釣りでは魚を取り込む瞬間が最も気を遣うといわれます。特に大物はタモを使って丁寧に取り込まないとバラしてしまうことがあり、タモは重要な釣り具です。この記事では、タモの選び方とおすすめのタモを紹介します。
タモの選び方について

タモを柄(ハンドル)、ネット(網)、フレーム(枠)に分けて選び方を紹介します。
【選ぶ際のポイント①】タモの柄(ハンドル)
タモの柄(ハンドル)に使われている素材には、アルミ、カーボン、樹脂、木などがあります。アルミや樹脂は軽量かつ安価、カーボンは軽く強いですが高価な傾向です。木はフレーム(枠)と一体型になっていることが多く、渓流釣りに使われることがあり、使いやすいです。
柄(ハンドル)の中には5m程度まで長くなる振り出し式があり、防波堤など水面が離れている釣り場で活躍します。振り出し式のタモは色々な釣りに対応できるので、初心者におすすめです。
【選ぶ際のポイント②】タモのネット(網)
タモのネット(網)に使われている素材には、撚り糸、ナイロン、ラバーなどがあります。撚り糸は高強度ですが魚に傷をつけやすい、ナイロンは安価、ラバーは魚に傷をつけにくい傾向があります。
最近では、ナイロンにラバーをコーティングしたネット(網)もあるので注目です。
【選ぶ際のポイント③】タモのフレーム(枠)
タモのフレーム(枠)には丸型タイプ、オーバル(楕円形)タイプがあります。丸型タイプはオーソドックスで扱いやすい、オーバル(楕円形)タイプはルアーフィッシングでよく使われ、取り込みやすい傾向があります。釣る魚のサイズによって、フレーム(枠)の直径を決めるので紹介します。
フレーム(枠)の直径(丸型)は、小型魚は45~50cm、大型魚は55~60cmが目安となります。
フレーム(枠)の直径(オーバルタイプ)は、小型魚は35cm×45cm、中型魚は45cm×55cm、大型魚は50cm×65cmが目安となります。
フレーム(枠)が小さく畳めるコンパクトになるタモがあり、携帯にとても便利なのでおすすめです。
おすすめのタモ
紹介した選び際のポイントを踏まえ、おすすめのタモを紹介します。
PRO:TRUST アルミランディングネット(PT-3007)
PRO:TRUST アルミランディングネット(PT-3007)は使い勝手がよいので、一本あると重宝します。トラウトやバスなどに対応し、アルミ製で軽量なので使いやすいです。
選ぶ際のポイントをチェックできるデータは次の通りです。
- タモの柄(ハンドル):アルミ製、全長:70cm
- タモのネット(網):ナイロン黒レース網
- タモのフレーム(枠):オーバルタイプ、直径:45x35cm
OGK 磯玉の柄 エフゼロセット ITFZS63 630

OGK玉網 磯玉の柄 エフゼロセット ITFZS63 630は、玉の柄、枠、網がセットになった製品です。四つ折りのアルミ枠が採用されているので、折り畳むと小さくなり、携帯に便利です。
選ぶ際のポイントをチェックできるデータは次の通りです。
- タモの柄(ハンドル):カーボン(%):30、全長:6.8m(最大)
- タモのネット(網): ナイロン製
- タモのフレーム(枠):丸型タイプ、直径:50cm
プロックス ラバーランディングネット ハイブリッド 12型 PX93012CR

プロックス ラバーランディングネット ハイブリッド 12型 PX93012CRは、エリア・トラウトやアジングなどに対応する製品。ABS樹脂製の柄とTPR(サーモプラスチックラバー)製のグリップを組み合わせたので、強く、摩耗や劣化が少ない製品に仕上がっています。更に、魚に優しく、ルアーが絡みしにくいクリアラバーネットを採用。
選ぶ際のポイントをチェックできるデータは次の通りです。
- タモの柄(ハンドル):ABS樹脂製、全長:56cm
- タモのネット(網):ラバーネット
- タモのフレーム(枠):オーバルタイプ、内径:33×27cm
ハイランダー Wood ラバーランディングネット( Sサイズ)

ハイランダー Wood ラバーランディングネット( Sサイズ) は、柔らかいラバーネットが装着されているので魚にやさしい製品。本体に天然木を採用しているので軽く手によく馴染み、使いやすいです。
選ぶ際のポイントをチェックできるデータは次の通りです。
- タモの柄(ハンドル):天然木、全長:43cm
- タモのネット(網):ラバーネット
- タモのフレーム(枠):オーバルタイプ、最長部:19×28cm
進化するタモに注目!
タモの選び方と4選を紹介しましたが、お気に入りのタモは見つかったでしょうか?私のタモはフレーム(枠)が折り畳めるタイプを使ってしますが、とてもコンパクトになるので重宝しています。タモは進化していることに驚きます。