ダイワから新たに発売されるエギ「エメラルダス ピーク」の魅力に迫ります。ヤマラッピ氏が作り込んだアイテムだけに、注目せずにはいられません。
春イカシーズン開幕に合わせた発売となりますので、エギング好きは要チェックですぞ!
開発者が語る、釣れるエギの2タイプ
「エメラルダス ピーク」の開発者は、エギング界のカリスマと呼ばれる山田ヒロヒト氏(愛称「ヤマラッピ」)。
そんなヤマラッピ氏が語る、最先端のエギングシーンで2大ジャンルとなるエギが↓です。
- ダート系
- 抵抗系
「エメラルダス ピーク」を活かすために必要な情報ですので、それぞれについてサラッと解説しておきます。
エギングの王道”ダート系”
まず、前者(ダート系)はエギングでは定番のダートアクションを主体に攻めるモデル。
左右へのダートでエギの存在をアピールし、その後のフォールで抱かせる王道のヤツです。
この記事で紹介する「エメラルダス ピーク」はダート系にカテゴライズされます。
従来のダート系エギ「エメラルダス ダートⅡ」の後継モデルということになりますね。
ダート系に反応しないイカには”抵抗系”
ところが、そんな王道のダート系エギに反応しない気難しいイカもいます。(特に春は…)
そこで必要になってくるのが後者の”抵抗系”エギです。
- イカを刺激しない、控え目かつ2D気味のアクション
- 流れに乗せて釣れる潮を探すドリフト仕様のファットボディー
- 抱かせの間をたっぷりつくるスローフォール
という特徴があります。
ダイワ製品でいえば、釣れスギると話題の「エメラルダス ステイ」が抵抗系に該当しますね。
要は、使い分けが重要ってことです。
で、”ダート系”と”抵抗系”のどっちがいいわけ?
って話なんですが、ぶっちゃけ何とも言えません。
- ”ダート系”にしか反応しないケース
- ”抵抗系”にしか反応しないケース
があるので、こればっかりは釣り場に行ってみないとわからないんです。
”ダート系”と”抵抗系”の両者をオプションとして確保しておき、ローテしていくのが最強ってことになります。
ダート系の頂点!「エメラルダス ピーク」の特徴
さて、前口上はこれぐらいにして、エギングの軸を担うダート系を極めた「エメラルダス ピーク」の特徴を見ていきましょう。
↓の4つのポイント
- 広範囲にアプローチできる高飛距離設計
- ベタに釣れるダートアクション
- 計算し尽くされたフォール姿勢・速度
- 適度な抵抗感でドリフトにも対応
に分けて、「エメラルダス ピーク」の特徴を紹介していきます。
広範囲にアプローチできる高飛距離設計
まずは、サーチ範囲を広げるために必要となる飛距離。
「エメラルダス ピーク」は、フォール速度とバランスを取りつつ、しっかり飛ばせる重さ(3.5号で19.5g)に設定されています。
それに加え、空気抵抗を減らし、安定した飛行姿勢を生むボディーの設計も飛距離アップの源です。
エギの発見後にしばらく追いかけて様子を見ることが多いアオリイカの生態的にも、飛距離のアドバンテージは絶大。
ガッツリ飛ばせる重量・ボディー設計は間違いなく強みとなります。
ベタに釣れるダートアクション
前述のとおり、「エメラルダス ピーク」のアクションは王道のダート系です。ロッドをシャクると、上下に加え、左右への動きも演出できます。
キレのあるワイドな動きで誘惑し、周辺のイカを効率よく寄せるのが得意です。
そして、ダートはダートでも、
- 水深のあるポイントを攻めるときは、ラインスラックを使って前方移動を抑える跳ね上げダート
- エサを求めてシャローまで進出している高活性イカは、ショートジャークでテンポよく攻略
といったバリエーションもつけられる設計。「エメラルダス ピーク」1本でも、攻め手は豊富です。
計算し尽くされたフォール姿勢・速度
アクションと同じぐらい重要なのが、フォールの速度と姿勢ですよね。
「エメラルダス ピーク」のフォール速度は3.75秒/m。抱かせる時間を適度につくりつつ、手返しも損なわれない塩梅に調整されています。
もちろん、エメラルダスのエギですから、イカに違和感を与えないフォール姿勢も健在。
そこそこ活性のある個体は、何の躊躇もなく抱いてくるでしょうし、スレイカにもちゃんと対応してくれます。
適度な抵抗感でドリフトにも対応
「エメラルダス ピーク」はダート系エギではありますが、適度な引き抵抗を感じられるデザインです。
ジャーク時の抵抗感を頼りに釣れるレンジを見極めやすく、流行りのドリフトアプローチにも対応します。
エギングに繊細な荷重感度を求めるベテラン勢でも、満足感を得られるでしょう。
「エメラルダス ピーク」の発売日&ラインナップをチェック!
大注目の新作エギ「エメラルダス ピーク」は2021年3月に発売済です。春イカシーズン開幕と同時にマーケットイン!
2021年4月時点で公開されているサイズは3.5号のみですが、秋イカシーズンまでには中型・小型サイズも出てくるでしょう。
てことで、現時点での”ピーク”シリーズのラインナップは↓の2種類。
- エメラルダス ピーク(ノンラトルタイプ)
- エメラルダス ピーク RV(ラトル入りタイプ)
かぶり無しの計30色が揃っており、カラーローテもはかどります。
エメラルダス ピーク(ノンラトルタイプ)
自重 | フォールスピード | カラー | サイズ |
---|---|---|---|
19.5g | 3.75秒/m | 15色 | 3.5号 |
エメラルダス ピーク RV(ラトル入りタイプ)
自重 | フォールスピード | カラー | サイズ |
---|---|---|---|
19.5g | 3.75秒/m | 15色 | 3.5号 |
「エメラルダス ピーク」は”ステイ”とローテしよう!
本記事の冒頭でもお伝えしたとおり、最先端のダイワ製エギでは
- ダート系
- 抵抗系
の2ジャンルが軸となります。
ダート系の「エメラルダス ピーク」に反応しないイカ対策として、抵抗系エギ「エメラルダス ステイ」も持っておけば鬼に金棒です。
特に、賢いデカイカを狙う春シーズンでは、抵抗系エギは必須と言っても過言ではありません。
スレイカに効く”ステイ”シリーズもバックに忍ばせておくと、獲れるイカの数が増えますよ。
新世代のダートエギ「エメラルダス ピーク」を入手せよ!
というわけで、ダイワの新しいダート系エギ「エメラルダス ピーク」の紹介は以上です。
ヤマラッピ氏がこだわり抜いて開発したニュースタンダートエギ!これは見逃せません。
3.5号は春イカシーズンに合わせて発売されますので、ぜひとも入手して、景気よくデカイカを狩りたいものですね。