雑食性の鯉は何でも釣れる?おすすめのエサから針の付け方まで徹底解説!

「地元の河川で鯉を見かけることがあるけど、どんなエサを食べているんだろう?」

「練りエサで鯉は釣れるって聞くけど、もっと手軽に準備できるエサはないのだろうか?」

そんな疑問をお持ちではないでしょうか?意外な事実として、鯉を釣るためにエサにこだわる必要はありません。

もちろん、神経質な鯉は食いが渋ります。それでも、ほとんどの個体は様々なエサを捕食しています。

この記事では、雑食性である鯉を釣るために必要なエサの種類と針の付け方について詳しく解説しますね。

目次

鯉は雑食性の魚!口に入る物は何でも捕食する?

撮影:筆者

一般的に、釣具屋さんで販売されている鯉釣り用のエサは練りエサが多いですよね。しかし、鯉は水中で食べられそうな物があれば、何でも捕食する習性があります。

というのも、鯉には食べ物を消化するための胃がありません。胃の役割は大きく、食べた物を貯蔵してから消化する機能があります。人間はもちろん、魚も食べ物を貯蔵できる胃があることで、満腹感を得られるようになるのです。

しかし、胃がない鯉は食べ物が小腸まで直接届いてしまいます。小腸は胃のように貯蔵機能が十分に発達していないので、満腹感を感じにくくなってしまうのです。

鯉がパンパンに太りやすく、何でも食べる雑食性な魚である理由がお分かり頂けると思います。食べ物が食道から小腸まで届き、フンとして排出されるまでのスパンが極めて短いのです。

このように、雑食性の魚である鯉は生命維持のために多量のエサを摂取しています。市販用の練りエサは栄養価も高く、鯉が好む対象であることから良く釣れています。

ただし、練りエサだけでなく、他の多様なエサを用いても鯉は釣ることができます。

次章にて、鯉が釣れる意外なエサを紹介します。

鯉釣りでおすすめのエサを紹介!エサの特徴から針の付け方まで

ここでは、鯉釣りでおすすめなエサについて幾つか紹介します。

天然のエサから、人工エサまで幅広くご紹介するのでチェックしてみてください!

ミミズ

ミミズは鯉がボトム付近を回遊している際に効果的なエサです。野池やダム、河川など、オールマイティなフィールドで釣れるエサです。

匂いが強く、シルエット的にも美味しそうな虫なので、鯉が好んで捕食してくれます。針の付け方としては、針先をミミズの頭からスッと入れてあげましょう。

針の軸に沿って、ミミズを貫通させて付けるとエサ持ちが良いですよ。

ザリガニ

攻撃的で釣れるイメージがないと言われるザリガニですが、実は大型な鯉が釣れるとして密かに人気なエサです。

特に河川での使用におすすめで、小型から大型のザリガニまで、サイズを選ばずに捕食してくれます。用水路や小河川などで手軽に取れるので、準備もそれほど大変ではありません。

活性が高く、大型個体が捕食しやすいので大物狙いの際にも有効的なエサですよ。

針の付け方としては、ザリガニのハサミを外してお尻に針を掛けてあげましょう。

タニシ

鯉は貝類であるタニシを捕食する魚です。雑食性な魚とはいえ、吸い込んでエサを捕食する鯉がタニシを捕食できるのは不思議ですよね。

実は、鯉には喉の奥元に咽頭歯(いんとうし)と呼ばれる歯があります。咽頭歯は硬い物でも噛み砕ける力があり、10円玉さえも曲げるほど力があります。

タニシは動物性のエサですが、栄養価が高いこともあり積極的に捕食するのです。ボトムを意識しており、タニシが多くあるフィールドでは定番のエサとなります。

タニシを針に付ける方法としては、タニシの内側から外側に向けて針を通します。タニシに取り付けた針は、針先が出ていても問題はありませんよ。

食パン

人間の食べ物である食パンは良く捕食されるエサでもあります。白いシルエットと栄養価の高さが決め手で、食パンを見つけやすいメリットがあります。

食パンを水面に浮かして誘う方法が有効的で、鯉がフラフラと近寄って捕食してくれます。針の付け方としては、2-3センチほどカットして針が隠れるようにしましょう。

練りエサ

練りエサは植物性の材料で作られており、匂いを発することから強烈な集魚力があります。粉末状のエサを水でダンゴ状の練りエサにして使用します。

針の付け方としては、吸い込み仕掛けのスイベルにしっかりと練りエサを取り付けましょう。周辺の釣り針をダンゴエサの外側に埋め込んで完成です。

広いフィールドや気難しい鯉を釣る際に効果的ですよ。

コーン

コーンはボイルされた状態のものを使用します。主に、練りエサの先に取り付けることが多く、食わせエサとして使用されています。

鯉にとっては見つけやすく、水中に溶け込んでいる植物性の練りエサから食べ応えのあるエサ(コーン)を捕食できるチャンスになります。

針の付け方としては、1-3個ほどを適宜取り付けます。コーンの真ん中付近に針を通してあげるだけで大丈夫です。

釣果アップを期待できるエサなので、おすすめですよ。

ルアー/ワーム

生のエサではなく、擬似餌となりますがバス釣りやトラウト釣りで使用するルアー/ワームでも鯉は釣れます。

シャッドやクランクベイト、ラバージグ 、2インチクラスのワームが良く釣れます。鯉は雑食性ということもあり、活性が高い時は小魚やザリガニと勘違いして捕食してきます。

鯉の進行方向にキャストをして、ドリフト気味の食わせを誘ってみましょう。

色んなエサで鯉を狙ってみよう!

撮影:筆者

今回は鯉釣りで使用されている意外なエサについて紹介しました。鯉は雑食性である性質から、水中で捕食できそうな物であれば何でも捕食してきます。

天然のエサであるザリガニ やミミズでも釣れることから、鯉釣りの新しい楽しみ方ができます。また、エサの種類によってはライトタックルでも容易に狙えるのが嬉しい点です。

身近に採取できるエサ、手軽に用意できるエサでダイナミックな引きをする鯉釣りに挑戦してみてくださいね!

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