シャッドとミノーって違いがあるの?明確な違いと使い分けについて徹底解説!

「シャッドとミノーってどちらも同じようなルアー形状をしているけど、違いはあるのかな?」

「シャッドとミノーで狙うレンジも変わるのかな?」

こんな疑問を抱えたことはありませんか?シャッドもミノーも同じ小魚をモチーフにしていますが、アクションの特徴や誘いのコツは異なります。

そこで、当記事ではシャッドとミノーにおける違いについてご紹介します。双方のルアーにおける強みを理解し、ご自身の釣りに活かしてみてください。

目次

シャッドとミノーの決定的な違いとは?

撮影:筆者

始めに、シャッドとミノー のアクションにおける決定的な違いについてご紹介します。

シャッドアクションを加えると、前傾姿勢を取りながら素早く潜っていく。
ミノーアクションを加えると、水平姿勢を保ちながら勢いよく横飛びする。

決定的な違いに関しては、上記のようになります。シャッドもミノーも同じようなシルエットに見えますが、特徴としては大きく異なる点があるのです。

また、狙うレンジとしてもシャッドは深場もカバーできるのに対して、ミノーに関してはシャローを照準としているケースが多いです。シャッドもミノーも、フィールドの条件等によって強みが異なってきます。

シャッドの特徴と誘い方について

シャッドは、リップが長めの特徴がありよく潜ります。ただし、キレの良いボディ設計になっているので潜りながらもジャークができます。

ただし、アクションバランスを保つためにも45度に近い前傾姿勢を取りながら泳ぎます(各シャッドによってバラツキはありません)。シャッドの強みは、リーリリングを止めた際にピタッとレンジをキープして止まることです。サスペンド(suspendという英語が元来の意味で、停止する意味)をすることで、近寄ってきたバスに違和感を与えずにバイトを誘発できます。

強みの食わせ技は、リーリングとサスペンドを織り交ぜたアクションです。シャッドを早めに巻いてバスの活性を上げ、ストップさせた瞬間にバスが本気食いをしてくるケースです。勢いよく捕食してくるので、スレたフィールドや小魚狙いのバスに対して効果的なルアーです。

ミノーの特徴と誘い方について

一方、ミノーの特徴はリップが細く、短い特徴があります。レンジはシャローになりますが、平打ちをしながら強めのアピールが可能です。基本アクションのただ巻きからリーリングを止めると、水平姿勢で浮いたり沈みます。

この理由としては、ミノーにはフローティング、スローフローティング、スローシンキング、シンキングの4種類があります。ミノーが浮いたり、沈んだりすることで止めた後のアクションが変わってくるためです。

特に、ミノーのジャーキングなどでは強めのフラッシング効果が期待できます。ギラギラとアクションを加えられるので、表層付近で小魚を求めている個体に有効的なルアーなのです。

加えて、ミノーであれば「流れが速いポイント×シャロー」であってもしっかりと巻いてこれます。これはリップが短いために、水の抵抗を受けにくいためです。水流を逃しやすいので、流れに対してもなるべくナチュラル(流れに合わせたドリフト釣法など)な誘いが可能なのです。

シャッドとミノーにおすすめなポイントを具体例ごとに紹介!

ここでは、両者におけるルアーのおすすめなポイントをご紹介します。

先述したように、シャッドであれば深場を中心に狙うのが最適です。深場とはいえ、ミノーではカバーしきれないレンジを目安に投げていきたいです。

同様のレンジを狙えるルアーとしては、ディープクランクベイトもあります。ただし、シャッドの強みは緩急を付けたアクションです。ナーバスなバスに対して、よりテクニカルな食わせは近年のスレバスを釣る上で欠かせない強みです。巻きながらも食わせの間を作れるシャッドで、深場のバスを誘ってみましょう。

さらに、シャッドであればサイトでの釣りにもおすすめです。サイトで見えているけど、ワームじゃ全然反応しない経験はありませんか?シャッドであれば障害物に絡ませながらも、バスの進行方向を瞬間的に通すことで猛烈バイトをしてくれる場合がありますよ。

ミノーに関しては、流れの速い河川やシャローな岸際でおすすめです。流れのあるポイントではただ巻きでベイトが逃げ惑う姿を演出してみましょう。他方、岸際や障害物の絡むシャローポイントであれば、トゥイッチを織り交ぜて食わせの間を与えて上げてください。

スクールのバスに遭遇すると、連発ヒットも可能です。

シャッドとミノーを駆使して巻きの釣りを楽しもう!

撮影:筆者

今回は、シャッドとミノーにおける釣りについてご紹介しました。シャッドもミノーもよく釣れるルアーですが、詳細な特徴は異なります。

シャッドはピタリとサスペンドしますが、ミノーは水平に止まるアクションになります(ミノーは、フローティング・シンキングモデル等に分かれる)。

シチュエーションやバスの目線に合わせて使用することで、バスの反応も変わってきます。当記事を参考に、ミノーとシャッドを戦略的に使いこなすことで、巻きの釣りで釣果を伸ばせるようになるはずですよ!

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