

シマノの「ソアレエクスチューンアジング」ってなかなか高いけど、やっぱ良いのかな?特徴を教えてくれ。
↑のような疑問をお持ちの方のために本記事では「ソアレエクスチューンアジング」の特徴を徹底解説していきます。購入を検討されている方はお役立てください。
1ソアレエクスチューンアジング[Soare Xtune Ajing]の特徴
シマノ製のアジングロッドには5種類の製品ラインで構成されています。(下図参照)
製品ライン | 実売価格 |
---|---|
Soare LIMITED | 68,000円前後 |
★Soare Xtune Ajing | 38,000円前後 |
Soare CI4+ Ajing | 25,000円前後 |
Soare SS Ajing | 18,000円前後 |
Soare BB Ajing | 10,000円前後 |
本記事でご紹介する「ソアレエクスチューンアジング」は上から2番目に位置する上位モデル。シマノ製ライトゲームロッドの中でも最高クラスの性能を持ち、特に掛け性能には並々ならぬ想いが込められています。
ここからはそんな「ソアレエクスチューンアジング」の魅力を以下の4点に絞って解説していきます。
- シャキッと強いブランクス
- 振動を共鳴させて手元に伝える「カーボンモノコックグリップ」
- 強くて軽いガイドセッティング
- 流線型の美しいデザイン
シャキッと強いブランクス
「ソアレエクスチューン」シリーズに共通するのは、掛け性能にこだわった先調子。荷重変化を感じとれるティップの「もたれ具合」、張りの強いベリー・バットのバランスが絶妙です。潮のヨレとアタリをしっかり察知することができるので、釣果アップが望めます。
ブランクスに実装されているのは繊細さだけではありません。遠投リグをぶん投げたり、良型アジを一気に寄せたりする「強さ」も併せ持ちます。
違った角度から何重にもカーボンテープを巻きつける
- スパイラルX
- ハイパワーX
というシマノの18番テクノロジーが存分に活かされているのです。強さと繊細さが共存し、常に攻めのスタイルでアジと向き合う「イズム」が感じられますね。
振動を共鳴させて手元に伝える「カーボンモノコックグリップ」
最上級の感度を生み出す源はブランクスだけではありません。シマノの上位機種に搭載されている「カーボンモノコックグリップ」も高感度を実現する隠れたファクターです。

リアグリップを中空構造のカーボン製にすることで、反響感度が高められています。さらにブランクスとリアグリップを一体化させることで、振動をより一層逃しづらくしているのです。
強くて軽いガイドセッティング

ラインの通り道となり、リグからの違和感をブランクスに伝える「ガイド」にもシマノ流のこだわりが隠れています。
トップガイドから4つ目までは王道のSicリングを採用し、ラインへのダメージをしっかりとケアしています。
逆にラインとの干渉が少ないその他のガイドには薄くて軽いトルザイトリングを装着。タックルが少しでも軽くなるよう配慮されています。
ガイドフレームはもちろん軽くて丈夫なチタン製。3Dテクノロジーを駆使したオリジナル形状に成型されているので、ライン絡みとは無縁です。存在感を感じさせない小口径かつ軽やかな造りとなっています。
流線型の美しいデザイン

丸みをおびた流れるようなデザインも「ソアレエクスチューンアジング」の魅力です。
シマノ製ロッドでもお馴染みとなったリールシート「ブリッジライクシート」からリアグリップまでの流れのあるフォルムに「シマノらしさ」を感じます。
人によって好みが分かれる部分ではありますが、他とは一線を画した造形美に惚れ込むユーザーが多いのも事実。釣りをしているだけで、持っているだけでワクワクできるというのも、デザイン性の高い上位モデルの特権ですよね。
ソアレエクスチューンアジング[Soare Xtune Ajing]各モデルの違いと特徴
続いては「ソアレエクスチューンアジング」各モデルの違いと特徴を解説していきます。本機のラインナップは以下の3種類。
モデル | 全長 | 自重 | ルアー重量 |
---|---|---|---|
S508L-S | 1.73m | 60g | 0.6~12g |
S604L-S | 1.93m | 65g | 0.6~12g |
S610L-S | 2.08m | 67g | 0.6~12g |
短い順に特徴を見ていきましょう!
S508L-S「THE SWASHER〜近距離銭の闘士〜」
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.73m | 60g | 0.6~12g | 2pcs |
近距離に潜むアジを戦略的に掛けにいく近代アジングにマッチする1本。「いるのに食わない…」という常夜灯下の激シブを打破できる接近戦のスペシャリストに仕上がっています。
また「S508L-S」はショートロッドには珍しく12gまでのリグを背負うことができるので、遠距離戦にも対応可能。ロッドが短いので垂らしが長いリグは少々投げにくいですが、近距離がダメなときの心強いオプションとなってくれます。
S604L-S「THE FENCER〜掛けの剣客〜」
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.93m | 65g | 0.6~12g | 2pcs |
リグの操作性と飛距離のバランスが良い6ft4inのミドルレングスロッドです。遠投リグも扱いやすく、近〜中距離の万能型となっています。
張りのあるブランクスが特徴的な正真正銘のパッツン系ロッド。しかし、ただ硬いだけではなくティップには絶妙な柔軟性が持たされています。潮の壁やヨレをピンポイントで攻められる荷重感度、アジのアタリを察知する接触感度が高次元で共存するセッティングです。
ショートロッド並みの掛けアジングを楽しめる数少ないミドルレングスロッドとなっています。
S610L-S「THE SWORDMASTER〜掛けの剣匠〜」
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.08m | 67g | 0.6~12g | 2pcs |
ジグ単から遠投リグまでを万能にこなすバーサタイルなモデルです。1本で何でもやりたい方にピッタリなロッドとなっています。
しっかり目のファーストテーパーにチューンされているので、急流ポイントや沖のディープでもリグの操作感が失われません。強い潮に乗って回遊してくる高活性な良型アジを狙うマヅメゲームとの相性もバッチリです。
一方でアンダー1gのジグ単を操作しながらゆる〜く潮に乗せる繊細さも併せ持ちます。ナイトゲームのスローな展開にも適応できる恐ろしいヤツなのです。
1ソアレエクスチューンアジング[Soare Xtune Ajing]で攻めのアジングを楽しもう!
てことで、「ソアレエクスチューンアジング」についての解説は以上です。
本機はブランクスからガイド、リアグリップに至るまで強いこだわりを持って作られたハイエンドロッド。
「探して掛ける」というアジングの真髄を追求することができます。お値段は少々高いですが、思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。