12月から2月は本格的な冬の寒さが訪れ、フィールドの水温下がり、魚達の活性が下がります。
そして、魚達の活性に合わせるように、オフシーズンを迎えるアングラーも多いでしょう。しかし、オフシーズンを迎える前にやっておきのが、釣具のメンテナンスですよね。
そこで今回は、オフシーズン前にやっておきたい釣り道具のメンテナンスで簡単にできる「ロッドのクリーニング」についてご紹介します。
ロッドのメンテナンスは簡単にできる
オフシーズンを迎えるにあたり、メンテナンスをする機会が多いのは「ロッド」と「リール」です。リールについては、メーカー側にオーバーホールをお願いすることで、来シーズンまでには新品同然になって戻ってきます。
しかし、ロッドはオーバーホールはできないため、アングラー自身でメンテナンスが必要になります。ロッドのメンテナンスは慣れていないから面倒と感じるかもしれません。
ですが、ロッドのメンテナンスは汚れやすいポイントを抑え、身近な日用品があれば簡単にクリーニングができるようになります。
ロッドで汚れやすい5つのポイント
ロッドクリーニングを行う前に、ロッドが汚れやすいポイントを抑えましょう。
汚れやすいポイントは対象魚によって変わることはなく、リールが付いていれば基本的には同じポイントに汚れが溜まります。
では、汚れが溜まりやすいロッドのポイントを確認しましょう。
エンブレム部分
ロッドの終端部分にあたるエンブレムは、砂や泥が固まっていることが多いです。ロッドによってはエンブレムが凹んでおり、地面に置いた際に、砂や泥を拾います。
エンブレムに泥や砂が付着したまま長期間放置すると、固まり剥がれなくなるので、しっかり汚れを落としましょう。
グリップ
ロッドの持ち手部分であるグリップは泥が付着しやすい部分です。特にバス釣りをはじめとする淡水魚の釣りでは、どうしても泥水を触った手でロッドを握ります。
グリップの種類がEVEシートの場合は、コルクシートより汚れが目立つので、定期的に泥を拭き取りましょう。
ガイド
ラインを通すガイド部分は、水垢や細かな砂が乾燥して張り付いています。淡水・海水に関係無く汚れが溜まりやすいポイントです。
ガイドに汚れが溜まると、ラインに傷が入りやすくなるため注意が必要です。
2ピースロッドの繋ぎ目
2ピースロッドの繋ぎ目は汚れが溜まるポイントです。特に、2ピースロッドを繋いだまま長期間使用している場合は、汚れの癒着が原因で抜けなくなる可能性があります。
適度に繋ぎ目の汚れを掃除することで、ロッドが分割できなくなるトラブルを防ぎましょう。
バット
バットはリールにもっとも近く、太い部分です。ベイトロッドの場合は、リールのレベルワインダーから弾かれた汚れや水が付着しやすいポイントです。
外見では綺麗に見えても、汚れは付着しているので、しっかり拭き取ってロッドを綺麗にしましょう。
ロッドのクリーニング・保管方法
ロッドの汚れ溜まりやすいポイントを確認しました。次は実際にロッドのクリーニングを試してましょう。
ロッドはクリーニングをするための専用の道具もありますが、まずは身近な道具で最低限の汚れを落としましょう。
除菌シートで気軽にできる
ロッドに付着している汚れは、水垢や藻類、砂や泥が乾燥して固まったものです。ティッシュでは拭き取りづらいので、水分を含んだ除菌シートやアルコールシートを利用しましょう。
水分を含んだシートを使えば、軽い力で付着した汚れを隅々まで拭き取ることができます。
ガイドの清掃は力を緩める
ガイドは汚れが溜まりやすいポイントの1つですが、汚れを拭き取る力には注意が必要です。ダイワであればAGS、シマノであればSiCのように、ガイドに特殊な素材が使われている場合があります。
これらのガイドは軽量で感度に優れますが、繊細なパーツです。特殊素材ガイドの汚れは軽く拭き取る程度で充分です。
保管は付属ケースに収める
ロッドクリーニングが終わったら、次のシーズンまでロッドを保管しましょう。ベストな保管方法はロッドケースに納めることです。
室内保管でも、オフシーズンの期間はホコリを被ります。せっかく綺麗にしたロッドなので、来シーズンに向けてすぐに使えるように準備しておきましょう。
ロッドクリーニングでシーズンオフを迎えよう
オフシーズンを迎える前に行っておきたい、ロッドのクリーニングと保管方法をご紹介しました。シーズン中は釣りを楽しむため、釣具をメンテナンスできる時間は少なくなります。
ぜひ、オフシーズンを迎える前に来シーズンに向けた準備として、ロッドのメンテナンスを行ってみてください。
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