北海道で釣り!4km沖堤防ロックのターゲットは?

全長4㎞超 石狩沖堤防
写真:筆者

札幌の北にある石狩市に石狩湾があり、この湾を守る為に、少し沖合に4kmもの沖堤防があります。この写真見てください。ちょうど真ん中ぐらいから撮った写真ですが、先端が見えません。札幌近郊でロックをするアングラーなら定番なのでご承知と思います。私は早春から初夏まで数回この沖堤防を訪れます。デカソイやたまに座布団クラスのヒラメが上がることで有名な堤防です。

目次

石狩湾沖堤防

GoogleMapで見ていただくと、よくわかると思います。とてつもない長さです。北海道の地図で見ると小さく見えますが、明らかにわかります。宇宙からも見えるんじゃないですかね。

参考:GoogleMap
参考:GoogleMap

さて、当たり前ですが沖堤防ですので、陸とは繋がっていません。釣り専用の船渡しがあります。予約制ですが、当日でも空いていれば乗せてくれます。この長い堤防の各有名ポイントで下ろしてくれます。出発は夕方から19時ぐらいまで、迎えは22時ごろとオールナイトする人は翌朝迎えとなります。私は大体、17時出発で22時ごろまでやります。

ポイント

春先で、一つ注意事項があります。石狩川河口が近いので、雪解け時期の雪代が大量に流れ出るとひどい濁りで全く釣りになりません。船渡しの船頭さんに電話して聞いておきましょう。

外海日本海側

堤防外側
写真:筆者

外海はでかい日本海です。底のほとんどは砂地です。沖堤防外側は波を防ぐテトラポットがびっしり積まれています。外海側の釣りは明るいうちはテトラポットの隙間での穴釣りが中心で、海底までの深さは干潮で7〜8mぐらいです。ここはソイやエゾメバルのおチビちゃんがほとんどですが、うまく誘うと40cmほどのアイナメやソイも狙えます。暗くなってからはテトラの上を外海側へ歩き、外海を狙いますが、足場が悪いのでライトはもちろん、ライフジャケットは必ず付けて行きましょう。低いところでも、高さと波際まで3mぐらいありますので、長めのネットも必須です。狙い目は手前に昆布や海藻が大量に付着しているので遠目にキャストして手前の海藻付近までが狙い目です。外海側は大物が中心になります。ソイの50cmクラスが狙えます。

クロゾイ
写真:筆者

内海石狩湾側

堤防内側
写真:筆者

こちらは穏やかで、ほとんど凪の状態が多いです。高さは干潮時で3mぐらいです。10m先の底には、テトラポットがたくさん沈んでいます。このテトラの中に潜んでいる魚を釣り上げるのは、至難の技です。しかしこれを攻略すると釣果がかなり違います。攻略法を後ほどご説明します。内海側はソイ、エゾメバル(通称ガヤ)、アイナメ(通称アブラコ)、カジカ、ヒラメはワームで狙えます。他にカレイ、ミズダコ、マメイカなどがいます。カレイはエサの投げ釣り、ミズダコは特殊な釣りですのでまた次回に執筆しますね。マメイカはエギングで釣れます。

エゾメバル(ガヤ)
写真:筆者

攻め方

時間帯によって攻め方を変えています。明るい時間は、まだ活性が低いので、攻めるポイントは以下の日没前と日没後で違いがあります。

日没まで

アイナメ(アブラコ)
写真:筆者

テトラ周辺

赤灯台
写真:筆者

基本的に穴釣りです。この釣りで大きな魚は望まないとお思いの方も多いと思います。しかしここは別格です。タックルは長いロッドは使えませんが、あまりスペックが低いタックルだと上げられないクラスがかかります。基本的には、ワームを底まで落として、ゆっくり巻きます。ツンツンといったアタリがあったら巻くのをやめて少しロッドを下げて、ワームを沈めます。するとグググッと強い引きに変わります。ガッチリ合わせましょう。

内海堤防際

内海の通称タンク前
写真:筆者

まだ明るい時は、狙うターゲット魚種は、アイナメが中心です。堤防際の海藻が多い場所、堤防の切れ目や角などの表層を狙います。海藻の下を探るのはとても難しいのですが、バス釣りのように、引っかかることを恐れずに攻めましょう。縦の釣りより横のスイミングの方が効果的です。

日没後

日が落ちて暗くなってからが本番です。外海と内海の湾内がメインとなります。

外海側

日本海に沈む夕日
写真:筆者

大物狙いはやはり外海です。ライトやネット、そしてライフジャケットは必須です。明るいうちにポイントを決めておきましょう。引き上げるためにそれなりに長いロッドが必要になりますが、攻めるポイントは近場のテトラに付着している海藻周辺です。表層から底まで探りましょう。

内海側

写真:筆者

ポイント説明で内海は穏やかと記載しました。安全で一番ポピュラーなポイントが続き、初心者でも25cmのレギュラーサイズから40cmオーバー大物も狙えるポイントです。一番上の写真の通り同じようなポイントが4km続いているのです。しかし何度か通うと同じように見えても実はチェックするべき場所があります。それは場所によって釣果が違う場所があるということです。見た目は全く同じように見えるのですが、この堤防は4kmもあるので建造した時は繋げて作っています。堤防の上からはわかりませんが、外海と繋がっている部分が一定の間隔であるんです。覗き込んでもなかなかわかりづらいのですが、堤防の繋ぎ目がある際を攻めると少し流れがあります。そこを中心に周りを攻めてみましょう。

探り方

外海と内海との探り方は足場の違いもあり、少し違いがあります。

外海の探り方

マゾイ
写真:筆者

ある程度キャストしたら、底までフォールさせます。底は砂地なので根掛かりはほとんどありません。ゆっくりリーリングしてきます。根魚は手前の昆布などの海藻が茂っているところに潜んでいますが、テトラの手前までゆっくりリーリングすると昆布に引っかかります。私は根掛かり覚悟で攻めますが、回避する場合は、海藻の手前から早めに巻き浮かせてきます。タイミングが合えばガツンと食ってきます。一つアドバイスというか私のテクニックを教えちゃいます。先程、海藻の根掛かり覚悟でと書きましたが、その誘い方です。テトラ付近までほぼ底と思うところをゆっくりリーリングしてきます。当然ラインが昆布などに引っかかります。その時慌てて巻くと当然、その海藻に根掛かります。でも同じく少しずつ巻くんです。そして魚が食ってくれれば、ジグヘッドはお魚の口の中なので、フックが海藻に引っかかることはなくなります。ただ今度は魚が海藻などに潜ろうとしますので、そのファイトがあります。まぁそれがやめられないんですけど。是非お楽しみください。

内海側

大きく3種類探りがあります。①はキャスト後、底までフォールで着底させたら、1度シャクってリールを巻く、1度シャクってリールを巻くを繰り返す巻き方。②はキャスト後、表層から中層をゆっくりリーリングしてくる巻き方です。③は堤防の際です。30cmぐらいに底までフォールさせます。そのまま左右どちらかに、10mほど歩きます。歩いた後、超デッドスローでリーリングする探り方です。①と②は大物を狙えます。③は30cm程度が限界でしょうか?でも数は釣れます。

まとめ

いかがでしたか?4kmの堤防は場所によって様々な釣り方ができるのでお好みの釣りができます。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。今度はタックルとワームなどを紹介したいと思います。

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