「シマノ-パワーフィンガー」は、日本における二大タックルメーカーである「シマノ」が製造するフィンガープロテクターです。
この記事では、遠投投げ師御用達のフィンガープロテクターの中でも、幅広い方におすすめできるシマノ-パワーフィンガーについて詳しくご紹介します。
シマノ-パワーフィンガーの特徴は?

パワーフィンガーは、大手タックルメーカーの製品ならではの、快適性をとことん追求した設計が光るフィンガープロテクターです。
ここでは、シマノ-パワーフィンガーの特筆すべき4つの特徴について解説していきます。
・レザノヴァ加工カンガルー革の採用
パワーフィンガーでは、人差し指のラインを当てる部分の材質として、耐摩耗性に優れ、使うほどに手に馴染む高い質感が特徴のカンガルー革を採用しています。
この革素材には、大手化学メーカーである「ダイキン」が開発したフッ素加工技術である「レザノヴァ」加工が施されています。
それにより、自然の状態のカンガルー革では実現不可能な、悪臭や汚れの付着を防止する機能性の付与を可能にしました。
天然素材ならではの質感に優れた機能性が加わったことで、長期間快適に使用し続けられる仕上がりになっています。
・装着時のムレを軽減する設計

ハンドウェア全般におけるトラブルとして、肌と密着している部分のムレが挙げられるでしょう。
パワーフィンガーでは、手の甲のクロロプレンゴムの部分に、空気の通り道となるエアーホールを設けることにより、ムレ感の緩和が図られています。
ですので、ムレ感による不快感が特に増大する夏季の投げ釣りにおいても、ベタ付きに気を取られることなく、自分の釣りに集中することができる環境の構築を約束します。
・立体構造の採用

ウェア類は、装着時にアングラーの体の動きをいかに妨げないかが重要であり、快適性に直結する要素です。
大手タックルメーカーのウェア類は、記事に用いられている各種素材の性能はもちろんのこと、アングラーの体の動きを妨げない立体構造の採用が特徴です。
これが、二流メーカーの製品と比較した際、装着時の着け心地に大きな差を感じさせる主要因と評価できるでしょう。
パワーフィンガーにおいても、キャスト時における手の動きを分析し、その動きを妨げない立体構造が採用されています。
・幅広いサイズラインナップ

近年はタックルの性能向上や低価格化によって、女性や子供も手軽にキャスティングを楽しめるようになりました。
しかしながら、手が小さい方にフィットするスモールサイズのフィンガープロテクターは非常に少なく、フィンガープロテクターなしでのキャスティングを強いられているアングラーも少なくありません。
パワーフィンガーでは、ネイビーのカラーのモデルにSサイズがラインナップされており、”手の小さいアングラーにとっては非常に貴重な存在”と言えるでしょう。
・オシアカラーのラインナップ

パワーフィンガーのラインナップでは、カラーのラインナップとして、シマノのソルトウォーターゲーム用タックルシリーズである「オシア」のデザインとの調和が図られたカラーがラインナップされています。
最近では、ゲームフィッシングにおいても、フィンガープロテクターを使うメリットが認識されています。
ゲームフィッシングでは、タックルのデザインの統一感にこだわるアングラーも少なくなく、そういったニーズにこたえてくれるカラーラインナップはうれしいポイントです。
シマノ-パワーフィンガーのモデルラインナップは?

2021年1月28日現在、パワーフィンガーのモデルラインナップは、カラーラインナップが5種類、サイズラインナップが4種類となっています。
なお、1種類のカラーラインナップは、3種類のサイズラインナップで展開されています。
ここでは、5モデルのカラーラインナップごとに各種サイズラインナップをご紹介していきます。
パワーフィンガーのラインナップ1. ブラック
ブラックは、全体のシックな黒色仕上げと、バンドに白色で書かれたシマノのロゴマークが印象的なカラーです。
パワーフィンガーのラインナップ2. ホワイト
ホワイトは、クロロプレンゴム部の外側を白、内側を青にすることで、装着時に確かな存在感を感じさせるカラーに仕上がっています。
パワーフィンガーのラインナップ3. ネイビー
ネイビーは、ネイビーカラーを基調に、白で縁取りをあしらったモダンなカラーリングが魅力的で、全てのカラーラインナップの中で唯一のSサイズがラインナップされています。
パワーフィンガーのラインナップ4. オシアブラック
オシアブラックは、黒を基調にしたタイプのオシアカラーで、幅広いゲームフィッシングのアングラーにおすすめできるカラーでしょう。
パワーフィンガーのラインナップ5. オシアシルバーホワイト
オシアシルバーホワイトは、白を基調にしたタイプのオシアカラーで、シマノの各種オフショアソルトウォーターゲーム用タックルのデザインともマッチするモダンなカラーです。
フィンガープロテクターの必要性について
ナイロンラインでは, キャスト時の指への負担は限定的

リールのスプールに巻く道糸 (ゲームフィッシングにおいてはメインライン)は従来、ナイロンラインしか存在しませんでした。
ナイロンラインは、素材そのものに高い柔軟性があるため、重さが重い仕掛けを力いっぱいフルキャストした場合でも、指に食い込みにくく、負担が掛かりにくい特徴がありました。
また、ナイロンラインは低い直線強力を補うために、必然的に一定の太さのラインを用いることになりますので、当然、指にも食い込みづらくなります。
ですから、ナイロンラインを使用する場合では、キャスト時の指への負担は限定的でしょう。
ただ、後述する理由から、ナイロンラインの場合でも、フィンガープロテクターのメリットを享受することは可能です。
PEラインの使用が, 指への負担を増大させる主要因
近年の道糸 (メインライン)では、伸縮性の低さや直線強力の高さが特徴のPEラインを用いることが多くなっています。
PEラインは、伸縮性がほとんどゼロで、且つ素材表面が硬いため、指に深く食い込みやすい問題があります。
また、直線強力の高さ故、指に食い込みやすい細いラインを使うケースが多い点も、”指への負担を増大させる主要因”と言えます。
PEラインを使ってキャストすると、たとえ軽い仕掛けであっても、指に痛みを感じることは避けられません。
場合によっては、食い込みによって指を切ってしまう事態にもつながるため、”フィンガープロテクターの使用はほぼ必然的”と言っても過言ではありません。
装着による精神的な安心感によって, 飛距離アップも期待できる

フィンガープロテクターを装着してキャストした場合、痛みを気にすることなくパワフルなキャストが可能になるのはもとより、装着による精神的な安心感による飛距離アップも期待できます。
というのも、フィンガープロテクターを装着していない状態だと、指の痛みやケガを負う可能性を心配し、パワフルなキャストを躊躇してしまう場合が多々あります。
特に、重い仕掛けのキャストを何度も連続で行う場合では、全てのキャストでフルパワーのキャスティングをすることは不可能であり、7割程度のパワーでのキャスティングを余儀なくされるでしょう。
一方、フィンガープロテクターを装着していれば、指に痛みを感じたりケガを負ったりする可能性が絶対にないという安心感があるため、何度でも力いっぱいフルキャストできるのです。
シマノ-パワーフィンガーで, キャスト時の痛みとおさらば!
前述したとおり、キャスト時の指の痛みは耐え難いものであり、タックルセッティング次第ではケガを負う可能性もあります。
安全で快適なキャスティングを行う上で、フィンガープロテクターは欠かせない存在ですが、購入するのであれば、やはり高品質な大手タックルメーカーの製品を選びたいものです。
この記事をお読みの皆さんも、シマノ-パワーフィンガーを使うことで、キャスト時の痛みとおさらばしましょう。