おすすめタックル10選
前回、ダム湖(止水域)での実釣を掲載しました。46cmのニジマスはパワーが段違いだということはお判り頂けたと思います。今でこそ、コンスタントに釣れていますが、たくさんの鱒たちに釣りの難しさを教えてもらったお陰です。今までいろいろなタックルを試しました。今回はそんな経験を踏まえて、使用しているタックルから2019年最新情報まで、湖などの止水域で有効なタックルのスペック情報を記載していきます。最後には、おまけ情報を付けました。お楽しみに~
湖で必要なタックル要素について
まず最初に湖と海との違いはなんでしょう?塩水ではない。当たり前ですね。でもほかに違いがあります。その違いを湖釣行の要素として記載します。そこからタックル選びに必要なスペックを検討しましょう。
湖での釣行要素
魚のサイズ | ・マス類に限ると30cmから50cm ※海より、やや小さめ。 |
---|---|
投げる距離 | ・ポイントは近くて数メートル ・遠さと深さを合わせると100mほど ※海とさほど変わりません。 |
ルアーウエイト | ・5g~18g ※ジグ釣りが増えたので重くても18gほど ※主流はスプーンやミノー |
フィールド環境 | ・森や茂み ・ロングロッドで思いっきり投げられない場合が多い。 ・いきなり深みがある。 ・潮の流れや満ち引き、波の高さ など海と大きな違いがある。 |
リールに必要なスペックは?
昔のリールは当たり外れがあり、メンテナンスしても長く使用するには限界がある製品が多く、かなり浪費しました。しかし最近のリールは材質も性能も良くなりました。安価なリールでも、材質やギア性能などが格段に進歩しています。
湖(止水域)の釣行で必要なリールスペックは以下の通りです。
スプール | 2000〜3000番程度 |
---|---|
ライン | PE0.6〜1.0号100〜150m |
ドラグ | 中~高性能 |
自重 | 軽量 |
上記の条件を満たすリールであれば、ブランドはお好みで良いと思います。自分にしっくりくるものが一番です。購入する際は実際に手に取り、巻いてみて、その時の巻き心地、重さ、ハンドルの形状などを確認しましょう。決まったらWebで底値を検索してGETです。では、おすすめのリールを紹介します。
ダイワ(Daiwa) 16 EM MS 2510PE-H
2016モデルですが、価格に対して性能は十分です。【自重:215g 巻取り長さ:84cm】とにかく軽い。このリールでニジマス46cmをゲットしています。PE専用スプールでハイギアタイプです。実はこの後にご紹介しているレグザという後継リールが出てしまい、EM-MSは既に廃盤になってます。現在販売中の在庫が最後ですので探す価値ありです。黒金&シルバーと見栄えします。
ダイワ(DAIWA) 19 レグザ LT2500S-XH
2019モデルでEM-MSの後継リールです。LTボディーなのでEMよりも、さらにボディーが小さくなっています。【自重:235g 巻取り長さ:87cm】自重はEMのほうが軽いですね。新しい方がいい!という方にはおすすめです。
シマノ (SHIMANO) 15 ストラディック 2500HGS
2015年のモデルですが、価格以上に、かなり性能がいいです。【自重:230g 最大巻上長:88cm】HAGANEギア・X-SHIP・HAGANEボディなど十分な性能と機能です。 さすがシマノ。
シマノ (SHIMANO) 19 ストラディック 2500SHG
2019年モデルNewストラディックです。【自重:220g 最大巻上長:89cm】 素晴らしいリールです。特徴はマイクロモジュールギアⅡを搭載し、滑らかなギアがさらに進化しています。ロングストロークスプールは縦に長い分、ラインの放出が格段に良く、より飛距離がでます。無敵ですね。
アブガルシア (Abu García) ロキサーニ (ROXANI) 2500SH
アブガルシアはREVO!という方が多いと思いますが、このロキサーニを使ったら性能とルックスのびっくりしますよ。【自重:226g 最大巻上長:87cm】 しかもこの価格!サブリールではもったいないリールです。
アブガルシア(Abu Garcia) リール Revo MGXtreme 2500MSH.
やはりRevoですね。何も語りません。【自重:170g 最大巻上長:87cm】このクラスでベアリングは11個も使っています。持つべき人が持って大物を釣りに行きましょう。
ライン・リーダー
メインラインについて
PE、フロロ、ナイロンがあります。ほとんど相性と好みですが、湖ではそれぞれメリット、デメリットがありますので記載します。実はこれも釣果に大きく関わります。同じ強度で比較した場合です。
材質 | 太さ | 強度 | 空気抵抗 | 伸び | 巻き癖 |
---|---|---|---|---|---|
PE | 細い | 強い | 少ない | 全く無い | なし |
フロロ | 細い | 強い | 受け易い | 殆ど無い | 若干付く |
ナイロン | 太い | 弱い | 飛ばない | 伸びる | つく |
私は20年ほど前にメインラインはPEにしました。昔のPEは強いのですが、擦れに弱く、ラインメンテの手を抜くと、ルアーごと飛んでいきます。擦れた部分が弱くなりやすいのです。最近のPEは4本編み~10本編みなんてのも登場しています。とくに、おすすめはこちらです。このPEはコーティングされていて、PE特有の糸感がありません。一度使うとやめられません。
リーダーの必要性について
湖や河川ではショックリーダーを使用しない人も多いようです。私はPEなので必ず利用します。理由は以下です。
- PEは伸びがなく、魚がバイトしたときにルアーが弾かれる確率が高くなるため。
- PEは擦れに弱いので、沈んでいる倒木・岩などの擦れを抑えるため。
- PEが高価なので万が一、根がかりしたときにPEを失う長さが短くなるため。
このリーダーはおすすめです。しかも4号です。細いほうが魚に気づかれず、ルアーも自然に動くと考え、昔は細いリーダーを利用していました。しかしビックトラウトには全く歯が立ちませんでした。40cm以上の鱒を狙うのであれば3号以下はおすすめしません。フロロかナイロンかはお好みでよろしいと思いますが初心者の方はナイロンで十分です。
フックについて
ルアーによってフックは替えている方は多いと思います。しかし意外とルアーに付属したフックをそのまま利用している人も多いのでは?フックに魚が掛かるわけですのでフックこそ、釣果に影響します。私はルアーに合わせて替えます。そして毎回フックのメンテナンスを必ずします。
メンテ方法などはテクニック編で詳しく書きますね。
フックの種類
トレブルフック | ミノー、スピナー |
---|---|
ダブルフック | ミノー、テレストリアル |
シングルフック | スプーン、ジグ、ミノー |
上記を効率的に利用する必要があります。次回のテクニック編でルアーを詳しく書きますが、タックルに関わる部分を抜粋して記載します。
私は基本的にシングルフックのバーブレスです。シングルの理由は掛かる確率はさほど変わらないからです。以前、同じルアーで投げてヒットする確率を測定しましたが、鱒については釣果は変わりませんでした。むしろシングルフックのほうが釣果が上の時もあります。
ミノーもジグも泳がせて動きに問題がなければシングルバーブレスです。理由はいくつかありますが、根がかりの回収率です。圧倒的にバーブレスのほうが回収できます。ダブルフックは取り付け易いので予備で利用しています。
次のページ>>>おすすめロッドを紹介します!とっておき情報もありますよ~