25セフィア リミテッド 全機種まとめ|19モデルとの違い・選び方を解説

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25セフィア リミテッドとは?シリーズ最高峰が6年ぶりに刷新

出典:シマノ

シマノエギングロッドの最高峰「セフィア リミテッド」が、2019年の初代登場から6年ぶりにフルモデルチェンジ。2025年4月、「25セフィア リミテッド」として新登場しました。

セフィアシリーズの中での立ち位置は変わらず、シリーズ頂点のフラッグシップ。全5機種のラインナップです。

今作の刷新ポイントは大きく3つ。ブランクスに次世代カーボン素材「M46X」を新採用してさらなる細身・軽量化を実現したこと、ガイドをトップからバットまで全てXガイドに統一する「フルXガイド化」を達成したこと、そしてフロント・リアグリップを両方リニューアルし感度と操作性を磨き上げたこと。数値に出る軽さだけでなく、振ったときに感じる「真の軽さ」を追求する姿勢は初代から変わっていません。

6年ぶりの刷新で何が変わったのか、まずここを押さえてください。ブランクス・ガイド・グリップの3点が全部動いた年です。

19リミテッドから何が変わったか【前モデルとの比較】

出典:シマノ

19モデルを使ってきた方、または買い替えを検討している方に向けて、変更点を整理します。

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項目19セフィア リミテッド25セフィア リミテッド
ブランクス素材スパイラルXコアスパイラルXコア+M46X
ガイド一部XガイドフルXガイド化
フロントグリップカーボンシェルグリップカーボンシェルグリップ(スライス形状に刷新
リアグリップカーボンモノコックグリップカーボンモノコックグリップ(新形状・くびれ拡大
ラインナップ5機種5機種(全機種入れ替え
最軽量S804L+ 90gS76ML+ 96g

変更点をひと言で言うと「全部が少しずつ上がった」モデルです。

ブランクスはスパイラルXコアはそのままに、M46Xとの組み合わせでより細身に。細くなったことで振り抜けが鋭くなり、風への抵抗も減っています。釣り場で感じやすいのはキャスト時の「ス〜っと抜ける感覚」の向上です。

ガイドのフルXガイド化は大きなトピックで、ライン放出時の抵抗がさらに減り、遠投性能が上がっています。風の強い日でのラインスラック発生時もガイドへの絡みが起きにくくなっています。

グリップはフロントがスライス(断面が楕円形)になったことで、ジャーク時にグリップが回転しにくくなり、力がダイレクトにロッドに伝わるようになりました。リアのカーボンモノコックグリップはくびれが深くなり、キャスト時の握り込みがしやすくなっています。

19モデルユーザーへの正直な判断

6年間使い込んで不満がなければ、買い替えは急がなくていいです。一方、「もう少しキャストが決まれば」「感度がもう一歩あれば」という不満を感じているなら、今回の進化はその部分にダイレクトに効いてきます。特に、ガイドの全Xガイド化と新素材M46Xによるブランクスの進化は実釣でも体感しやすい変化です。なお、19モデルと比べて約4万円ほど値上がりしているため、購入はじっくり検討することをおすすめします。

全5機種のスペック一覧

出典:シマノ
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品番全長自重適合エギ適合ラインPE
S84L+8’4″97g1.5〜4号0.3〜1号
S76ML+7’6″96g1.8〜4号0.4〜1号
S85ML+8’5″99g1.8〜4号0.4〜1号
S90ML9’0″103g1.8〜4号0.4〜1号
S73M7’3″99g2〜4.5号0.5〜1号

全機種インロー継・2ピース。グリップはカーボンモノコック(ハイレゾタイプ)。カーボン含有率98〜99%。

各機種の特徴と向いている人

S84L+|迷ったらコレ。万能オールラウンダー

全長自重適合エギ適合ラインPE
8’4″97g1.5〜4号0.3〜1号

25セフィア リミテッドのラインナップ中、最もオールラウンドに使えるのがこのS84L+です。シマノインストラクター・湯川マサタカ氏が愛用していた伝説のロッド「セフィアエクスチューン S804L+」のコンセプトを受け継いで作られたモデルで、リミテッドシリーズの中でも特に思い入れが強い1本とされています。

