様々な業界の垣根を超えたコラボは、私たちをワクワクさせてくれます。
釣り業界でも異業種とのコラボは時に行われることがあり、あっと驚くような異色の組み合わせも今までにいくつもありました。なかには異業種とのコラボが名作ルアーを生んだ実例もあります。
今回はコラボルアーにフィーチャー。人気ユーチューバーとのコラボルアーから歴史に名を刻む名作ルアーまで、釣りメーカーと異業種とが見事な融合を果たしたレアコラボルアー5選を紹介していきます。
1.ジャッカル×釣りよか
近年メディアを賑わせたコラボルアーといえば、ジャッカルと釣りよかのコラボルアーでしょう。
2017年には「ガヴァチョフロッグ」の釣りよかオリジナルカラーverが、2018年には全く新しいジャッカル×釣りよかのオリジナルルアー、「ボトラーグリンチ」「ニチニチフロイジー」「チリチリライザー」の計3種類がリリースされました。
2018年にリリースされたオリジナルルアーの3種は全てが水面系のルアーで、どれも丸みを帯びた愛らしいフォルムが特徴的です。近年ではあまり見られなくなったポップなカラーリングも相まって使うものを楽しませてくれます。
デザインのみならず、もちろん実戦用のルアーとして開発されているので、アクションも申し分ありません。釣れる要素を十分に兼ね備えたコラボルアーです。
2.ガンクラフト×ANA
数々の革命的なルアーを世に送り出してきたガンクラフトは、2016年にANA(全日本空輸)とのコラボを果たしています。
コラボをしたルアーは「リップルクロー」の限定カラーverで、2016年当時のANAが行ったキャンペーン「ANA釣り倶楽部 秋のプレゼントキャンペーン」の景品として、200名にプレゼントされました。
コラボルアーのデザインは、ANAの飛行機を思わせるようなカラーリングで、なんとも目を引く珍しい仕上がりです。ボディにはANAとガンクラフトのロゴもしっかりと配置されており、一見してANAとのコラボルアーだと分かります。
このルアーをフィールドで使用するアングラーがいれば、釣りをする手を止めて思わず注目してしまいそうです。
3.ヘドン×バドワイザー etc.
コラボルアーを紹介するにあたって、このルアーを紹介しないわけにはいきません。元祖コラボルアーと言えばヘドンのビッグバドです。
忘れがちですが、ビッグバドは元々がバドワイザーのノベルティとして作られたルアーです。ビッグバドというネーミングもそこから来ており、オリジナルはバドワイザーカラーのものです。
ビッグバドは、他にもコカ・コーラやなっちゃん、キリンラガーなど数多くの異色のコラボをしていることからコレクションする愛好家もいる程です。一時期はビッグバドがトーナメントシーンを賑わせたこともあるため、ブームも生みました。
長いバスフィッシングの歴史においてもこれだけ有名なコラボルアーはないでしょう。ビッグバドは、確固たる地位を築いたコラボルアーといっても過言ではありません。
4.シマノ×モンスターハンター
大手釣具メーカーのシマノは、あの人気ゲーム「モンスターハンター」と2017年と2018年にコラボを果たしています。
コラボをしたルアーは、「Bantam」シリーズで2017年、2018年ともに計3種類ずつをBasser ALLSTAR CLASSICのイベント会場や、ジャパンフィッシングショー2019などで限定発売しました。
コラボルアーのデザインはどれも、モンスターハンターのゲーム中に登場するモンスターをイメージしており、モンスターとルアーの特徴とが融合したオリジナリティ溢れるデザインに仕上がっています。
それぞれカラーリングも非常に美しいです。部屋に飾っても楽しめそうです。
5.ラパラ×アングリーバード
アメリカを代表する老舗ルアーメーカーであるラパラは、世界的に有名な モバイルゲーム「ANGRY BIRDS(アングリーバード)」とのコラボを果たしています。
アングリーバードは、日本では馴染みが薄いですが2009年にリリースされてからというものの瞬く間に1200万ダウンロードを記録しており、2010年には世界で最もヒットしたモバイルゲームと評されています。
そんなアングリーバードとラパラのコラボルアーは、全7種類が個性豊かにラインナップ。どのルアーもキャラクターのイメージを良く汲んでおりポップなデザインとルアーのフォルムとも上手くマッチしています。
コラボルアーからは、独特なアメリカンテイストも感じられます。アメリカンルアー好きにはたまらないでしょう。
コラボルアーの楽しみ方も人それぞれ
通常では考えられないような異業種とのコラボルアーは、眺めているだけで楽しいものです。希少性の高い超の付くレアコラボルアーであれば、インテリアとして部屋に飾るのも一興です。
ただ、希少性の高いコラボルアーと言えどルアーに変わりありません。釣れる要素も十分に兼ね備えています。
世にも珍しい誰も使っていないルアーで釣るのもバスフィッシングのこれまた醍醐味。コラボルアーで釣れたら喜びもひとしおでしょう。
釣りは心を満たしてくれる道楽。コラボルアーの楽しみ方も人それぞれです。