紅葉が浮かぶ屈斜路湖
写真:筆者

今回は北海道・道東のレイクフィッシングで人気のある『屈斜路湖』をご紹介したいと思います。

前回は道央の『支笏湖』をご紹介しました。お陰様で好評につき北海道の湖のポイント解説の第2弾として『屈斜路湖』をご紹介いたします。

国内最大のカルデラ湖『屈斜路湖』とは

屈斜路湖と秋の空
写真:筆者

道東の阿寒摩周国立公園内にある、北海道では代表的なトラウトレイクの一つです。
ご存じかもしれませんが日本最大のカルデラ湖です。

屈斜路湖フィールドスペック

  • 周囲長:57㎞
  • 最大深度:117m
  • 平均水深:28.4m
  • 解氷結氷期:結氷湖
  • 岸地質:岩盤、玉砂利、砂礫、砂地
  • 生息トラウト:アメマス、ニジマス、ヒメマス、サクラマス、イトウ
  • ベイト:イトヨ、ハナカジカ、フクドジョウ、ヨコエビなど
  • インレット:尾札部川、トイコイ川、オンネシレト川、シケレペンベツ川、オンネナイ川、アメマス川、他に小河川多数
  • アウトレット:釧路川

湖の周囲距離は、なんと約57㎞もあります。北海道の淡水湖で最大の湖です。日本全国では第6位の大きさです。広大ですよ~

屈斜路湖の日本最大の中島
写真:筆者

屈斜路湖のトラウトポイント解説

いよいよ広大で魅力的な屈斜路湖でトラウトが釣れるポイントをご紹介します。
トラウトポイントは大きく分けると以下4つのエリアに分かれます。

屈斜路湖4つのフィッシングエリアとは?