Lパワー表記ながら「+」が付くことで、適合エギは1.5号から4号までをカバー。2.5〜3号の軽いエギを繊細に操作できる柔軟さを持ちながら、4号をフルキャストしても追従するバットパワーを備えています。3〜4kgクラスの大型アオリイカがヒットしてもロッドをしっかり曲げてファイトでき、取り込みまで余裕を持って対応できます。

M46X採用ブランクスにより、前モデルと同じ調子設定ながらパワーが上がっているのが今作の特徴。「しなやかさはそのままに、曲げたときの粘りと復元力が増している」イメージです。春の大型狙いから秋のラン&ガンまで、1本でシーズンを通して使い倒せます。

1本だけ選ぶなら迷わずS84L+。懐の広さはシリーズ随一で、これ1本で春も秋も完結できます。

こんな方に向いているモデルです。

  • まずリミテッドを1本だけ選びたい
  • シャローのラン&ガンから回遊待ちまで幅広く使いたい
  • しなやかに曲げてイカの引きを楽しみたい
  • 春・秋どちらもメインで使いたい

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 磯やボートで短さを活かしたい(→S76ML+)
  • 深場・速潮でパワーを優先したい(→S85ML+)
  • 短くてもガシガシシャクれる硬めが好き(→S73M)

S76ML+|ランガン・ボートに最適なショートモデル

全長自重適合エギ適合ラインPE
7’6″96g1.8〜4号0.4〜1号

シリーズ最軽量96gを誇るショートレングスモデル。7’6″という取り回しやすい長さと、シリーズ中最も軽い自重が合わさり、1日中シャクり続けても疲れにくいのが最大の魅力です。

ショートロッドにありがちな「短くて硬すぎてエギが動かない」という問題がなく、ML+パワーらしいしなやかな曲がりを持ちながら、3号以下の小さなエギも繊細に操作できます。磯場の低足場でもバックスペースを気にせず振れるのもポイントで、ゴロタ磯や漁港内のシャロー打ちで真価を発揮します。

ボートエギングとの相性も非常に良く、狭い船上でも取り回しが楽。足場の低いシャローエリアを次々と打っていくラン&ガンスタイルにもドンピシャです。秋イカのサイズが小さい時期にも扱いやすく、シーズン問わず活躍できる1本です。

ランガン派には迷わずこれ。軽さと取り回しはシリーズ最高で、低足場・ボートとの相性は別格です。

こんな方に向いているモデルです。

  • ランガンスタイルでテンポよく撃っていきたい
  • 磯・ゴロタ・ボートで低足場の釣りが多い
  • 秋イカメインで軽快に動き回りたい
  • 疲れにくさ・軽さを最優先に考えている

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 飛距離や広範囲のサーチを重視したい(→S84L+かS90ML)
  • 春の大型狙いでパワーが必要な場面が多い(→S85ML+)

S85ML+|パワー系を求める人の王道

全長自重適合エギ適合ラインPE
8’5″99g1.8〜4号0.4〜1号

リミテッドラインナップの中でも大型狙い・パワーゲーム志向の人向けのモデルです。8’5″という王道レングスに、ML+パワーを組み合わせることで、深場や速潮エリアでもエギの操作をしっかりコントロールできます。

「以前はMパワーで春イカを狙っていた」という方に特に刺さるモデルです。Mの硬さでは感度や操作感が物足りないと感じることもありますが、S85ML+はML+でありながら十分なバットパワーを持ち、レッドモンスターと呼ばれる3kgオーバーのアオリイカにも余裕を持って対峙できます。リミテッドのブランクスだからこそできる「しなやかさとパワーの両立」がここに詰まっています。

潮の速いエリアや水深のある場所で、エギをしっかり動かしながら大型を狙う釣りには、このモデルが最も向いています。

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Mパワーユーザーへの回答がこのモデル。「ML+なのにパワーがある」という矛盾をリミテッドのブランクスが実現しています。

