価格以上の性能を秘めたシグナスLBD!コスパ抜群なレバーブレーキリールを徹底解説!

アイキャッチ画像出典:ダイワ

フカセ釣りはクロダイやグレなどを狙う事が出来てとても楽しい釣法ですが、引きが強い魚が掛かった際にはロッドをのされてしまう事が多々あります。

のされてしまうと主導権を魚に与えてしまう事になるので、取り込みが一気に難しくなってしまいます。

そうならないためにフカセ釣りではレバーブレーキという機構が付いたリールを使う事になりますが、レバーブレーキリールは価格が高めに設定されているため中々手が出しにくいという一面を持っています。

だからといって価格を落としても性能面が気になるという方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回ご紹介するダイワのレバーブレーキリール「シグナス」をチェックしていただければ全ての問題を解決する事が出来ます。

価格は控えめでありながらも素晴らしい性能を秘めているシグナスは、初心者の方はもちろんの事ベテランの方が使って頂いても十分に満足出来る仕上がりとなっています。

価格が高くて手が届かなかったレバーブレーキリール、性能面が気になって購入を躊躇していたレバーブレーキリール、そんな問題を解決してくれるシグナスの魅力をたっぷりとご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。

目次

シグナスはどんなリールなのか

出典:pixabay

2019年の9月にダイワから新登場した「シグナス」は、磯釣りで使用する事を想定して作られているレバーブレーキリールの中では最も安価なものとなります。

シグナスが登場する前に販売されていたトライソと同じ位置に属するモデルとなっており、コストパフォーマンスが抜群に良いレバーブレーキリールです。

シグナスは低価格帯でありながらもバイターボブレーキという高性能なブレーキを搭載しており、ブレーキの性能がトライソとは比べ物にならないほど高性能に仕上がっています。

以前までは高価格帯のレバーブレーキリールにしか搭載されていなかったので、多くの方が驚いたといっても過言ではありません。

そんなシグナスにはまだまだ高性能な部分が秘められているので、以下から詳しくご紹介します。

見れば見るほど欲しくなってしまう高性能コスパ抜群リール「シグナス」について、早速チェックしていきましょう。

最強のブレーキシステム「バイターボブレーキ」

出典:ダイワ

冒頭でもご紹介しましたが、シグナスは低価格帯でありながらもバイターボブレーキを搭載するという贅沢っぷりです。

バイターボブレーキがすごい事は分かったけど、どんな性能なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

バイターボブレーキの性能について簡単にまとめると、「軽い力でしっかりとしたブレーキを発揮」、「ブレーキ力がパワーアップ」、「必要なブレーキ力に達するスピードが従来の1/4」などです。

文章だけで見ればイメージしにくいかもしれませんが、軽い力で魚の突っ込みを抑えられるという事は意外と大きなポイントとなります。疲労感の軽減にも繋がりますし、操作性にも関わってくるのでバイターボブレーキは非常に高性能である事が分かります。

バイターボブレーキが作動する際には「ジャッ」という音がするので、その音を聞くだけでも釣りが楽しくなりますよ。

シグナスの一番の売りがバイターボブレーキといっても過言ではないぐらいなので、性能を重視したい方にとっては欠かす事が出来ないブレーキシステムです。

筆者もフカセ釣りが好きでよく楽しんでいますが、引きの強い魚が掛かった場合は本当にブレーキシステムの性能が重要です。

今回のバイターボブレーキが搭載されたシグナスの発売によって、多くの方が優れたブレーキシステムでフカセ釣りを楽しむ事が出来るのをとても嬉しく思います。

トラブルレスでありながらも飛距離を伸ばしてくれる「ロングキャストABS」

出典:ダイワ

シグナスのスプールには「ロングキャストABS」というスプールが採用されており、ライントラブルを減らしつつも飛距離を伸ばすという高性能なスプールに仕上がっています。そのため、軽い繊細な仕掛けを軽い力でキャストしてもしっかりと遠投する事が出来るだけでなく、余分なラインが出にくいためラインメンディングも非常にやりやすくなっています。

