ソロキャンプで焚き火を楽しむなら使い勝手のよいチタン製の焚き火台で決まり。
今回は、ソロキャンプにおけるチタン製焚き火台のメリット・デメリットを解説し、選び方からおすすめ商品まで紹介しています。
軽くて、丈夫で、サビに強い!ちょっと値は張るけど、長く使える。
そんな焚き火台をご所望の方は要チェックです。
チタン製焚き火台のメリット・デメリット
ソロキャンプでチタン製焚き火台を使用する際にメリットとデメリットを知っておくことで、より安心して使用できるでしょう。
ここでは、チタン製焚き火台のメリット・デメリットを解説します。
チタン製焚き火台のメリット
チタンのメリットとしては、軽いのに耐久性と耐食性にすぐれていることが挙げられます。
チタンの重さはステンレスの60%程度と、軽くて持ち運びに便利なのです。
また、軽いにもかかわらずその強度は鉄の2倍にもなり、錆びにくさもステンレスを上回るというまさに最強素材。
持ち運びやすくて長く使い続けられるのは、ソロキャンパーにとっては嬉しいですよね。
チタン製焚き火台のデメリット
チタンのデメリットとしては、価格が高いことが挙げられます。
ステンレス製の1.5倍程度の価格だと考えるとわかりやすいでしょう。
しかし、先に述べたとおり、一度購入したら長く使い続けることができるため、長期的に見ればコスパが良いと言えます。
それでも、ソロキャンプ初心者にとって、高額なチタン製焚き火台はややハードルが高いかもしれません。
ソロキャンプ用のチタン製焚き火台を選ぶ際のポイント
ここまで、チタン製焚き火台のメリット・デメリットを解説してきました。
しかし、最近では様々な特徴を持ったチタン製焚き火台が登場しており、どういったものが自分に合っているかわからないという人も多いかもしれません。
ここではチタン製焚き火台を選ぶ際のポイントを解説します。
選び方①持ち運びやすいサイズ・重量か
選ぶポイントの1つ目はサイズと重量です。
ソロキャンプで荷物をすべて一人で運ぶことを考えると、軽くてコンパクトなものがいいですよね。
ソロキャンプでよく使われるチタン製焚き火台の本体重量の相場は200〜300g程度ですので、200g未満であれば軽量と言えます。
中には100gという超軽量なものまであり、持ち運びには大変便利です。
収納時にサイズが縦20cm、横20cm、厚さ2cm未満になるものをコンパクトサイズの目安として選んでみてください。
サイズと重量をしっかり考慮して、持ち運びや保管に負担がかからないものを選ぶようにしましょう。
選び方②耐荷重は十分か
選び方のポイント2つ目は耐荷重。つまり、どれくらいの重さに耐えられるかです。
一般的なクッカーでの煮炊きを想定するなら、ソロ用焚き火台の耐荷重は5kgもあれば十分。
ソロキャンプで人気のチタン製焚き火台は、耐荷重10kg程度に設計されているものが多いので、基本的にはそこまで心配する必要はありません。
ただし、ダッチオーブンなどの重量のある調理器具を使いたい場合は、耐荷重5kgだと心もとないです。
使いたい調理器具の重量(+中に入れる食材)、くべる薪の重量を考慮して、耐荷重に余裕のある焚き火台を選びましょう。
選び方③目的に合った付属品がついているか
選ぶポイントの3つ目は、付属品として何がセットになっているかです。
焚き火で料理を作る場合には、焼き網や五徳がセットになっているものがおすすめです。
持ち運びやすくしたければ、収納ケースが付いているものが便利でしょう。
各種付属品は自分で購入してもよいですが、サイズに合ったものを探すのは意外と大変ですよね。
焚き火台にセットになったものを使用すれば、サイズが違ってたなんていうことも起こりません。
選び方④二次燃焼できるか
選ぶポイントの4つ目は、二次燃焼できるかです。
二次燃焼とは聞き慣れないワードかもしれませんが、簡単に言うと、燃やした際に発生した煙をさらに燃やすことです。
二次燃焼できれば燃えカスが少なくなるため、後片付けの負担を減らすことができます。
また、可燃ガスを無駄なく使うことで、煙をほとんど出すことなく燃やせるので、煙による害が少なくなるのも嬉しいポイントです。
選び方⑤オールチタンか
選ぶポイントの5つ目はオールチタン、つまりすべてのパーツがチタン製であるかどうかです。
焚き火台によっては、本体はチタン製でもパーツは別の素材を使っているものもあります。
オールチタンの製品は価格が高い傾向にありますが、そのぶん軽量で耐久性がアップします。
価格と性能のバランスを考えて、オールチタンとそうでないもののどちらを選ぶかを決めましょう。
ソロキャンプにおすすめのチタン製焚き火台8選
ソロキャンプ用のチタン製焚き火台の選び方がわかれば、あとは自分に合った製品を選ぶだけです。
しかし、最近では数多くのメーカーが多種多様な製品を販売しているため、どれを選べばよいかわからないという人もいるかもしれません。
ここでは、ソロキャンプにおすすめの8製品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
耐荷重にすぐれているチタン製焚き火台
焚き火台TABI(Belmont)
耐荷重:15kg
焚き火の最中に脱着できるサイドプレートが便利な一台。
サイドプレートを外して長めの薪をくべたり、風が強くなってきたら風防として使ったり、その時々の状況に合うレイアウトを選択できます。
また、耐荷重は15kgもあり、軽量感のあるビジュアルとは裏腹にかなり頑丈。
薪をたっぷりとくべて、豪快な焚き火を楽しみたい方にもおすすめです。
ウルトラライト ファイヤースタンド35×44 Ver.1.0(Bush Caft inc.)
