幼い頃、近所の川や沼でザリガニを釣って楽しんでいた記憶はありませんか?
もともと、日本の固有種である二ホンザリガニが東北や北海道などに生息していました。食用でアメリカから輸入されたアメリカザリガニは、繁殖力が強く日本の川や沼に広がったそうです。
今回はそんなアメリカザリガニたちを釣りあげるために必要な道具や餌、釣り方、さらに夏休みの自由研究にぴったりな飼い方まで紹介します。
ザリガニ釣りの道具やえさ、仕組みを解説!

日本の川や沼で見かける殆どのザリガニはアメリカザリガニです。
アメリカザリガニは雑食で、小魚やおたまじゃくし、昆虫など色々なものを爪で挟んで捕食します。そして、一度獲物を爪で挟んで食べだすと、なかなか離さない性格です。これを利用すれば簡単に釣り上げることができますよ。
針は使わない簡単な釣り方なので、お子さんに任せても安心です。
ザリガニ釣りは簡単な道具で楽しめる!
ザリガニ釣りで必要な道具は次の通りです。
- 木の棒
- ライン:タコ糸、ナイロン
- おもり:カミツブシ、石ころ
- えさ:煮干し、するめいか、魚肉ソーセージ、さきイカ
- レジャー椅子
- ビク
- タモ
- 釣りにふさわしい服装
おもりは餌を沈みやすくするために付けますが、沈みやすい魚肉ソーセージなどを餌にする場合には必要ありません。
お子さんが楽しむのであれば、ナイロンよりタコ糸のほうが扱いやすいのでおすすめです。
ザリガニ釣りの仕掛けとえさがセットになったものも販売されているので、使ってみてはいがでしょうか?
ザリガニ釣りのコツを伝授!

ザリガニ釣りでは難しいテクニックや道具は必要ありませんが、釣り方にコツがあるので紹介します。
コツ①【ザリガニが潜む場所を探す】
当たり前ですがザリガニがいなければ釣れませんので、ザリガニが潜む場所を探すことが重要です。
ザリガニが潜む場所は次の通りです。
- 田んぼ
- 用水路
- 公園の池や小川
公園の池や小川では、ザリガニが隠れやすいアシや石といった障害物の周辺は釣れるポイントです。
コツ②【ザリガニがえさを食べだすまで待つ】
ザリガニがえさに対しての警戒心を解いて、ハサミで捕食し食べだすまでじっくり待って下さい。ザリガニがハサミでえさを掴んだだけの状態で引き上げようとしてしまうと、えさを離す可能があります。
そのためザリガニがえさを食べだすまで、糸は弛めてザリガニを自由にさせて下さい。
コツ③【ゆっくり引き上げる】
えさを食べることに集中しているザリガニには隙ができます。
ザリガニに警戒心を持たれないようにゆっくり引き上げて下さい。この釣り方がおすすめです。
自由研究でザリガニを飼う

釣ったザリガニを自由研究で飼おうと考えている人のために、ザリガニの飼い方や必要な道具を紹介します。
ザリガニを飼うために必要な道具
- 水槽
- 砂利
- ろ過装置
- カルキ抜き
- えさ(煮干し、さきいか、魚肉ソーセージ、レタス、ほうれん草等)
- 水
- エアポンプ
- 石や鉢
カルキ抜きを入れた水道水を使い、水槽は昆虫用のプラスチックケースでも代用できます。
ザリガニの飼い方について
ザリガニを多頭飼いする場合に注意したいのが、共食いです。
共食いを防ぐためには、個々のザリガニが隠れることができる鉢や岩などを用意して下さい。餌を十分与えることも、共食いを防ぐ方法です。
動物性のさきいかや煮干しと、植物性のレタスやほうれん草を交互に与えると栄養バランスがよいです。
ザリガニの飼い方としては、まず一匹から始めるのが無難ではないでしょうか。ザリガニを飼いながら生態を観察すれば、自由研究にぴったりです。
まとめ
ザリガニは、田んぼや用水路などにいる身近な生物です。釣り道具も身近なもので代用でき、釣り方も簡単です。
ただ、小さなお子さんが1人でザリガニ釣りに行くことは危険です。ぜひ親子で一緒に楽しんでくださいね。