魚は苦手という人でも楽しめる手長エビ釣り。簡単な仕掛けと延べ竿で手長エビは釣れるので、お子さんと一緒に楽しめます。
釣った後は食べるもよし、飼育してもよしの手長エビはおすすめです。ここでは手長エビの釣り方や飼い方などを紹介します。

手長エビ釣りの道具やえさ、原理について

手長エビの生息域は広く、河口をはじめ、川の中流域、湖沼、池などとなっています。どの生息域でも比較的浅い場所に潜んでいますので、延べ竿でも十分釣れますよ。

手長エビの口は、小魚の口に比べて細長く小さいです。この口に針をスムーズに引っ掛けることが重要になってくるので、針はエビ、もしくは秋田狐タナゴなどを選んで下さい。これらの針は袖針に比べ細長い形状なので、手長エビの小さい口にぴったりです。
また、針に付けるエサは赤虫、ミミズ、ゴカイを用意して下さい。

手長エビ釣りは簡単な道具で楽しめる!

手長エビ釣りで必要な道具は次の通りです。

  • 延べ竿:小物用振り出し(1.5~3.0m)
  • 道糸:ナイロン(0.6~0.8号)
  • 仕掛け:針(エビ、秋田狐、タナゴなど:1~3号)、ハリス(0.3~0.4号)、ガン玉、ハリス止め、玉ウキ(小型)、ゴム管
  • えさ:赤虫、ミミズ、ゴカイ
  • レジャー椅子
  • ビク
  • ピンセット
  • 釣りにふさわしい服装

ピンセットは、釣り上げた後手長エビから針を外す際に使います。

手長エビ釣りの基本とコツを伝授!

ここでは、手長エビ釣りの基本とコツを紹介します。

手長エビ釣りの基本を伝授!

手長エビ釣りは、いわゆる浮き釣りですが、小魚とは少し釣り方が違ってきます。

  1. えさを付けた仕掛けをポイントに投げ入れますが、えさが川底付近の位置になるようにウキ下を調整します。
  2. ウキに反応があってもすぐに引き上げないで様子を観察します。
  3. ウキが横に移動した後、止まったら引き上げます。

ステップ2では、手長エビは爪でエサを掴んでいるだけなので、引き上げてしまうとエサを離してしまう可能があります。
ステップ3になれば、手長エビがエサを食べだしているので、引き上げるタイミングです。ただ、このタイミング以降は手長エビが岩の影に隠れることがあるで、根がかりの可能性が高まります。

・エビ釣りのコツを伝授!

手長エビ釣りは、いくつかのコツがあるので紹介します。

コツ①【手長エビが潜むポイントを丹念に攻める!】

手長エビが潜むポイントに仕掛けを投げ入れることが重要なポイントです。
彼らが潜むポイントは次の通りです。

  • 護岸の壁の付近
  • 消波ブロックの付近
  • 杭の付近

コツ②【晴天の日は避ける】

晴天の日に釣りをすると、気分が良いですね。
ただ、手長エビは晴天の日より、少し曇った日のほうが活発に動き回ります。
そのため、できれば曇りの日に釣りに出かけたほうがいいでしょう。

コツ③【エサの交換は頻繁に行う】

生きたエサを使うので、できるだけ活きがよいエサのほうが釣れる確率が上がります。そのため、エサの交換を頻繁に行って下さい。手長エビが釣れた後、エサが残っていても必ず交換しましょう。

自由研究で手長エビを飼う

出典:写真AC

自由研究で釣った手長エビを飼おうと考えている人のために、今回は川で取れた手長エビの飼育方法を紹介します

手長エビを飼うために必要な道具は次の通りです。

  • 水槽
  • 砂利
  • ろ過装置
  • カルキ抜き
  • エサ:金魚などに与える人工飼料
  • 水道水
  • エアポンプ

カルキ抜きを入れた水道水を使い、可能であれば、手長エビが隠れる石や木も用意しましょう。水槽は、昆虫用のプラスチックケースでも代用できます。

手長エビの飼い方

道具のセッティングが完了し、手長エビを入れたら、飼育ができるようになります。手長エビは、ヒーターが無くても冬は越せます。
ただ、夏は涼しい場所に水槽を置いて、可能であれば水温が20℃以上にならないようにしたほうがいいです。
多頭飼いすると共食いをすることがあります。

まとめ

手長エビ釣りは、小魚を釣る道具などで手軽にはじめることができます。透き通った手長エビを見ていると癒されます。
手長エビは釣って食べるのもよいですが、水槽で飼って眺めるもよし、生態の観察をすれば自由研究にもなりますね。