屈斜路湖フィッシングエリア全体MAP
画像出典:Google Map

各エリアのポイントごとに、詳しくご説明していきます

①屈斜路湖畔林道エリア

屈斜路湖の一番人気エリアです。

エリアへの行き方

国道243号で美幌峠を下りきり下の図のⒹトイコイ川の手前黄色矢印)から湖畔の林道に入ります。林道の入口は見逃しやすいのでナビや地図で確認しましょう。

林道は砂利道です。駐車スペースは道路が少し広くなっている部分がいくつもありますのでそこを利用します。森林作業者が通行しますので道路をふさがないよう注意です。

夏は木が生い茂り深い森になります。日が入らないため道路がぬかるんでいる場合があります。車はオフロードとは言いませんが4WDがおすすめです。

とくに車高の低い車はぬかるみでスタックしないよう注意が必要です。

なお、この林道は30分程度走り切ると道道102号へ抜けられますので④の碁石浜方面へ行くこともできます。

屈斜路湖畔林道エリアMAP
画像出典:Google Map

Ⓐオンネナイ川

オンネナイ川は小さな川です。ポイントまでは車で20分ぐらいかかります。

このポイントはアングラーも少なく穴場とも言えますが、熊マークあり。絶対に一人ではいかないでください。

初夏から夏にかけてはモンカゲロウがハッチするポイントです。バックが取れる場所が多いのでフライマンにも人気です。大型トラウトのライズをよく見る場所です。

Ⓑシケレペンベツ川

シケレペンベツ川は屈斜路湖畔林道エリアのインレットの中では少し大きい川です。
大物が釣れるポイントの一つです。

アメマスが多い気がします。木の張り出している場所が多くバックが取れない分、ルアーマンに有利なポイントです。こちらも熊マークありです。

Ⓒオンネシレト川

オンネシレト川も小河川です。しかし近くには名もない小さな川がいくつか流れ込んでいて、ヒメマスが婚姻色になる頃は釣果実績があるエリアです。

初夏のニジマスも狙えますが、少しウグイが多いかもしれません。

オンネシレト川からトイコイ川方面
写真:筆者

Ⓓトイコイ川

トイコイ川も小河川です。この周辺も数本小さな川が流れ込んでいます。

屈斜路湖畔林道で一番車を止める場所が広く、国道243号から近く入りやすい場所なので、このエリアでは一番人気のポイントです。

特にヒメマスの産卵時期は車が20台ほど止まっていることもあります。魚影も多いのですが人が多い分、釣果はアングラーの運しだいでしょうか。

大型トラウトの回遊を狙えるポイントでもあるので人が少ない時期には良いかもしれませんね。たまにイトウが釣れます。

②プリンスホテル~尾札部川エリア

国道に近く入渓しやすいエリアです。

国道から入りやすい龍の祠から始まり、エントコマップ川や湖に突き出た和琴半島、屈斜路湖最大のインレットの尾札部川があります。

和琴半島自体でも釣りはできますが大型駐車場とトイレやお土産屋、売店があり観光客が多いです。釣りはできますがあまりおすすめしません。

プリンスホテル~尾札部川エリアMAP
画像出典:Google Map

Ⓐ龍の祠(ほこら)~屈斜路プリンスホテル周辺

国道にある駐車場から歩いて50mほどで降りられます。

湖畔に出ると『龍の祠』という木の幹の一部が龍に見える木があり、龍の石碑と共にまつられています。その石碑の左横の木をよーく見ると!!…見えましたか?

龍の祠
写真:筆者

この『龍の祠』の横にウランコシ川が流れ込んでいます。その他にもいくつか小川が流れ込んでいてポイントは多いです。

遠浅なので近くに大物がいる場合があります、むやみにウェーディングせず慎重に攻めましょう。

入りやすいポイントなため、少し魚がスレ気味です。人が少ない日の出前の朝マズメのワンチャンスに賭けるのも良いかもしれません。

また回遊魚を狙うには、50m以上遠投しカケアガリを狙う必要があります。

『龍の祠』からプリンスホテル側へ100m程度、美幌峠側へは1㎞ぐらいはランガンできます。

Ⓑエネトコマップ川河口

和琴半島の西岸から続くワンドのほぼ突端に流れこむエネトコマップ川(エントコマップ川と呼ぶ場合もあります)ここのポイントは遠浅の場所が多いです。

初夏には大型ニジマス実績もあります。

ここへ行く道路の周辺は農地が多いので、農地への駐車は絶対NGです、駐車スペースが無い場合はあきらめて別ポイントへ移動しましょう。

Ⓒ和琴半島

和琴半島自体でも釣りは可能です。日中は一般観光客の方が散策しているので厳しいと思います。日の出前や夕マズメであれば、人が少ないので釣りになると思います。

オススメなのは©の和琴半島に向かう道路脇(半島に向かって右側)遠浅ですが、インレット最大の尾札部川へつながるワンドですので回遊しているトラウト狙いです。

下の写真の様にバックが取りやすいのでフライマンや初心者向けです。
たまに大物が釣れます。

和琴半島向き
写真:筆者
和琴半島駐車場向き
写真:筆者

Ⓓ尾札部川河口

屈斜路湖最大のインレット『尾札部川』です。とはいえ川幅は3~4mしかなく大きな川ではありません。それでも一番大きい流入河川ですので河口ポイントでは一番人気です。

このポイントはカケアガリが近く、大型トラウトの回遊も居付きも狙える好ポイントです。時期によってはウグイが多いので注意です。

この辺も広い駐車場はありません、農地と私有地が多いので注意してください。
尾札部川の最下流の橋の脇に2台ほど車が止められます。

③砂湯~釧路川(アウトレット)

温泉地が近く水温が高めで砂地・岩盤エリアです

屈斜路湖ができた際に噴火した溶岩で出来た岩盤が湖底になっている場所が多く、40cmぐらいの深さで沖に30m以上も行ける場所がある超遠浅エリアです。

春先や初冬の気温が低い時期には好ポイントです。

砂湯~釧路川(アウトレット)MAP
画像出典:Google Map

Ⓐ砂湯周辺

砂湯はボート乗り場やキャンプ場、レストラン、売店や大きな駐車場があります。
釣りのポイントとしては、その砂湯を中心に左右いずれかの湖岸がポイントになります。

どちら側にも岬があり、その岬周辺はカケアガリがあり好ポイントになります。
アメマスが多いイメージですが、回遊している大型のニジマスの実績もあります。

Ⓑ池の湯周辺

池の湯から釧路川方面の湖岸沿いが狙い目です。
遠浅の岩盤には溝があります。その溝にアメマスが居付いている場合が多いです。

岩盤の溝はルアーが引っかかり易く、ルアーロストが多くなるので注意が必要です。
風が強い時は濁って岩盤が見えずらくなると狙いにくくなります。

晴れていて風がない凪の時がおすすめです。

Ⓒ釧路川(アウトレット)

