写真:筆者

ヤマメ(山女魚)は本州ではアマゴ、北海道ではヤマベとも呼ばれます。綺麗なパーマークの魚体から『渓流の女王』と称され、アングラーにとても人気の鱒です。その中でも30センチを超えるヤマメは尺ヤマメと呼ばれており、渓流を攻めるアングラーは、尺ヤマメを求めて釣行されている方も多いことでしょう。今回は尺ヤマメをゲットした際のポイント探しについてご説明致します。

ヤマメの新子
写真:筆者

まず、河川のヤマメは春に海へ降らなかったオスの一部が中心です。海へ降ったオスとメスは海を回遊してサクラマスとなり、桜が咲くころに川へ遡上します。そして産卵後のサクラマスは死んでしまうのです。
それに対して河川で育ったヤマメは2年目も産卵行動をとるため翌年も成長し、最大で40cm程度まで成長すると言われています。お目にかかりたいものです。

ヤマメ(山女魚)の生態とは

本州の河川では遡上したサクラマスを釣ることができるところもありますが、北海道の河川では、サクラマスの釣りは禁止されています。河川のヤマメについても自然保護のため、産卵時期や降海時期など禁漁期間が設定されていますので釣行時には注意が必要です。

禁漁期間についてはこちらをご覧ください。


フィッシングのルールとマナー (漁業管理課) | 水産林務部水産局漁業管理課

春のヤマメ
写真:筆者

ヤマメは、先程ご説明しましたが海に降らないのは、ほとんどがオスです。(たまにメスもいます)
なぜ鮭のようにすべて海へ降らないのかは不明ですが、種を残すという意味では全てのオスとメスが海へ降るより、川でもヤマメの種が生息した方が、海と川で分れるため、1つの種としては生存しやすいのでしょう。他の鱒にはない生態にも感じますね。

created by Rinker
¥1,650(2020/02/04 09:22:57時点 Amazon調べ-詳細)

川に残るヤマメは、春の時期に縄張り・エサ取り争いで勝ち残った大きな個体と言われています。そのヤマメは秋にサクラマスが遡上するまでの間、体力をつけて大きく育つわけです。さて、30センチを超える尺ヤマメはどこに潜んでいるのか?まずはそのヤマメの性格を把握しましょう。

ヤマメの性格

マス類の中で1番泳ぐスピードが速く、エサに喰らいつくのも上手いです。特に水面の捕食、流れの強い場所での捕食は群を抜いて上手いです。そして冷たい水、酸素の多い水を好みます。この性格を基に実際のフィールド・ポイントでどのように探すのか?次の章で詳しくご説明します。

AnglersLife iPhone アイフォン ヤマメ 【iPhone11 Pro】
AnglersLife

ヤマメはどこに?

道央の渓流ですが、尺ヤマメが釣れた実際のポイント写真を掲載しますので、合わせてご覧ください。

潜む河川の要素

  • 流れが強い
  • 岩場である
  • 日陰や岩陰である
  • 木の張り出し、倒木などがある
  • 橋の欄干や石堤がある

河川の流れが強いと、岩にあたり渦巻いている場所があります。エサがたまりやすくなります。また、水が冷たい草木の陰や倒木の陰を探すといいでしょう。詳しくご説明します。

木や草の陰

道央の渓
写真:筆者

まず、写真ようなポイントです。木や草の張り出し方によりますが、その陰になった奥の岸側が深くえぐれている場合があります。特に川がカーブしている場所などで水流が当たる場所に多いです。この中に大物が潜んでいる場合があります。そこにルアーを投入するには少し難しくテクニックが必要です。詳しくは今度テクニック編で掲載しますが、このような場所には小さいヤマメと大きなヤマメが一緒にいる場合が多いです。
最初に小さなヤマメを掛けたら、少し間をおいて同じところを流すとサイズアップが可能かもしれません。

岩の陰

道央の渓
写真:筆者

普通の流れの岩の陰にもいますが、サイズは見込めません。写真のような流れの強い、そこそこ大きな岩陰で渦巻いている場所が狙い目です。その渦巻いてる底の方に大物はいます。鮎ではありませんが、ある程度大きなサイズのヤマメは縄張りを持っている場合が多いです。流れがきつく、その底へルアーを流すためには、投入するルアーは重いものに限られてきますが、ただ重いだけでは喰いついてくれません。ルアーサイズとテクニックを駆使するしかありません。次回テクニック編で詳しく説明します。ポイントは写真のような状況に、ルアーをどのようにして、川底でアクションさせ尺ヤマメを引きずり出すかが肝心です。

釣れる時期は?

20cm前後のヤマメ
写真:筆者

ヤマメは冬の間に孵化して春までに稚魚から幼魚の新子へ育ちます。大体10〜15cm程度でしょうか。この頃、海へ降るオスと川に残留するヤマメに分かれ、海へ降るヤマメは銀毛化します。春から初夏まではこの小さなヤマメが良く釣れます。
初夏になると20cm程度に育ちます。このサイズになると、スピードがあり、なかなかいい引きをしてくれます。真夏から晩秋にかけて25〜30ぐらいになり、ニジマスやブラウントラウトとは違ったパワーのあるファイトを見せてくれます。
大きなヤマメは猛スピードでルアーをひったくり掛かったあと、下流から上流、上流から下流と逃げ回ります。他の鱒では味わえないファイトを楽しめます。

ギリギリ尺に満たない山女魚
写真:筆者

ヤマメは他の魚と違って、果敢に喰らい付いてきます。ときにはルアーのサイズぐらいあるのでは?と思う小さなサイズも口を大きく開けて咥えてきます。ルアーのチョイスも重要になってきます。

まとめ

いかがですか?山女魚の生態とポイントがわかったと思います。やはり尺ヤマメを釣るには一筋縄ではいかない場所に潜んでいます。なかなか釣れないわけです。今度実際に尺ヤマメを釣りあげたときの探り方、ルアーチョイス、テクニックを執筆します!!お楽しみに~