アキアジシーズン到来!フィールド・ポイントの見つけ方

いよいよポイント選び

さぁフィールドは決まりました!でも周りは釣れてるのに自分の場所だけ釣れない、そんな目に合わないように、入る場所を決めるときに気を付けることがあります。これもサーフと漁港で違うので分けてご説明します。

サーフのポイント

混み具合にもよりますが、私は釣れる場所と人が多い場所は別だと考えています。先程漁港での話を書きましたが、人が多いと確率が下がるのとスレが多くなるからです。そういう目線で見ると入れるポイントがいくつかあるはずです。

フィールドについたらサーフの状況をよく観察してください。風の影響があまりないと仮定して以下を参考にしてください。

まず、鮭はなぜ岸寄りするかというと、ご存知の通り川へ遡上して産卵するためです。でも一気に川へ上らないのです。川に上る前に真水に慣れる必要があるため河口周辺の真水と海水を行き来します。これがサーフ周辺での回遊になります。
人もそうですが田舎から都会の空気に慣れるまで時間かかるのと同じでしょうか。鮭の回遊行動を踏まえて、サーフの状態ごとに解説します。

【 サーフの状態】

図:筆者
  1. 緑色の位置:波高め。少し湾(深い)。砂浜が海へ突き出ていない。
  2. 青色の位置:波普通。遠浅。 砂浜が海側に突き出ている。
  3. 赤色の位置:波低め。手前に岩・テトラがありそこで波を受けている。

1緑色の位置

鮭が岸寄りしたときはサーフ周辺を回遊するわけですが、休む場所(潮の流れがない場所)にいるときがあります。このポイントで手前は波高くて沖の波が低ければ、そこを狙います。ただし潮の流れがキツければルアーを少し重くしたり、ウキ下を長くするなど調整が必要です。

注意:波が高い場合は波にさらわれないように足元を注意するのはもちろんですが、鮭が掛かった時に岸に上げるのが難しい場所になります。
鮭は波打ち際で、もの凄い暴れますので波があるところで寄せてしまうと、鮭のパワーと波打ち際の抵抗でバレる確率が高いです。対策としては、ルアーを投げて、巻いているときに周辺をよく見ます。掛かったら…どこへランディングするか?をイメージしておきます。とくに波の少ないところや砂浜が低いところを確認しておきます。そうすると慌てずに済みます。

実際に鮭をランディングするときは寄せ波に合わせます。慣れるまで少しコツがいります。まず落ち着いて鮭を波の向こう側まで寄せておきます。波がザッパーンとなりザザザ…と引き波になったところで一気に巻き上げます。鮭も抵抗しますが、寄せ波が来ている間に砂浜まで上がるのが理想です。仲間がいる場合はネットインしてもらいましょう。

2青色の位置

一番多い状態だと思います。遠浅なのですごい頑張って遠投している方がたまにいます。しかし回遊時は鮭がとても近い浅場を通っている場合があります。
サーフから10m以内にいる場合もありますのでむやみに遠投しなくても、そーっと投げてデッドスローで引いてみてください。

ただし遠浅の場合はルアーを軽くしたり、ウキ下を短くする調整が必要です。ここは波も少ないので、かかった時に上げる場所は大丈夫だと思いますが一応確認しておきましょう。仲間がいればネットインして貰うのが一番です。

3赤色の位置

一番人気がなく、あまり人がいません。まぁ目の前に障害物があると、根がかりも多いので敬遠されがちです。しかし意外と穴場でもあるので何度もいい思いをしたことがあります。

図を見ていただくとわかると思いますが、障害物は鮭にとって潮が止まるので溜まる(休憩)場所とも言えます。障害物の外側(海側)へはなかなか投げられません。障害物の内側も近すぎる場合が多いです。そんな時は斜めに投げます(人がいないこと前提です)そうすると距離は稼げます。浅場なので軽いルアーやウキ下を調整しましょう。

漁港のポイント

漁港の場合、堤防の形状などにもよります。図を例にしてご説明いたします。
いくつかのパターンに分かれますが、狙うべきポイントがわかると思います。

図:筆者
  1. 黄色の位置:堤防の先端。漁港の入り口。回遊の合流地点。
  2. 赤色の位置:回遊の鮭。船着場。
  3. 青色の位置:回遊への通り道。はぐれた鮭。

1黄色の位置

堤防の先端は、一番人気ですね。
理由は2つ。群れが来たらスレていない鮭に一番最初にアプローチできる。回遊の鮭も狙える。1つ難点なのは漁船が行き来するのでそのたびに中断することでしょうか。
そして、回遊の合流地点。漁港の中の黄色の位置です。見ていただくとわかると思いますが鮭は漁港の潮の流れで回遊しています。そうするとなかなかに外には出れなくなり港内を回遊します。その時に合流するポイントが出てきます。そこもねらい目です。とくに群れが入っていない場合、漁港の中を回遊している鮭を釣るにはこの場所を参考にしていただければ釣果アップを狙えるかもしれません。

2赤色の位置

鮭釣りの定番位置とも言えます。とにかく車から近いなどの理由もあり、人気です。この赤色の中でどこが一番か?と聞かれると非常に困りますね。

先程も書きましたが、確率論から考えるとかなり低くなります。この場所で釣るなら漁港の入り口に向いて立てる場所に入ります。
理由は潮の流れです。その位置だと大体自分に向かって潮が流れていますので鮭がいたら自分のほうに向いています。そこにウキルアーを投げてデッドスローするわけです。鮭にルアーを少しでも長く見せることができます。
ただし、ほとんどが船着場なので船に乗るなどマナー違反はやめましょう、漁師さんの邪魔にならないように気をつけて下さい。

3青色の位置

この場所は厳しい場合が多いです。群れが入ってすぐならありです。その場合どこでも大丈夫なんですが、ここ以外は他に行く場所がなければ、釣りながら次の釣行の情報収集を行います。潮の流れや釣れている場所などを観察するにはいい場所です。たまにはぐれメタル的な鮭に遭遇する場合があるので油断は禁物です。ここも船着場なので注意してください。

次のページ>>>【まとめ】ウキルアーで探るコツは?

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