一見すると分かりにくいかもしれませんが、実際に使用してみるとしっかりと性能の高さを実感する事が出来ますよ。

フカセ釣りでもロングキャストABSの力によって、より広範囲のエリアを探る事が出来る様になりました。

遠投しにくい棒ウキも飛距離を伸ばす事が出来る様になったのは、地味ながらも大きな進歩であると筆者は強く感じます。

筆者は夜釣りでのんびりと釣りをするのも好きなのですが、棒ウキタイプの電気ウキを遠投するのが中々上手くいきませんでした。

しかし、ロングキャストABSであれば飛距離を伸ばす事が出来るので、棒ウキを遠投して流していく釣りにも向いていると感じたので、筆者個人的にはとても嬉しい性能です。

防塵・防水性能に優れた「マグシールド」

出典:ダイワ

リールは海で使う以上塵や海水などがリール内部に侵入する可能性がありますが、それらの侵入を防いでくれるダイワ独自のテクノロジーが「マグシールド」です。

マグシールドはボディとローターとの間に磁性のオイルの壁を作る事で、高い防塵・防水性能を発揮するダイワ独自のテクノロジーです。

マグシールドの効果は非常に高く、海水の侵入を防ぐ事によって高い回転性能を維持する事が出来るだけでなく、初心者には難しいメンテナンスを最低限に抑える事が出来ます。

マグシールドはダイワの多くのリールに搭載されていますが、シグナスにももちろん搭載されています。

筆者はダイワのリールが好きで数台所有していますが、全てにマグシールドが搭載されています。マグシールドが搭載されている事で回転性能は滑らかなままですし、メンテナンスも非常に楽です。

しかし、一つ注意したいのがマグシールドの効果は永久ではないという事です。マグシールドはある程度メンテナンスフリーにしてくれるというメリットがありますが、マグシールドはオイルであるが故どうしても減ってきてしまいます。

そのため、使用頻度にもよりますが半年、もしくは1年単位でダイワにオーバーホールを依頼する必要があります。そうすれば、新たにマグシールドが補充されるので滑らかな回転性能が続きます。

オーバーホールしないとマグシールドが補充出来ないなんて使い辛くないのでは?と思うかもしれませんが、マグシールドが搭載されている、されていないに関わらず、リールというものは全てオーバーホールしてあげる事が望ましいです。

釣行後毎回きちんと水洗いしてオイルを注油していたとしても、内部には汚れが溜まっている事もありますし、グリスが汚れた状態になっているなんて事もあります。

リールを綺麗な状態にしてもらうついでにマグシールドを補充してもらうというイメージを持てば、マグシールドは使い辛いとは思いにくいですよね。

リールのメンテナンスに慣れていない初心者の方にとっては間違いなく便利なものなので、安心してマグシールド搭載リールを使用してくださいね。

オートマチックに仕事をしてくれる「ATDドラグ」

出典:ダイワ

ドラグの仕事といえば、魚の急激な引きに対してラインを適度に出し、ラインブレイクを防ぐものですが、ドラグの設定は慣れていないと難しいものでもあります。

引きがそこまで強くない魚であればドラグはフルロック状態にしても問題はまったくないですが、もしもその状態で引きの強い魚が掛かれば間違いなくラインブレイクしてしまいます。

ドラグを緩めておけばいいのでは?と考える方も多くいらっしゃるかと思いますが、緩ければ今度は永遠にラインを出し続けられてしまいます。

ドラグがきつければラインブレイク、緩ければラインを全て出されてしまうという事になるので、適切なドラグ設定は難しいのです。

しかし、ダイワのATDドラグはオートマチックに仕事をしてくれるドラグに仕上がっているので、そこまでシビアにドラグの設定をする必要がありません。

ATDドラグは引っ張ればラインが出ますが、急激な引きに対してはラインが出すぎる事を防いでくれるという性能の高さを秘めています。そのため、魚の強い引きに対して最低限のラインの放出を実現しており、魚を寄せつつもラインブレイクを防ぐという高性能を実現しています。

