オランダ釣りによって鮎が釣れることはご存知でしょうか?鮎といえば、友釣りが有名ですが、重装備以外にも、長い竿やテクニックも必要だといわれます。
そんな重装備も無ければ、テクニックも無い人でも楽しみながら鮎を釣ることができるのがオランダ釣り。鮎の友釣りで使うおとり鮎もオランダ釣りで釣るといわれているのでよく釣れます。
オランダ釣りとは?仕掛けや原理は簡単!
オランダ釣り の仕掛けについて
オランダ釣りに使う仕掛けはとても簡単で、主に幹糸に付けられた3~7本の針(ビーズ付き) とラセン(マキエカゴ)、玉ウキとなっています。自分で仕掛けを作るのは面倒だという人は、メーカーから完成した仕掛けが販売されているので使ってみてください。
オランダ釣りの原理
オランダ釣りの原理はサビキ釣りに似ており、ラセン(マキエカゴ)から水中に広がったオキアミ(粉末)によって鮎を仕掛けにおびき寄せ、小さなビーズが付いた針を餌と間違った鮎が食いつくことで釣れます。オキアミ(粉末)はあくまで鮎をおびき寄せる役割なので、オランダ釣りは餌釣りとルアー釣りの中間的な立ち位置かもしれません。
そのため、丹念にオキアミを水中に広げれば、ポイントが悪かったり、テクニックが無かったりしても鮎が釣れる可能性は大です。
オランダ釣りのアイテムは使いまわしができて楽ちん!
オランダ釣りを楽しむために必要な主なアイテムは次の通りです。
- 延べ竿
- 道糸(1~2号)
- 仕掛け:幹糸(0.5~0.8号)、針(ビース付き :1~2.5号)、スイベル(2個)、ラセン又はマキエカゴ(1個)、玉ウキ(10号程度)、板おもり、ウキ止め
- 針抜き
- レジャー椅子
- オキアミ(粉末)
- ビク
- 釣りにふさわしい服装
延べ竿
延べ竿は、いわゆる渓流竿といわれるものが理想ですが、無ければ手持ちの延べ竿で問題ないです。長さは川幅にもよりますが、川幅が狭い場合は3m程度、川幅が広い場合は4~5mといった感じです。本格的に1日オランダ釣りを楽しむなら100g前後の軽い渓流竿を使えば疲労が少ないです。
仕掛け
仕掛けは、普段の釣りで使うアイテムを使いまわして作ること可能ですが、ビーズ付きの針は購入したほうがいいでしょう。完成した仕掛けもありますので、最初は購入すると楽ですね。
オキアミ(粉末)
オキアミ(粉末)は、ラセンやマキエカゴに使う場合、水を含ませ団子にして使います。
爆釣り!オランダ釣りの基本とテクニックを伝授!
・オランダ釣りの基本を知る!
オランダ釣りの基本は、仕掛けを川上から川下へ何回も繰り返し流し続けることで、オキアミ(粉末)を水中に広げ、鮎をおびき寄せることです。オキアミ(粉末)によって仕掛けにおびき寄せられた鮎が、ビーズが付いた針を餌と間違えて食いつくことで、玉ウキが沈みアタリを察知します。
・オランダ釣りのテクニックを伝授!
オランダ釣りは誰にでも楽しめる釣りですが、少し工夫することでよく釣れるようになるので、5つのテクニックを伝授します。
テクニック①【同じポイントを丹念に攻める!】
仕掛けを投げ入れるポイントが毎回バラバラだと鮎が中々集らないので、できるだけ同じポイントに仕掛けを投げ入れるようにしてください。
テクニック②【仕掛けは川の流れより少し遅く!】
仕掛けが川を流れるスピードは、川の流れより少し遅いほうが、鮎は食いつきやすいのでよく釣れます。仕掛けが川を流れるスピードは板おもりで調整します。
テクニック④【オキアミ(粉末)はできるだけ多く流す】
オキアミ(粉末)はケチって少なめに流すと、鮎が集まってこないので、できるだけ多く流すことが効果的です。
テクニック⑤【川にはあまり入らない!】
鮎は敏感な魚です。特に川幅が狭い場合、川の中に入ると鮎は逃げてしまうことがあるので、あまりおすすめできません。
オランダ釣りはめちゃめちゃ楽しい!
オランダ釣りに必要なアイテムや基本、テクニックを紹介しました。オランダ釣りは、友釣りのように鮎に特化した釣りではないので、いわゆる外道も釣れてしまうことがありますが、それはそれで楽しいです。
多少、オキアミの匂いが手に残りますが、爆釣りを経験するとやめられなくなる楽しさがオランダ釣りにはあります。
ただ、オランダ釣りは漁協によっては禁止期間などがあるので、事前に調べましょう。