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“ナマズ”という魚をご存知でしょうか?そう、「地震を予知する」ことで有名なあの魚です。目にする機会は少なく、あまり馴染みのある魚ではありませんが、実は人と深い関わりのある魚でもあります。今回はそんなナマズの生態や特徴、そして気になる味についてご紹介します。

ナマズとは?

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ナマズはマナマズとも呼ばれ、日本に生息する4種のナマズ(マナマズ、ビワコオオナマズ、イワトコナマズ、タニガワナマズ)のうちの一種です。日本では沖縄などの離島を除く全国各地に生息。国外では東アジアに広く生息しており、重要な水産資源とされています。

特徴

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ナマズは大きいもので70cm程に成長し、メスの方が大型化します。 口は横に大きく下顎が突出している受け口状。 トレードマークの口ひげは上顎と下顎で一対ずつあり、鱗は存在しません。代わりにヌメヌメとした粘液で表皮を覆い保護しています。
全身に味蕾という味を感じる器官が存在しているため味覚に優れます。どのぐらい優秀かと言うと、ナマズのいる水槽に手を入れた瞬間に味わわれてしまうほど。水中の化学物質を探知する能力は非常に高いと言えるでしょう。

生態

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ナマズは急流域を好まず湖沼や河川の流れの緩やかな淵に生息します。家庭排水の多い都市河川であっても生息場所にできることから、あまり水質に敏感ではありません。

夜行性であり、昼間は岩陰や水草に身を隠しています。 夜になると活動を始め、感覚器として発達した口ひげを使って獲物を探し出し捕食。見境なく口に入れてしまうため、小魚だけでなく甲殻類、カエルなどの両生類、昆虫、時にはネズミといった小型哺乳類まで口にしてしまうほど。水中においては食物連鎖の上位捕食者と言えます。

ナマズと人の関係

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現代ではあまり一般的ではないナマズですが岐阜や愛知、埼玉、群馬県などの特定の地域では古くから郷土料理として親しまれています。国外では東アジアを中心に貴重なタンパク源として扱われ、重要な水産資源として養殖も盛んに行われています。

そのお味は?

住んでいる場所から「泥臭い」イメージを持たれがちですが、そんなことはありません。泥抜きをして調理すればとても美味しい魚です。その味は淡泊かつ脂がのっており、それでいて臭みはありません。

“ウナギ味”のナマズ

火を通すと独特の旨味があり、その味は「ウナギに近い」とも言われるほど。そこに近畿大学が着目して飼育環境と飼料を工夫することによって、よりウナギに近い「ウナギ味のナマズ」の開発に成功し、商業化を目指しています。

ナマズ料理

ナマズは淡泊なクセのない味をしていることから様々な調理法と相性がよいです。その中でも人気のナマズ料理を3点ご紹介します。

ナマズの蒲焼き

大人気はなんと言ってもナマズの「蒲焼き」。火を通すことによって皮は香ばしく身はジューシーに仕上がります。濃い目のタレがナマズの持つ旨味と相まってその味は絶品。「ウナギの蒲焼きに近い」と言われるほどその味には定評があります。

ナマズの刺身

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ナマズのお刺身😱 #ナマズ #ナマズ料理

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淡泊かつ臭みのない身は刺身にしても美味しくいただけます。筋肉質の身はしっかりとした歯ごたえを生み、味と食感の両方を楽しむことができます。しかしながら、天然のナマズの身には寄生虫(顎口虫)が潜んでいるため調理には専門的な知識を要します。

ナマズの天ぷら

ナマズを天ぷらにするとフワフワとした食感を楽しめるとともに白身魚のあっさりとした旨味が口に広がります。クセはなく上品な味なので魚料理があまり得意ではない人にもおすすめです。

まとめ

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意外と知られていないナマズのご紹介でした。見た目のイメージに反して“美味しい”という事実に驚かれたのではないでしょうか。家庭に並ぶ機会はなかなかありませんが、その味は魅力的なので一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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