【ポイント紹介】支笏湖フィールド徹底解説!

目次
支笏湖の夕日
写真:筆者

③虹鱒橋・姫鱒橋~モーラップキャンプ場

画像出典:Google Map

Ⓐ虹鱒橋・姫鱒橋

支笏湖最大の人気ポイントといっていいでしょう。橋の名前から、もう釣れそうですよね。湖岸まで降りるのに勾配があり15分ほどかかりますので、帰りの登りを考えて体力に自信のない方はお気を付けください。ビックレインボー、ビックブラウンがよく釣れる場所として有名です。前ページ写真のブラウントラウト70cmは、このポイントです。

Ⓑ大沢橋

ここも人気の橋です。虹鱒橋・姫鱒橋に車があって先行者が多い場合、大沢橋を攻めるというアングラーも多いです。同じくビックブラウン、レインボーが上がるポイントとして人気があります。

Ⓒモーラップキャンプ場

モーラップキャンプ場は美笛キャンプ場と同じく家族連れやキャンプをしながら釣りができる最高の場所です。砂場が続きアプローチがしやすく、バックが取れるのでフライマンに人気です。時折大型も上がりますが、入りやすい分、魚影は薄い印象です。

④旧有料道路~旧ポロピナイキャンプ場

Ⓐ旧有料道路(テトラ帯)

その昔、この道路がない時代には支笏湖温泉から丸駒温泉側には、船で渡っていたのです。1967年に北海道の観光事業として有料道路が造られました。1984年までは有料だったことから旧有料道路と呼ばれています。東側は風下になる事が多く、せっかく造った道路が波で浸食するのを防ぐために支笏湖で唯一テトラが設置されています。ポイントとしてはテトラ上からのアプローチになる為、足場が悪いのが難点ですが、いきなりドン深なので、ビックトラウトの回遊が多くみられ多くのアングラーが狙っています。必ずライフジャケットを付けての釣行しましょう。

Ⓑ旧有料道路(砂地帯)

ポロピナイ、札幌方面へ向かうとテトラ帯が終わり、砂浜になります。キャンプ場前まで砂地が続き、手前が少し浅瀬になります。駐車場もあるため、入渓しやすく人気があります。あまり大型の個体が上がった話は聞きませんが、40~50cmクラスは釣れます。特に春先は温泉地が近いため、水温が上がりやすくベイトを追いかけてくる個体もいます。

アメマス
写真:筆者

Ⓒ旧ポロピナイキャンプ場

旧ポロピナイキャンプ場です。2020年現在キャンプ場は営業していません。ポロピナイ食堂が夏季シーズン中は営業しており美味しいヒメマスが食べられます。夏休みになると家族連れが貸ボートで遊べる場所です。ちょい投げでも小さなアメマスは釣れます。

⑤旧伊東温泉~オコタン岬

Ⓐ旧伊東温泉跡地

かつては、丸駒温泉と並んで、露天風呂が有名な秘境の温泉宿でした。今はすべて解体され更地になっています。湖岸は当時のまま護岸されており、岸壁からのアプローチになる為。釣りにくさはありますが、ご家族で行くなら景色を見ながら楽しめるかもしれません。大型はあまり望めないポイントですが、いまだに温泉の熱で水温が高いため、春先や、晩秋には狙い目かもしれません。

Ⓑ丸駒温泉

支笏湖の秘湯と言えば、丸駒温泉旅館。道民なら行かれた方も多いと思います。古くはなりましたが露天風呂からの支笏湖の夕日の眺めは湖の夕日としては北海道随一だと思います。日帰り入浴も出来ますので、釣行で疲れた身体を癒すにも最適です。ポイントまでは丸駒温泉駐車場から右の湖畔へ降りていくのですが、温泉の駐車場は宿泊客、日帰り温泉客のみですので、旅館に迷惑をかけないよう注意してください。

