今回は、高級魚として知られるアナゴの釣り方をご紹介します。アナゴ釣りといえば専門的な印象がある方もいるかもしれません。しかし、仕掛けや狙う場所、時間などをおさえれば簡単に釣ることができますよ。おいしい高級魚が食べたい、できれば予算を気にせず食べたい、そんな夢のような話を叶えてくれるのが釣りの良いところ。ぜひチャレンジを!

まずはアナゴを勉強

画像:photoAC

ひとくちにアナゴといっても、水族館で見るチンアナゴから巨大なダイナンアナゴまで、さまざまな種類がいます。一般的に広く食用とされているのが「マアナゴ」です。茶褐色の体の横には白~金色に近いような色の側線があるのが特徴です。うろこはなく、シャープで端正な顔立ちをしています。

アナゴ釣りのシーズンや時間帯は?

アナゴ釣りのハイシーズンは真夏から秋にかけてですが、場所さえ選べば1年中釣ることもできます。筆者の手ごたえ的には、2019年は立ち上がりが早く、すでに関西では数釣りが楽しめるほどに盛り上がってきています。

アナゴは時間に厳しい!魚界のカント!?

アナゴは時間にとてもきっちりした性格で、釣れる時間とそうでない時間が明確に分かれています。夕方日が沈むと途端に釣れ始め、当たりがなくなったなと思えばもうその日は終了、といった具合。日没後すぐが一番食い気旺盛でねらい目ですが、一定の時間を過ぎるとパタリと釣れなくなってしまします。哲学者のカントをご存じでしょうか。いつも時計を持ち歩き、決まった時間に決まった行動をとっていたという。アナゴはまるでそれ、魚界のカントです。

とはいえアナゴは時にきまぐれで、通常のように日没後すぐに釣れないときは、突然夜中から数時間釣れるというようなことがあります。単にアナゴの気分なのか、はたまた潮の流れや月の満ち欠けが関係しているのか…

アナゴが釣れるポイントは?

撮影:著者

アナゴは砂地や砂泥地を好んで巣穴を作ります。水深は5m程度、比較的浅い場所にいるのも特徴です。海底が砂地や砂泥地になっている漁港や堤防がねらい目。壁ぎわやカケアガリを狙うのがセオリーです。

同じ巣穴に集団で棲みつくため、1匹釣れたらその場所を狙うと次々とヒットします。自分でアナゴが釣れるポイントを探し出すのも楽しいですが、「アナゴが釣れるらしい」という情報をキャッチしたらその場所を狙うと、ポイント探しが手軽です。

アナゴ釣りの初め方~ロッド・仕掛け・餌~

さっそくアナゴを釣ってみましょう!アナゴ釣りのロッドや仕掛け、餌をご紹介します。揃えるものが少ないところも、アナゴ釣りの魅力の1つですよ。

アナゴ釣りのロッドは?

アナゴ釣りには、専用のアナゴ竿というものが市販されていますが、船に乗らずに堤防から狙う場合は、専用竿を用意しなくてもOKです。磯竿でも、ちょい投げ用でも、シーバスロッド、エギングロッドでもOK。手持ちの竿で手軽に釣りましょう。リールは小型のスピニングリールがあれば十分です。

仕掛けは?

画像:ナチュラム

アナゴの仕掛けは、市販のアナゴ&ウナギ釣りの仕掛けを使うと手軽です。10~15号程度のジェット天秤やL字天秤にかけるだけでOK! 顔は地味でも、実は派手好きというアナゴ。イマイチ食いが甘いというときには、発光アイテムを針の近くに使うと集魚効果が高まります。

キス釣り用の仕掛けが手持ちである場合は、それを代用しても釣れますが、キス用の場合はアナゴがかかったときに針を曲げてしまうことがあるため、こまめな交換をおすすめします。水面から引き揚げた途端に、仕掛けにぐにゃぐにゃと巻き付いてくるため、1本針で。足元で当たりが多いというときは、扱いやすいブラクリも裏技としておすすめです。

アナゴ釣りの餌は?

アナゴ釣りは動物性の餌を使います。アオイソメのような虫エサのほかに、さばの切り身やイカの刺身などでも狙えます。アナゴは未解明な部分の多い魚で、成長過程によって食べる餌が違うという説も。地域によっても好みが大きく変わるようです。釣る場所の情報収集をしてから出かけることをおすすめします。関西地域では、アオイソメがテッパンです。

アナゴの釣り方

撮影:著者

アナゴ釣りは基本的に、投げてかかるまで待つ、という置き竿スタイル。当たりがなければポイントを少しずつずらして広範囲を狙ってみましょう。アナゴは日没後に食い気を示しますが、食い逃げするようなタイプではないので、しっかりアナゴが食いついてから合わせます。当たりはあるのに釣れないという場合には、針が曲がってしまっているか、合わせるのが早いかのどちらかである可能性が高いでしょう。

撮影:著者

強烈な引きが楽しめるような釣りではなく、リールを巻くと、根がかりかごみでも釣れたかな?というような重みを感じます。巻き上げるとアナゴだった、というようなケースも少なくありません。

仕掛けを投げ込んだら、あとは待つだけという体力を消耗しない釣りなので、幅広い年齢層の方におすすめです。夏の暑い日の夕涼みに、ビール片手にアナゴ釣りなんていうのはいかがでしょうか。

高級魚アナゴは買わずに釣るのが正解

煮ても焼いても揚げてもおいしい高級魚アナゴが食べたくなったら、アナゴ釣りのはじめどき!これからハイシーズンを迎えます。高級魚が釣れたという満足感も高くおすすめです。