屈斜路湖唯一で最大のアウトレット『釧路川』。ここから150㎞先の釧路まで滔々と流れる途中には日本最大の湿原『釧路湿原』があります。

そんな釧路川・釧路湿原の水源が屈斜路湖です。
アウトレットは意外と小さく、ゆっくり流れだしています。

釧路川から望む屈斜路湖(眺湖橋)
写真:筆者

上記写真は『眺湖橋』から撮ったものですが、この右側にスペースがあり車を止めて入渓できます。

時期になるとニジマスの産卵場所となるエリアでもあり、大型のニジマスが上がることで有名なポイントです。

カヌーなどの往来も多く、魚はスレ気味なので日の出前などが狙い目と思います。

④碁石浜~アメマス川河口周辺

入渓はしずらいのですが、魚影の濃いエリアです。

碁石浜~アメマス川河口周辺MAP
画像出典:Google Map

Ⓐ碁石浜周辺

碁石浜』は道路からすぐ湖が見える場所で入渓しやすいエリアです。カケアガリが近いので人気がありアングラーは多めです。

ここはカケアガリの近くを回遊しているトラウトや居付きのトラウトを狙うには絶好のポイントです。そんなポイントが5㎞ほど続きますので出来るだけ人の少ない場所を探しましょう。

行き方は上の地図のマークの道道102号線から野上峠林道を通って行きます。地図にも載っていない砂利道ですので注意してください。

この道路は屈斜路湖畔林道へ繋がっていますので国道243号で美幌峠方面へ抜けることができます。屈斜路湖畔林道エリアからも時間はかかりますが来れます

この辺は熊の生息エリアも近いので、熊マークありです。

Ⓑアメマス川周辺

アメマス川』という名の通り、アメマスが多く釣れるポイントです。
岩がほとんどなく砂礫の浜が続くエリアで釣行はしやすいです。

風・波が強いと濁りやすいので注意が必要です。
天気が良く凪の時はコンディションも景色も最高です。この辺も遠浅になります。

ポイントへは弟子屈町・川湯温泉方面から道道52号線の右に入る(黄色矢印)とアメマス川手前まで行けますが道幅が狭く悪路です。

あまり奥まで行かず、手前で車を止めて湖岸を歩くことをおすすめします。
特に車幅の大きい車はUターンできない場合もあります。

屈斜路湖の周辺情報

コンビニ・売店・トイレ

湖畔周辺にコンビニやトイレが少ないのでご注意ください。
周辺のトイレと売店などをご案内いたします。

セイコーマート川湯店(和琴半島から車で20分ぐらい)

美幌峠の道の駅(和琴半島から車で20分ぐらい)

和琴半島の駐車場

砂湯の駐車場

コタントイレ

屈斜路湖周辺の宿泊・温泉について

川湯温泉

川湯温泉は北海道の中でも珍しい強酸性硫化水素の温泉です。

温泉や宿がいくつかあります。特に欣㐂湯はおすすめです。
釣りで疲れた体を癒してくれる温泉は最高ですよ~

お世話になった『お宿 欣㐂湯』
写真:筆者

近くには、相撲ファンでなくても知っている、あの第48代横綱『大鵬』大鵬相撲記念館があります。相撲が好きな方は是非どうぞ!

大鵬相撲記念館
写真:筆者

屈斜路湖までのアクセス

全て車での移動で高速道路はありません。

  • 釧路空港、釧路市から約1時間40分
  • 女満別空港から約50分
  • 北見市、網走市、斜里町から約1時間20分

屈斜路湖フィッシングポイントのまとめ

屈斜路湖のフィッシングエリアとトラウトの釣れそうなポイントをご紹介しました!

あなたにフィッシングスタイルに合ったポイントは見つかりましたか?広大なのでまだまだ未開のポイントはたくさんあります。

ここ数年は道外からビックトラウトを求めて来道するアングラーも増えています。
是非、広大な屈斜路湖で綺麗なニジマスや真っ赤なヒメマスと出逢ってみませんか?