Ⓒオコタン岬

オコタン岬までは、丸駒温泉手前の林道を2㎞ほど歩く必要があります。しかし歩いていくだけの価値があるポイントです。以前はこの奥にはオコタンキャンプ場がありました(現在は営業していません)。そこにオコタンペ湖から流れ込む小さなオコタンペ川があり、支笏湖の中でも人気のキャンプ場でした。以前はこのキャンプ場までオコタンペ湖を経由して車で行けたのですが、2014年の大雨災害で通行止めとなりました。このオコタン岬までが北湖岸の一番奥のポイントとなります。この奥は人がいけなくなったことにより、手つかずの自然があり、トラウトたちの聖地となっていることでしょう。林道を行く場合は熊に注意です。

オコタン岬奥
写真:筆者

シーズン情報

春(3月~6月)

雪解け前から春のシーズンが始まります。日が当たる、北岸のポロピナイ、丸駒温泉側が水温が高いため、ベイトが集まりやすく、ビックトラウトがクルージングし始めます。逆に低温を好むアメマスはまだ日が当たらない北岸から活動し始め、生まれたての小さなアメマスが岸よりし始め、それを狙うブラウントラウトも徐々に活性が上がり始めます。早ければ5月中旬から、エゾハルゼミが鳴きだし、6月ぐらいまでセミルアーの釣りが出来る様になります。

夏(7月~8月)

7月の中旬ぐらいまでが前半の釣りになります、水温が上がり始めると藻が発生し支笏湖の特徴である透明度が失われ濁り始めます。トラウトたちは深場へと移動し始めて湖水のターンオーバーが行われるまではしばらく釣れなくなります。支笏湖の夏枯れです。それでも美笛川などのインレットは冷水が注いでおり通年狙うアングラーは流入河口付近を狙っています。キャンプをしながらの釣りには良い時期です。 

秋(9月~11月)

一番支笏湖が釣れる時期です。水温が下がり始めると、トラウトたちの活性が上がり始めます。魚体も大きく育ちパワフルなファイトが楽しめる時期に入ります。特に産卵前のトラウトたちが荒喰いが増えますので、大型のミノーやジグにも反応が良くなります。

冬(12月~2月)

支笏湖は不凍湖なので、釣りの冬休みがありません。私もそうですが、物好きなアングラーは雪も降りますが、ロッドも振ります(笑)産卵期を過ぎ、冬はベイトが少ないため、ルアー目掛けて化物の様なビックトラウトが飛び出すこともあります。そんな出逢いをするために寒い中、通い詰めるアングラーも少なくありません。

以下のページで湖の釣行テクニック・知識などを支笏湖をモデルに詳しく掲載しています。是非ご覧ください。

https://gyogyo.jp/archives/8243

周辺情報

支笏湖温泉エリア

宿泊・温泉街

支笏湖温泉街には高級温泉ホテルからロッジまで10施設ほど集まっており、レストランやお土産屋もあります。他の温泉地と趣は少し違いリゾート感がある温泉地です。支笏湖温泉旅館組合のサイトにいろいろ掲載しています。是非ヒメマス食べてくださいね。(ヒメマスは6月~8月が解禁です)

遊覧船

アングラーの方は、この遊覧船に一度乗ることをお勧めします。理由は支笏湖観光船のHPを見ていただくとわかりますが、船の下のフロアに降りると、窓があり湖の中が見れます。観光船のルートは湖岸の近くにも行くので、水中の掛け上がりが見られます。是非ご乗船してみて下さい。

支笏湖ビジターセンター

支笏湖ビジネスセンターは、より支笏湖を知りたい方は、是非立ち寄ってみてください。歴史や自然の事がたくさん展示しています。ヒメマスの水槽なんかもあります。

アクセス

札幌からも、近く、新千歳空港などからもアクセスしやすいです。札幌、千歳、苫小牧が近くの街になります。

道央の釣り行程の記事でアクセスについて詳しくご説明しています。是非ご覧ください。

https://gyogyo.jp/archives/20534

まとめ

いかがでしたか?北海道の支笏湖フィールドは、道内アングラーはもちろん道外からも訪れ、なんとかビックトラウトに巡り逢うために切磋琢磨しているアングラーも少なくありません。是非チャレンジしてみてください。

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