こんな方に向いているモデルです。

  • 春の大型アオリイカをメインターゲットにしている
  • 深場・速潮エリアをよく攻める
  • 今まではMパワーを使っていて感度面に不満を感じていた
  • リミテッドでもパワー系の釣りを展開したい

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • オールラウンドに使いたい(→S84L+)
  • ショートで扱いやすさを優先したい(→S76ML+)
  • 秋イカや3.5号以下のエギ中心の釣りが多い(→S84L+かS76ML+)

S90ML|飛距離と春イカに特化したロングモデル

全長自重適合エギ適合ラインPE
9’0″103g1.8〜4号0.4〜1号

シリーズ最長の9フィートモデル。長さを活かした遠投性能と、スラックを使ったスローなエギ操作が最大の武器です。

ロングロッドは重くて疲れるイメージがありますが、M46Xブランクスの恩恵でブランクスが細身に仕上がっており、9フィートとは思えない振り抜け感を実現しています。足場の高い堤防や磯場でもラインメンディングがしやすく、エギをフォールさせる時間を長くコントロールできるのが強み。春の大型アオリイカを藻場やストラクチャー周りでじっくり探るスタイルに特に向いています。

また、フルXガイド化による飛距離向上の恩恵が最も大きいのもこのモデルです。沖の潮目を遠投で叩くような釣りで、他の機種との差を感じやすいでしょう。

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飛距離と春イカに特化した1本。9ftとは思えない振り抜け感で、スラックを使ったスローな春イカ攻略に最高の相棒です。

こんな方に向いているモデルです。

  • 飛距離を最大限活かした遠投ゲームが好き
  • 春の大型アオリイカをじっくりスローに攻めたい
  • 足場の高い堤防・磯場で釣りをすることが多い
  • スラックを使ったゆったりとしたシャクりスタイルが好み

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 取り回しや手返しを重視する(→S84L+かS76ML+)
  • ランガンスタイルがメイン(→S76ML+)
  • 長さよりもパワーを重視している(→S85ML+)

S73M|ガシガシシャクりたい人向けパワーショート

全長自重適合エギ適合ラインPE
7’3″99g2〜4.5号0.5〜1号

シリーズ最短・最もパワーのあるモデル。「短くて硬め、でもちゃんと曲がる」という、普通なら相反する要素を両立させるために最も開発に時間がかかったと語られる1本です。

4号・4.5号の大きなエギをフルパワーでシャクっても負けないパワーを持ちながら、棒のような硬さではなくしなりを活かしたシャクりができます。7’3″という長さはキャスト後のエギ操作がダイレクトで、手元の感覚がロッドを通してよく伝わります。近距離での正確なキャストと積極的なシャクりを繰り返すスタイルにフィットする1本です。

テスト中に3.5kgのアオリイカを仕留めた実績もあり、短さからくるパワー不足の心配は無用です。

ガシガシ系ショートロッドの最高峰。「短いのに曲がる」という矛盾を本気で追求した、玄人好みの1本です。

こんな方に向いているモデルです。

  • 力強いシャクりでガシガシ攻めるスタイルが好き
  • 4号・4.5号の大きなエギを多用する
  • 短いロッドの取り回しやすさ・手返しの速さを重視している
  • 近距離戦で精度高くポイントを撃っていきたい

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 柔らかく曲げてイカの引きを楽しみたい(→S84L+)
  • 飛距離・広範囲サーチを重視したい(→S84L+かS90ML)
  • ランガンで1日中軽快に動きたい(→S76ML+)

結局どれを選ぶ?シーン別おすすめ早見表

出典:シマノ
シーン・スタイルおすすめ機種
迷ったらまずこれ・オールラウンドS84L+
ランガン・ボートエギング・秋イカS76ML+
春の大型狙い・深場・速潮S85ML+
遠投重視・春イカをじっくり攻めるS90ML
近距離パワーゲーム・大きなエギを多用S73M
🥇 迷ったらコレ:S84L+

