海で魚を釣って楽しむのもいいですが、たまにはカニを釣って癒されてみるのはどうでしょう?
カニ釣りで使う仕掛けや釣り方は簡単なので、お子さんと一緒に楽しむことができます。釣ったカニを自由研究で飼うのも楽しいですね。
この記事ではカニ釣りについて紹介します。
カニ釣りの道具やえさ、仕組みを解説!
一口でカニといっても種類は多く、海ではイシガニをはじめ、ワタリガニ、ヒラツメガニ、タイワンガザミあたりがターゲットとなり、基本的な釣り方は同じです。これらのカニは、防波堤、漁港、浜辺、河口などで釣れるので、道具はリールや投げ竿、市販のカニ網を用意して下さい。
あまり聞き慣れないカニ網ですが、上記の画像のように、針は付いていないので、お子さんでも安心して扱えます。
カニ網で釣る原理ですが、まず餌が入った網をキャスティングします。網が海底に沈むとカニが餌に引き寄せられ、網に絡まります。そこを狙って引き上げる、ということです。
えさは、イワシやサンマに加え、イカの臓物を用意して下さい。
カニ釣りは手持ちの道具で十分楽しめる!
カニ釣りで必要な道具は次の通りです。
- 投げ竿:4m前後
- リール:2500~3000番
- 道糸:ナイロン5号またはPE3号
- 竿立て
- 仕掛け:市販のカニ網
- えさ:イワシ、サンマ、イカの臓物
- レジャー椅子
- ビク
- 釣りにふさわしい服装
投げ竿は使い回しが可能ですが、30号程度のおもりをキャスティングするため、ある程度硬いものが適しています。具体的にはMH~H程度の硬さがあれば安心です。
リールも使い回しが可能ですが、数匹のカニが一度に釣れることを想定すると、あまり小さいものは適していません。
カニ釣りの基本とコツを伝授!
ここではカニ釣りの基本とコツを紹介します。
カニ釣りの基本を伝授!
カニ釣りは、いわゆる置き竿で攻めるので、基本的な釣り方は次の通りです。
- カニ網にえさを入れて、キャスティングします。
- 仕掛けが底についたら、数回しゃくります。
- 20~30分待って、仕掛けを引き上げます。
カニがカニ網に引っ掛かったとしてもあたりはありませんので、定期的に仕掛けを引き上げてカニやえさの有無を確認して下さい。
カニ釣りのコツを伝授!
カニ釣りは、難しいテクニックは必要ありませんが、いくつかのコツがあるので紹介します。
コツ①【カニが潜むポイントを丹念に攻める!】
カニが潜むポイントに仕掛けをキャスティングすることが重要です。
カニが潜むポイントは次の通りです。
- テトラポットなど障害物がある場所
- 砂質や岩場の海底
コツ②【えさの種類を変える】
えさはイワシやサンマ、できればイカの臓物を用意します。
例えば、イワシで食いが悪い場合は、他のえさを使ってみてください。カニの反応が変わる可能性があります。
コツ③【10分間隔で竿を軽くしゃくる】
キャスティング後、すぐにしゃくることは紹介しました。ただ、カニの食いが悪い場合は、10分間隔で竿を軽くしゃくってカニを誘ってください。
自由研究でカニを飼う
釣ったカニを自由研究で飼おうと考えている人のために、海生カニの飼い方を紹介します。
海生カニを飼うために必要な道具
- 水槽
- 砂利
- ろ過装置
- カルキ抜き
- えさ:切り身(イカや魚など)、しらす、乾燥海老
- 人工海水の素
人工海水の素にカルキ抜きが入っていない場合は、カルキ抜きを入れた水道水に人工海水の素を混ぜます。可能であれば、カニが隠れる石や木も用意しましょう。
水槽は、昆虫用のプラスチックケースでも代用できます。
海生カニの飼い方
道具のセッティングが完了し海生カニを入れたら、飼い方は比較的簡単です。
日本の海で採れた海水カニは、ヒーターが無くても冬を越せます。
夏は涼しい場所に水槽を置いて、水温が28℃以上にならないようにしましょう。
えさは同じものばかりを与えるのではなく、色々な種類のものを与えて栄養のバランスをとってください。
海生カニの生態を観察し、自由研究にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
カニ釣りは、カニ網さえ購入すれば、あとは手持ちの釣り道具が使えるので手軽にはじめることができます。カニがいる砂浜を想像すると癒されますね。
ご自宅の水槽でカニを飼って眺めてみるもよし、生態を観察をすれば自由研究にもなりますね。ぜひご家族でカニ釣りを楽しんでみてください。