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海で出会うおちょぼ口でひょうきんな顔の魚といえば、【カワハギ】ですよね。キュートな見た目とは裏腹に、食べるととっても美味しくて、そのギャップにやられてしまいます。9月は堤防からでも船からでも狙えます。9月に狙いたい魚【カワハギ】の釣り方や捌き方、針掛かりが良くないときの対策などをご紹介します。

カワハギはどんな魚?

カワハギは読んで字のごとく、皮がベロリと剥ぎやすいことから名付けられたとされる魚です。フグ目カワハギ科に属することからもわかるように、カワハギの口には頑丈な歯があります。カワハギの仲間は100種類以上に分類されるのですが、関西ではマハギを「マルハゲ」、ウマズラハギを「ウマヅラハゲ」と呼んだりもします。

堤防からの釣りは5~9月、船釣りの場合は9~3月ごろが狙い目になります。夏のカワハギは身がしまって美味しいですが、秋冬のカワハギは肝にしっかり脂がのって、また違った美味しさがありますよ。9月は堤防、船どちらからでも狙える絶好の季節です。堤防から狙えるカワハギは小型ですが、船釣りの場合は30cmオーバーも夢ではありません!

カワハギ釣りの仕掛けは?

堤防・船釣りともにカワハギ釣りには、「胴付き仕掛け」を使用するのが一般的です。カワハギ釣りでは、かえしの付いていないカワハギ専用針がおすすめです。市販されているカワハギ釣り用の胴付き仕掛けをそのまま使うのもOKですが、カワハギは好奇心旺盛な魚なので、市販の仕掛け+集魚板でアピールするのもおすすめです。

船釣りであれば、2m前後のカワハギ専用ロッドにミチイトPE1号~1.5号、小型の両軸リール、25~30号程度のオモリを使います。堤防からの釣りは、扱いやすいコンパクトなロッドであれば専用竿でなくてもOKです。ミチイトは、PE1号、2000~2500番くらいの小型のスピニングリール、3~5号のオモリがおすすめです。

カワハギを釣るときの餌は?

カワハギは、青イソメなどの虫エサでも釣ることができますが、カワハギの大好物はなんといってもアサリです。船釣りでも堤防釣りでもカワハギ釣りにはアサリを使うのがセオリーとなっています。

出典:DAIWA

アサリの付け方は、水管からアサリのベロに向かって針を通し、アサリの内臓で針を止めます。カワハギは「エサ取り名人」の異名を持つほど、餌のみを吸い込むように食べていくのが特徴的。カワハギの匠なエサ取り技に翻弄されるアングラーも多いものです。カワハギ釣りは、誘いと合わせのタイミングが難しく、このやり取りがたまらなく面白い!釣りをする方であれば、1度はカワハギ釣りにハマるものではないでしょうか。

カワハギがうまく釣れない!そんなときに試してほしい

カワハギは上手にエサだけを持っていくため、ついついムキーッ!となってしまいがちですが、そんなときに試していただきたい方法をご紹介します。

(1)針を小さく

カワハギ釣りには6~7号の針を使うのが一般的ですが、針掛かりが悪いときには少しだけ小さめサイズに変更してみてください。意外に4号程度でよく釣れることがありますよ。

(2)エサを小さく

針掛かりが悪いのは、エサが大きすぎるのかもしれません。大きいエサはアピールにはなりますが、上手にエサだけもっていかれてしまいがち。小さなエサで針まで一気い吸い込ませましょう!アサリを付けるときに、身をまとめて小さなお団子状にし、針先が分からないようにするのもおすすめです。

(3)必殺!あたりめ!

どうしてもエサが取られやすいというときや、カワハギ以外の魚にエサを取られてしまうというときにおすすめなのが、お酒のおつまみ「あたりめ」です。水に浸すか口に含んで少し柔らかくし、エサに使ってみてください。カワハギの集魚効果が抜群に上がります!アサリよりもエサ持ちが良いのもおすすめポイント。筆者の場合は、アサリよりもダントツ「あたりめ」推しです!

カワハギの捌き方(お刺身用)

このとぼけた顔が素敵

とにかく美味しいカワハギは、釣れたらすぐにでも食べたいですよね。捌き方をご紹介します。(釣れたのが手のひらサイズのカワハギで迫力がありませんが…)

まずは頭の突起のうしろから包丁を入れます。

中骨主骨までざっくりと。

左右に引き離すようにゆっくりと丁寧に内臓を取り出します。乱暴にすると肝が破れてしまうので、ここ一番の丁寧さで慎重にするのがポイントです。

そっと肝を手で取りだします。つぶさないよう要注意!

内臓を一度キレイに流したら、いよいよ皮を剥いていきますよ。

ずる剥けだ…!

気持ち良いほどキレイに剥がれます。さすが名前の由来になっているだけのことはあります。

カワハギは血合い骨があるのが特徴ですが、その両側面に包丁を入れ、5枚におろしていきます。

こんな感じかな。カワハギは身がプリッとしているので包丁が入れやすく、普段お料理をしない方でも捌きやすいですよ。

こんな感じで解体が終了です。カワハギの皮は、ほかの魚よりも厚みがあり、ザラザラとしています。このザラザラはうろこが退化したものなのだとか。乾燥させるとワサビがおろせるほど固くなるのだそうです。

釣りたてカワハギで肝和えを!

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フグの仲間でありながら、肝が食べられるという珍しい魚「カワハギ」。釣りたては、ぜひとも肝和えでお召しあがりいただきたいものです。寄生虫が心配というときには、塩ゆでしてつぶし、しょうゆとあえて肝醤油にするのもおすすめ。濃厚なカワハギの肝は、たまらなく美味しいものです!筆者の場合は、この肝が食べたいからカワハギが釣りたいといっても過言ではないほどです。9月の釣りは、「カワハギ」を狙ってみませんか?

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