覚は味わえますができるだけポイントを絞ってとことん攻めるというほうがよろしいと思います。道北エリアで是非ターゲットとしてほしい魚に絞ります。わざわざ道東エリアで釣るまでもない魚は除きます。

道北は大きく以下の4つに分かれます。
① 稚内エリア
空港もある稚内を拠点として攻めるのがいいと思います。特に稚内は、釣りも良し、食べ物も良しですので、特に稚内周辺の漁港を攻めるのであれば、稚内拠点で行きましょう。オホーツク海側の海岸を攻める場合は浜頓別町が良いと思いますが宿泊施設があまりありませんのでご注意ください。

写真:筆者
【移動距離目安】
- 稚内空港→稚内:車で約40分(高速利用なし)
- 稚内→浜頓別:車で約1時間30分(高速利用なし)
- 稚内→枝幸町:車で約1時間(高速利用なし)
- 稚内→天塩町:車で約1時間10分(高速利用なし)
- 稚内→羽幌町:車で約2時間10分(高速利用なし)
ショア・オフショア
日本海側は特にショア・漁港での海のビックトラウト、サケ・海サクラマス・海アメマスの人気が高いエリアです。日本海を道南→道央と上ってきて、大きくなった70~80cmを超えるサクラマス・アメマスは圧巻です。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?ロックはでソイやメバルを中心にアイナメ(道内ではアブラコといいます)が多く生息しており、魚影は濃いと思います。オホーツク海側も同様にサケ・カラフトマスの釣り人気が高いエリアが続きます。状況によってどちら側を攻めるか?を選べる強みがあるのが道北です。
オフショアでもサケ・サクラマスが盛んです。時期になるとホッケも釣れます。ホッケ好きにはたまりませんよね。是非、本場の美味しいホッケを釣ってみてください。それと北海道の離島があります。いずれも海釣りパラダイスです。利尻島・礼文島は稚内からフェリーで行けます。天売島・焼尻島は羽幌町からフェリーがあります。いずれもデカ鱒とデカソイを狙うなら行って見るのも良いでしょう。
稚内周辺 | ターゲット魚種(魚影が濃い◎⇒まあまあ△) |
ロック | ◎サケ・◎サクラマス・カラフトマス(オホーツク海側)・◎アメマス・◎アイナメ・◎クロソイ・マゾイ・シマゾイ・ムラソイ(離島)・◎エゾメバル・カジカ・◎ホッケ・カレイ類 |
サーフ | ◎サケ・◎サクラマス・カラフトマス(オホーツク海側)・◎アメマス・アイナメ・クロソイ・エゾメバル・ホッケ・◎ヒラメ・カレイ類 |
オフショア | ◎サケ・◎サクラマス・カラフトマス(オホーツク海側)・◎アメマス・◎アイナメ・◎クロソイ・◎マゾイ・シマゾイ・◎エゾメバル・カジカ・◎ホッケ・◎ヒラメ・カレイ類 |

写真:筆者
河川・湖
道北の日本海側は、自然湖がいくつかあります、いずれもイトウの生息地でありますが、汽水湖や湿原地帯が多く入渓する場所を探すのが困難と思います。イトウを狙うのであれば、やはり河川です。一級河川の天塩川が有名ですね。ここにはイトウの魅力に憑りつかれたアングラーたちが通うスポットでもあります。
ターゲット魚種(魚影が濃い◎⇒まあまあ△) | |
河川 | ◎アメマス・イワナ・◎ヤマメ・◎ニジマス・△イトウ |
湖 | △イトウ・アメマス |
② 留萌・朱鞠内湖エリア
留萌周辺の日本海側を攻めるのであれば、留萌市内を拠点にすると便利です。また朱鞠内湖・岩尾内湖・天塩川上流をターゲットとする場合は名寄が便利です、この辺には温泉地はありませんが、いくつか温泉がありますので、寄り道して休息することをおすすめします。温泉で疲れを癒しながらの釣りツアーも満喫できます。

写真:筆者
【移動距離目安】
- 旭川空港→留萌:車で約1時間50分(一部高速利用)
- 旭川空港→朱鞠内湖:車で1時間50分(一部高速利用)
- 旭川空港→名寄:車で約1時間40分(高速利用)
ショア・オフショア
留萌周辺の日本海側は、サーフもありますが、漁港が多く、いずれもサケ(アキアジ)釣りが盛んです。もちろん漁港、磯場でのロックフィッシュも楽しめます。
内浦湾側 | ターゲット魚種(魚影が濃い◎⇒まあまあ△) |
ロック | ◎サケ・サクラマス・◎アメマス・◎アイナメ・◎クロソイ・◎エゾメバル・ムラソイ・ホッケ・カジカ・ヒラメ・◎カレイ類 |
サーフ | ◎サケ・サクラマス・◎アメマス・◎アイナメ・◎クロソイ・エゾメバル・ムラソイ・ホッケ・カジカ・◎クロガシラ・カレイ類 |
オフショア | ◎サケ・◎サクラマス・アメマス・◎アイナメ・◎クロソイ・◎エゾメバル・ムラソイ・カジカ・◎ホッケ・◎カレイ類 |
河川・ダム湖
道北の最大のフィッシングポイントといっていいでしょう。朱鞠内湖です。この湖に『イトウ』を追い求めて通うアングラーが多いですね、私もその一人です。朱鞠内湖はイトウが有名ですが、アメマス・サクラマスもターゲットとして釣ることができます。冬は氷結するためワカサギ釣りで有名です。
河川については一級河川の天塩川、イトウが生息しますが、なかなか釣れてくれません。天塩川水系の支流の河川もニジマス・ヤマメやイワナなどが生息する河川は多いです。
ターゲット魚種(魚影が濃い◎⇒まあまあ△) | |
河川 | イトウ・アメマス・イワナ・◎ヤマメ・◎ニジマス |
湖 | イトウ・アメマス・サクラマス *禁漁期間、遊漁料が設定されています。 |