
みなさんはわらしべ釣りという釣り方法をご存知でしょうか?
これは、昔話の「わらしべ長者」が名前の由来になっている釣り方法で、「小さな魚を餌にして大物高級魚をゲット!」という夢のような釣りです。
多くの人に人気があり、大きい魚がよく釣れると評判のわらしべ釣り、気になりますよね。早速試してみましょう!
まずは餌の確保から!
餌となる小魚の確保は、サビキ釣りやアオイソメを使ったちょい投げ釣りがおすすめです。まずは小アジや小サバ、ハゼなどをゲットし、餌にしましょう。
初めてわらしべ釣りをする方は、「本当にこんな簡単に確保できる小さい魚で釣れるの?」と思うかもしれませんが、この釣り方法は本当によく釣れますし、虫エサを使う釣り方法に比べると大型の魚が釣れやすい特徴があります。
サビキ釣りやちょい投げ釣りで何匹も小魚を確保できるようであれば、サイズを調整しながら「これでどんな魚をゲットできるかな?」、「大きな高級魚を釣りたい!」なんて期待をふくらませながら釣りを楽しんでみましょう。

サビキ釣りのコマセはこれがおすすめ!アミ姫
昔からある冷凍されたブロックタイプのコマセは、解凍に時間がかかったり、臭いが苦手な方もいるかもしれません。臭いは洗っても落ちにくく、「釣行前の車内での解凍時にシートに汁をこぼしてしまって臭いが取れない…」なんて苦い経験も耳にします。
一方このアミ姫は常温で保管が可能であり、チューブタイプなので手を汚さずにコマセをサビキカゴに入れることができます。筆者が使用時に一番驚いたことは香りの良さで、フルーティーでまるでスイーツのようです。
冷凍コマセとアミ姫の集魚力はほとんど変わらず、アミ姫の方が集魚効果の高い日もありました。このスペックの高さから、筆者がサビキ釣りを行うときは必ずアミ姫を使っています。釣具店によっては取り扱いがないことや売り切れになりやすい商品でもあるので、見つけたときはすぐに購入することをおすすめします。
わらしべ釣りにおすすめのアイテムはこれ!エアーポンプ
わらしべ釣りに使う小アジや小サバ、ハゼなどの小魚。これらの活きの良さは釣果に直結します。
何匹も小魚が釣れたときは、活きの良い状態で多くの小魚をストックしましょう。そのために、バケツ内に酸素を供給することができるエアーポンプの使用をおすすめします。
これの有無で活きの良さが大きく違ってくるため、わらしべ釣りを何度もする方には必須のアイテムです。
アタリがあってもすぐにアワセはしない
サビキやちょい投げ釣りで小魚を確保した後は、小魚に針をセットしなければいけません。小魚の鼻と背中の2箇所にフックをセットするのが一般的ですが、2箇所へのセットが面倒であったり、仕掛けが1本のフックしかないという場合はどちらか1箇所のセットでもかまいません。

ちょい投げや遠投を行い、数十分から30分以上ヒットがないようであれば、一度ラインを巻き上げ、餌である小魚の活きを確認してください。
フックの刺し方や刺す場所が適切でないと小魚が外れることがありますし、長く泳がせていると動きが悪くなることが多いです。
アタリがあってもすぐにアワセはせず、ラインを送り込み数十秒待ちます。この時の小さなアタリの後に大きなアタリがくることが多いです。この大きなアタリを確認してからアワセを行うと、フックが浅く掛かることを防ぐことができるため、キャッチ率があがりますよ。
コツン、コツンと小さなアタリで焦ってラインを巻き上げることは避けましょう。
果たして大物はかかっているでしょうか?緊張の瞬間です。
実際の釣果は?
筆者の釣果ですが、ハゼや小サバを使って、アイナメやソイ、シーバスを釣り上げることができました!
いつもはリリースするような小さな魚が、何倍もの価値がある高級魚に変わった瞬間です。釣り上げる途中でシルエットがはっきり見え、魚種を確認できた時は喜びが大きくなりました。
釣行時は活きの良い小魚を用意したので、食いの良さを実感しました。普段はルアー釣りをすることが多いのですが、釣果を比較してみてもわらしべ釣りはよく釣れる釣り方法です。みなさんも「あの小魚がこんな大物に!」なんていう素敵な経験ができるはずですよ。

わらしべ釣りは、ヒラメやコチなどのフラットフィッシュや、アイナメやソイなどのロックフィッシュ、シーバス、クロダイ、青物…など狙える魚の種類が幅広いため、何が釣れるのかわからないワクワクする気持ちを味わえることも魅力のひとつです。
ここに上げた魚以外もゲットできる可能性があります。小魚に食いついてくる魚は大型であることが多いため、強い引きを楽しみたい人にもおすすめですよ。
おすすめアイテムはこれ!タモ網
わらしべ釣りは思わぬ大物がかかりやすい釣り方法です。力を込めて水面から持ち上げようとするとラインブレイクするリスクがあります。大物はタモ網を使わないとキャッチが難しいため、用意しておくと良いでしょう。
また釣り場では、周りの方がキャッチで困っているときに、魚をタモ網に入れる作業を手伝ったりするときもあります。
まとめ

筆者も海釣りに行く際はよくわらしべ釣りをしています。わらしべ釣りは「小魚から大物が釣れる」というワクワク感が楽しい釣り方法です。
アングラーは強い引きを求めて釣りを楽しみ、それに魅せられている方がほとんどだと思います。
みなさんも何が釣れるか分からないわらしべ釣りで大物や高級魚を狙い、ワクワク感や強い引きを心ゆくまで味わって見てくださいね。