筆者はATDドラグのリールを愛用していますが、細いラインで特に性能の高さを感じています。フカセ釣りはもちろんの事、ライトゲームでも優秀さを発揮しており、PE0.3号という極細PEラインでもツバスを獲る事が出来ました。

初心者の方にとっては心強い味方となってくれますし、ドラグ設定がわずらわしいと感じていた方にとっても救世主となってくれますよ。

高剛性かつ軽量の「ザイオン」

出典:ダイワ

シグナスのボディ、ローターなどの部品にはザイオンという素材が使用されています。

ザイオンは高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂の事を指し、軽くて強くて腐食に強いという夢の様な素材です。マグネシウムよりも強度が高くなっているので、強度に関してはピカイチです。

ザイオンをシグナスの主要部品に取り入れた事によって軽量に仕上げる事が出来るので、使用していても疲れにくく、集中力を持続させる事が出来ます。

剛性にも優れているので引きの強い魚が掛かっても、安心してリールに負荷を与える事が出来るのも嬉しいポイントですね。

筆者がザイオンで最も気に入っているのは、腐食に強い点です。海で使用するリールなので、腐食という文字は完全には避けて通る事が出来ません。腐食してしまうとリールとしての性能はがた落ちですし、使い物にならなくなるなんて事も十分にありますが、腐食に強いザイオンを取り入れる事で長く愛用する事が出来ますよ。

長期間使用出来るという点も加味していくと、改めてシグナスのコスパの良さが分かりますね。

糸絡みを防いでくれるだけでなく軽量、頑丈な「エアベール」

出典:ダイワ

スピニングリールにはベールが装着されていますが、ベールに凹凸があるとラインが引っ掛かってしまい上手くラインローラーまでラインを誘導してくれません。

ラインローラーにラインを誘導出来ないと綺麗にスプールにラインを巻く事が出来なくなってしまうので、ラインを放出した際にトラブルに繋がる可能性があります。

しかし、ダイワのエアベールには凹凸のない形状のベールを採用しているので、ラインローラーまで綺麗にラインを誘導してくれます。

さらに、中空構造となっているので重量が軽くなっており、強度もアップしているという性能の高さを秘めています。

ベールは細く作られている事もあり、強度があまりないものだと簡単に変形してしまう様なパーツです。

筆者は安価なリールを使用していた頃に、ベールに軽い力で負担を掛けてしまった事がありますが簡単に変形してしまいました。ダイワのエアベール搭載のリールを所有してからは強度の差をしっかりと感じる事が出来ましたし、何といっても軽量なので疲れにくくなりました。
フカセ釣りではロッドの長さもあるので、少しでも軽量に仕上がる方が確実に楽ですし集中力も持続します。

エアベールは地味でありながらもアングラーの強い味方となってくれるので、ぜひエアベール搭載のシグナスを使ってみてくださいね。

ラインのヨレを解消してくれる「ツイストバスターⅡ」

出典:ダイワ

スピニングリールの弱点と言われている点が、ローター回転により発生する糸ヨレです。
糸ヨレが発生してしまうとライントラブルに繋がってしまうので、快適な釣りを楽しむ事が出来なくなってしまいます。

ダイワのツイストバスターⅡというシステムは、ラインローラーにテーパーをかけてラインを転がすという発想により、糸ヨレを大幅に解消させるシステムです。

糸ヨレが大幅に解消されればライントラブルを極限まで減らす事が出来るので、快適に釣りを楽しむ事が出来ますよ。

フカセ釣りでは細いナイロンラインを使用する事が多いため、糸ヨレは大敵でもあります。ツイストバスターⅡは、アングラーの強い味方となってくれる事間違いありません。

繊細な釣りにこそ使って頂きたいツイストバスターⅡで、ストレスフリーな釣りを楽しんでくださいね。

軽量かつ滑らかな回転を実現する「エアローター」

出典:ダイワ

スピニングリールにはローターが搭載されていますが、ローターの質が悪ければ良い回転性能は得る事が出来ません。強度も必要となる部分なので、強度の低いローターが搭載されているとリールはどうしても壊れやすくなってしまいます。