1.5〜4号の広い対応レンジと97gの軽さ、しなやかながら大型にも対応するパワーバランス。オールシーズン・オールシーンで使い倒せる懐の広さは全5機種の中で随一。「とにかく1本でリミテッドを使い込みたい」という方は迷わずこれを選んでください。

セフィア エクスチューンと迷ったら

出典:シマノ

25セフィア リミテッドと並んで検討に挙がりやすいのが、2026年7月発売予定の26セフィア エクスチューンです。両者の差を正直に整理します。

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項目25セフィア リミテッド26セフィア エクスチューン
ブランクス素材スパイラルXコア+M46XスパイラルXコア+M40X
ガイドフルXガイドフルXガイド
フロントグリップカーボンシェルグリップ(スライス)コルクグリップ(サイドフラット)
リアグリップカーボンモノコック(ハイレゾ)カーボンモノコック
価格帯約3万円ほど高い

素材の違いに注目すると、リミテッドがM46X(より高弾性)、エクスチューンがM40Xを採用しています。数字が大きいほど高弾性・高反発で、振り抜けのシャープさや感度に差が出ます。またグリップの素材が大きく異なり、リミテッドのカーボンシェルグリップは中空構造で振動伝達性が高く感度重視、エクスチューンのコルクグリップは握り心地と長時間使用時の疲労軽減に強みがあります。

エクスチューンで十分な人

  • ハイエンドに初めて踏み込む1本として選びたい
  • グリップの握り心地や長時間使用時の快適さを重視する
  • 価格差分をほかのタックルに回したい

リミテッドにすべき人

  • シマノエギングロッドの最高峰を求めている
  • ブランクス全体の感度・反響伝達を最大限に追求したい
  • 19リミテッドからの正統な進化を手にしたい
  • 所有感・満足感も含めて納得したうえで選びたい

迷ったらエクスチューンを選んで正解です。リミテッドは、それでもまだ上を目指したいと感じた時に選んでほしい1本です。

よくある質問

19セフィア リミテッドからの買い替えは必要ですか?

急ぐ必要はありません。19モデルは今も十分に通用するロッドです。ただ「キャストのシャープさがもう少し欲しい」「感度の天井を感じてきた」という方には、フルXガイド化とM46Xブランクスの進化は実釣で体感しやすいレベルの変化です。また、19モデルと比べて約4万円ほど値上がりしているため、購入はじっくり検討することをおすすめします。

エギング中級者が初めてのハイエンド機として選んでもいいですか?

選び方としては十分ありです。ただし25リミテッドは数値の軽さよりも「振り軽さ・感度・所有感」に価値があるロッドです。その違いを感じ取れるかどうかは、ある程度の経験値があってこそ。エクスチューンやXRをしっかり使い込んだ後のステップアップとして選ぶのが、最も満足度が高くなると思います。

25セフィア リミテッドに合わせるリールは?

シマノであれば23ステラや24ツインパワーとの組み合わせが定番です。ロッドの感度性能を活かすためにも、リールもある程度以上のグレードを揃えることをおすすめします。C3000番台が使い勝手のいい定番サイズです。

まとめ

25セフィア リミテッドは、19モデルから6年分の技術を積み上げてフルモデルチェンジした、現時点でのシマノエギングロッドの最高到達点です。ブランクスの進化・フルXガイド化・グリップのリニューアルと変わったポイントは多いですが、「真の軽さで研ぎ澄まされた使用感を届ける」という根幹のコンセプトは変わっていません。

5機種の選び方はシンプルで、迷ったらS84L+。ランガン重視ならS76ML+、大型・深場ならS85ML+、遠投・春イカじっくりならS90ML、近距離パワーゲームならS73Mです。

  • 迷ったら万能オールラウンダーのS84L+
  • ランガン・ボート・秋イカにはS76ML+
  • 春の大型・深場・速潮にはS85ML+
  • 遠投・春イカをじっくりならS90ML
  • 近距離パワーゲームにはS73M

このロッドを手にしたら、毎回釣り場に持ち出したくなる。それが25セフィア リミテッドだと思います。

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