せっかく釣ったうなぎは食べてみたいですよね。しかし、捌き方が難しそうと感じる人も少なくないでしょう。うなぎの体表はヌメヌメとしており、細身な体型なので、手で押さえながら捌くのは非常に難しいです。
この記事では、うなぎをしっかりと捌くための方法と捌いた後のおすすめレシピを紹介します。
うなぎを上手に捌く方法とは?

うなぎを捌くための道具を揃えよう!
うなぎを上手に捌くためには、スキルだけでなく専用のアイテムを揃える必要があります。ここでは、うなぎを捌くために必要なアイテムについて解説します。
目打ち
目打ちはうなぎの首元付近(主にエラ蓋)に刺して、まな板に固定するために使用します。
うなぎは普通の魚と違い、細身でかつ滑りの強い魚なので、しっかりと目打ちで固定をしないと滑ってしまいます。手で押さえながら刃を入れるとなると、怪我にも繋がるので絶対に用意しましょう。著者は一度、目打ちなしで捌こうとして指に深い切り傷を負った経験があります。
大きめのまな板
まな板は目打ちを刺せるように、木製のまな板を用意したいです。また、まな板のサイズはうなぎよりも大きい横幅があると捌きやすいです。厚みに関しても2-3センチほどあると、目打ちを安定して打ち込めます。
包丁・カッター
うなぎを捌く専用の包丁もあります。ただし、一般家庭で使用する場合は出刃包丁などで十分です。うなぎを包丁で捌くのは難しく感じる人は、カッターナイフでも切れ込みを入れるように捌けます。
うなぎの捌き方について

次に、うなぎを捌く方法について解説します。
うなぎは暴れやすい魚なので、捌く前に氷水に漬けておくと良いです。15-30分ほど漬けておくと、ぐったりとしてきます。
ぐったりとした状態のうなぎをまな板に乗せたら、目打ちを準備します。目打ちを刺すポイントとしては、エラ蓋付近が最も固定しやすいです。この際に、目打ちを深く刺すのがコツで、浅い刺し方だと内臓処理をする際に力負けして外れてしまいます。うなぎを確実に捌くためにも、強い力でまな板に打ち込みましょう。
目打ちが完了したらうなぎの腹を開いていきます。目打ちをしたエラ蓋直下の胸元から刃を入れます。刃を入れたら、反対の手で刃先付近の皮に手を添えて軽く押さえます。刃の力に意識を向けながら、尻尾の方向にまでスーッと抜くように捌いていきましょう。この時うなぎの血が手に着きますが弱性の毒があるので、目などを擦らないように注意しましょう。
さらに、うなぎの下処理をする上で皮の滑りは気になりますよね。滑りは臭いを発するバクテリアのことで、熱湯をかけて粘液を取り除くのがおすすめです。
うなぎを捌くのは慣れるまで時間が掛かりますが、数匹ほど捌くとコツが分かるようになりますよ。
こちらの動画を見ながら練習して見るのもオススメです。
うなぎの調理方法は様々!美味しく食べれるレシピについて
下処理が終わったら、美味しいうなぎ料理を食べたいですよね。うなぎのレシピは様々な種類がありますが、定番の丼モノからアレンジを加えた料理まで紹介します。
シンプルに食べられる絶品のうなぎ丼
うなぎ丼は家庭のフライパンで焼いて作れる簡単なレシピです。
まずみりん、醤油、砂糖、酒を混ぜて、中火で1分ほど加熱をし、蒲焼のタレを作ります。うなぎを適当なサイズにカットしフライパンに入れ、そこに水と酒を加えて加熱をします。約3分ほど蒸したら取り出しましょう。
ご飯の上に蒸したうなぎと蒲焼のタレ、お好みで山椒を盛り付けて完成です。蒲焼とご飯のマッチングをシンプルに楽しめます。
うなぎのちらし寿司
うなぎの蒲焼にアレンジを加えたレシピがうなぎのちらし寿司です。
材料は、蒲焼状態のうなぎ、大葉、キュウリ、ミョウガ、卵、塩、みりん、ごま、酢飯です。
はじめに、うなぎの蒲焼を幅1センチほどでカットしていきます。
キュウリ、大葉、ミョウガなどを細かく千切りにして、ボウルに酢飯とゴマ、カットした野菜を入れて混ぜます。
次は、お皿に卵と塩、みりんを入れてレンジで1分ほど加熱します。取り出したら、盛り付けのお皿にボウルの材料とカットした蒲焼、フワフワの卵を盛り付けて完成です!
うなぎ料理を堪能してみよう!

この記事ではうなぎ料理をする上で必要な道具、捌き方、おすすめのレシピについて紹介しました。
うなぎをせっかく釣ったのに調理するのが難しいため、食材を無駄にしてしまうこともあります。
うなぎは専用の調理器具で捌くのがおすすめで、捌くまでにはちょっとしたコツも必要です。ただし、何度か捌くことで腕が上がるので上達しますよ。綺麗に捌けたうなぎを用いて、美味しいうなぎ料理を作ってみてくださいね。
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