【冬においしくなる淡水魚】オイカワの特徴や生態、おすすめの調理法とは?

オイカワは寒バエとも呼ばる、冬に旬を迎える淡水魚です。河川に生息している一般的な魚ですが、冬場は味がよく寒い時期でも釣れるので釣り人にも人気があります。身近な存在ではあるものの、意外と知られていない一面を持ち、食べたことがある人も多くはない魚です。

ここでは、オイカワの特徴や生態、味、おすすめの調理法についてご紹介します。

目次

オイカワとは?

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オイカワはコイ目コイ科に属す淡水魚です。大きなものでは20cmほどに成長し、オスのほうがメスより大型化することが知られています。体色は銀色で、青い帯状の班が特徴。

繁殖期には“婚姻色”が現れ、体色がより一層美しくなるため、その姿を一目見ようとオイカワ釣りに足を運ぶ人もいます。また、外見の美しさと飼いやすさから、飼育魚としても人気が高い魚です。

オイカワの生態や生息地

出典:写真AC

関東地方以西の全国各地に分布します。東北地方にも生息していますが、これはアユの種苗放流の際に混入した個体が定着した“国内外来種”です。河川の中流、下流域に幅広く生息しており、湖などでも姿を見ることができます。

早瀬よりも平瀬を好み、暖かい時期であれば無数のオイカワの群れも珍しくはありません。繁殖期は夏で、6~9月に砂礫底に産卵することが知られています。

オイカワの食性

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オイカワは雑食性で水草や藻類といった植物性のものから、水生昆虫類や小さな陸上昆虫類、ミミズなどの動物性のものまで幅広く捕食します。

オイカワの地方名

オイカワは地方によってさまざまな 地方名 ( 呼び名 )があります。関西ではハヤやハエ、ハス、シラハエ、関東ではヤマベなど、この他にも多くの地方名で親しまれています。

オイカワ釣りは冬がハイシーズン

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オイカワは年中釣ることができます。特に冬場は味がよくなるため、この時期を選んで足を運ぶ人も少なくありません。寒い冬のオイカワは“寒バエ”とも呼ばれ、寒バエ釣りはコアな釣り人が多く、一つのジャンルとして確立されている釣りです。

オイカワの味と旬の時期

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オイカワは淡泊な味をしています。クセも少ないので、淡水魚の中では食べやすい部類と言えるでしょう。水質のよい綺麗な川に生息するもののほうが味がよいため、食用目的で釣るのであれば、釣り場を選ぶ必要があります。また、内臓には苦みがあるので、取り除くことでより食べやすくなります。

オイカワの旬は冬で、この時期は臭みが少なく、より一層おいしくいただけます。一方、夏場は生息環境によって臭みが感じられることも。また、淡水魚には寄生虫の恐れがあるため、生食は控えましょう

オイカワのおすすめ調理法3選!

知る人ぞ知るおいしい淡水魚、オイカワのおすすめの調理法を3品ご紹介します。釣れた際には是非、挑戦してみてください。

塩焼き

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一番素材の味を楽しめるのが塩焼きです。淡泊な身に香ばしさが加わりとてもおいしくいただけます。調理も簡単なことから、魚の処理を手間に感じる人にもおすすめ。内臓には苦みがあるため、取り除いたほうがよいでしょう。

甘露煮

オイカワの甘露煮は古くから親しまれている地域もある、オイカワ料理では定番の調理法です。甘いタレがよくなじみ、食が進む一品。内臓を取り除いた後、一度焼いてから炊くことによって、より香ばしく仕上げることができます。

南蛮漬け

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海水魚では一般的な南蛮漬けは淡水魚でもおいしく食べられる調理法です。揚げることによって、臭みも感じられず、骨まで食べられるのも嬉しいですね。まとめて調理すれば手間もかからないので、数釣れた場合にもおすすめです。

まとめ:オイカワの特徴や生態、おすすめの調理法について

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オイカワは身近な川に生息しているなじみ深い魚です。釣り、味ともに冬場に最盛期を迎えるため、釣りものの少ない退屈な時期には憩いの存在と言えます。だれでも簡単に挑戦できるので、ご興味があれば近くの川に足を運んでみてください。

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