耐荷重:15kg
直火感覚で焚き火を楽しめる焚き火台です。
地面から火床までの高さが8cmと非常に低くなっているため、ほぼ直火のような感覚で焚き火ができます。
そして少し地面を掘って設置するとその感覚はさらにアップ。
また、火床の低さを利用して、焚き火の下でも加熱調理が可能なのも嬉しいポイントです。
直火好きにはたまらない製品です。
FlexFire6(WIKA technology)
耐荷重:12kg
1枚ずつプレートを組み合わせて作る焚き火台です。
多少手間はかかりますが、プレートを組み替えることで用途に合わせてベストな形状を作ることができるのです。
また、プレートをバラすことで、簡単に洗浄できますし、コンパクトに持ち運ぶことができます。
多少重量はありますが、様々にアレンジすることで存分に焚き火を楽しむことができるでしょう。
軽量で持ち運びやすいチタン製焚き火台
Wire Frame Feather(MONORAL)
総重量:100g
なんといっても軽さが最大の魅力です。
その軽さは、焚き火台を持ってきたか確認してしまうほどでしょう。
持ち運びも組み立ても非常に簡単なので、負担なく焚き火を楽しみたい人におすすめです。
ただし、耐荷重は500gしかありませんので、くべる薪の量は控え目にしておきましょう。
GEN2 ナノストーブ チタン(FIREBOX)
総重量:113g
コンパクトに携帯できる、持ち運びに便利な焚き火台です。
サイズは幅8㎝、高さ12㎝であり、畳むと厚さはたったの0.6cmなので、ポケットに入れて持ち運ぶことができるのです。
パーツが金具で繋がっているため、開くだけで焚き火台が完成します。
サイズは小さいですが、持ち運びやすさを重視する方におすすめです。
ヘキサゴンウッドストーブ チタン T-415(VARGO)
総重量:116g
組み立てるのが非常に簡単な焚き火台です。
6枚のプレートが繋がっているだけのシンプルな構造であり、底面にはめ込むだけで焚き火台が完成します。
また、6枚のプレートを折りたためば持ち運びも楽チンです。
手軽に焚き火を楽しみたいという人にはぴったりですよね。
二次燃焼可能なチタン製焚き火台
BPウッドバーニングストーブ STV-11(TOAKS)
シンプルな構造で二次燃焼させることができる焚き火台です。
二次燃焼って、なんとなく複雑に組み立てなければならないイメージがありますよね。
しかし、このBPウッドバーニングストーブ STV-11では組み立てる工程がほとんどなく、3つの筒状パーツを重ねるだけで完成するのです。
二次燃焼にこだわりたいけど、面倒なのは嫌という人にぴったりです。
チタン ウッドストーブ(Tentock)
灰の処理が簡単にできるのが嬉しい焚き火台です。
焚き火台の下に専用の受け皿を置くことで、灰をしっかりキャッチすることができます。
また、焚き火台の底面の通気孔により燃焼効率が良くなり、結果的にストーブに灰が溜まりにくくなります。
二次燃焼ができるうえに、後始末の手間がかからないのはありがたいですよね。
チタン製焚き火台の正しいお手入れ方法
チタン製焚き火台を長く使い続けるためには、使用後のお手入れが大切です。
お手入れの仕方を間違えると、いくら丈夫なチタンでも錆の原因になります。
ここではチタン製焚き火台の正しいお手入れ方法を解説します。
焚き火台使用後のお手入れ手順
- 全体をざっと水洗い、あるいは水拭きする
- 食器用洗剤をつけたスポンジで焚き火台全体の汚れを落とす
- スポンジで落とせないような汚れは、金属たわしで優しくこすって落とす
- 水洗いしてしっかり乾燥させてから収納する
【※注意※】
水場で焚き火台を洗う行為は、キャンプ場によっては禁止されている場合があります。
また、禁止項目として設定されていなくても、キャンプ場の炊事場で焚き火台を洗うのは、マナー違反とされることが多いです。
上記のお手入れは、基本的に自宅で行いましょう。
焚き火台お手入れ時の注意点
お手入れの一番のポイントは収納する前にしっかりと乾燥させることです。
濡れたまま収納してしまうと、いくら錆に強いチタン製焚き火台であっても錆の原因になります。
そのため、しっかり乾かして錆を防いでくれる酸化被膜を形成させることが大切です。
また、汚れを落とそうと金属たわしで強くこすると表面に傷が付いてしまいます。
一度ついた傷はずっと残り続けるため、金属たわしを使う場合には優しくこすることもポイントとなります。
傷つけることなく確実に汚れを落としたければ、水だけではなくセスキ炭酸ソーダや重曹を使うこともおすすめです。
まとめ:ソロキャンプではチタン製焚き火台がおすすめ
今回は、ソロキャンプにおけるチタン製焚き火台のメリット・デメリットを解説し、選び方からおすすめ商品まで紹介してきました。
チタン製焚き火台は、持ち運びに便利で長く使い続けられるという最強アイテム。
そんなチタン製焚き火台をソロキャンプで使えば、快適に焚き火を楽しめること間違いなしです。
ソロキャンプで焚き火を楽しみたいけど、持ち運びや買い替えの手間はできるだけ増やしたくないという方は、ぜひチタンの焚き火台を試してみてください。