ダイワのエアローターは、ローター革命ともいうべき構造を持つとダイワが自信を持っているローターです。

特異な形状をしたリム構造によって負荷が分散する様になっており、強度はしっかりと保持しつつも大幅な軽量化に成功しています。バランスも非常に良く、レスポンスの良い回転性能を見事に実現しました。

エアローターを採用する事で巻き取る際の違和感を徹底的に排除する事が出来ますし、滑らかな回転性能も得られるのでアングラーにとっては嬉しいテクノロジーですね。

滑らかな回転性能を生み出す「デジギアⅡ」

出典:ダイワ

スピニングリール、ベイトリールなどには必ずギアが搭載されていますが、ギアの歯面の形状は回転性能に直結する部分となっています。
ギアの歯面形状が悪ければごりごりとした回転になってしまいますし、破損する原因にもなってしまいます。

しかし、ダイワのデジギアⅡは、不可能とまで言われていたドライブギアの歯面形状を完全デジタル化する事に成功したデジギアをさらに進化させたものなので、高い強度と滑らかな回転を見事に実現させています。

ギアの強度が高ければ巻き取りに力が掛かったとしても破損するリスクも減りますし、長期間使い続ける事が出来る様になります。滑らかな回転を長期間維持し続ける事が出来るので、リールへの愛着も湧きますよ。

たかがギア、されどギアなのでデジギアⅡの性能はきっと使用者の大きな力になってくれる事間違いありません。

初めてレバーブレーキリールを買う方は2500番がおすすめ

シグナスには2500番と3000番の2つの番手がラインナップされていますが、初めてレバーブレーキリールを購入されるという方には2500番がおすすめです。

2500番はナイロンラインの3号を150m巻く事が出来るため、フカセ釣りをする上では非常に使いやすいラインキャパシティとなっています。

3000番になると4号150mというラインキャパシティになるので大物を狙いたい方にとってはおすすめですが、どちらかと言えば2台目に購入する事が望ましいです。

まずは、2500番のシグナスと1.5号程度の磯竿を組み合わせてフカセ釣りを楽しみ、その後に大物を狙っていきたくなれば3000番を購入するといった流れがおすすめです。

しかし、2台もリールを買うのはお財布的に厳しいという方も多くいらっしゃると思います。筆者もその一人ですが、そういう場合は最初から3000番を購入しておき、下巻きをして巻きたいラインを巻けば1台のリールで様々な号数のラインを使用する事が出来ますよ。

スプールのみの販売もされているので、ライントラブルが起きた際やラインの号数を変えたい時用に替えスプールとして用意しておく事もおすすめですよ。

高性能でコスパに優れたシグナスを使って釣りを楽しもう!

出典:photoAC

コストパフォーマンスに優れており高性能のシグナスについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

価格が高くなりがちなレバーブレーキリールでも、性能面に妥協をせずに低価格を実現したシグナスは多くのアングラーの強い味方となってくれる事間違いありません。

今まで手が出しにくかったレバーブレーキリールにも手が届きやすくなるだけでなく、性能の高さも手に入るので大物が掛かっても安心してやり取りをする事が出来ます。

筆者はシグナスの発売前に販売されていたトライソを使用していますが、ここまで性能が高いと買い替えを検討してしまいます。
デザインも決して安っぽくはなく、所有欲を満たす事が出来るので見た目重視の方にとってもおすすめ出来る一台です。

シグナスを使ってシンプルなウキ釣りを楽しむも良し、クロダイやグレを狙ってフカセ釣りを楽しむも良し、スズキを狙ってエビ撒き釣りを楽しむも良し、といった様に様々な使い方が出来ます。

ぜひ本記事を読んで頂いた皆様も、シグナスを使って釣りを楽しんでみてくださいね。低価格、高性能、デザインの良さを高次元で実現したシグナスは、きっと皆様のフィッシングライフをより良いものへとしてくれますよ。

釣りをする際はライフジャケットの着用を徹底し、安全な状態で釣りを楽しんでくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次