実践から学ぼう!渓流釣りのコツ・ポイント

(撮影:筆者) 川での釣りの様子

今、渓流釣りの一番楽しい季節ですね!
前回こちらの記事でお話した「初めての渓流釣り」から約7年が過ぎました。
毎週、休みに釣りに行っては失敗の連続でしたが失敗から学んだことを、今回はお話したいと思います。ちなみに筆者の渓流釣りはフライフィッシングです。

目次

ポイント探し

渓流釣りに行く時は、まず目的の川と入渓点を探すところから始めましょう。

目的の川が決まれば、Googleマップをチェックし入渓点を探します。
地図を見ながら川の高低差や地形を見て、入渓点を決め、釣り終わりの位置も決めます。
まず殆どが携帯の電波が入らない奥地ですので、釣行日には、地図を印刷して携帯することをお忘れなく。
また、釣り人としての大切なマナーとして、入渓点付近に到着すると近くに住んでいる方、農業をされている方のご迷惑にならないような場所に車を置けるか等をよく確認します。

万が一の為に備え、少し荷物になるのですが10mロープを持って歩きます。
例えば、予想外に入渓点がかなり急な崖になっている場合や、釣りを終えて山道の急斜面を上ることもあり得ます。
筆者もこのロープに何度も助けられて来ました。

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ポイント確認とフライ選び

入渓点に降り立ったら、先ず最初にする事はチェックと確認です。
川の流れや深さなどをチェックし、岩の下、木の下、深み、巻きのある部分、草の生い茂る川の際をよく観察します。
同時に川の石の裏の虫や周に生息する虫を観察し、フライを選定しましょう。

早朝は、白や薄い茶系のカディスが有効な場合もありますが、これはそれぞれの川によるので、あくまで参考として頂ければと思います。

キャスティングのコツ・ポイント

(撮影:筆者) ブラウントラウト

筆者は#3や#2の少し長めのロッドを使用しているので、上に木などの障害物が多い場合は、座ったり、中腰になったりフォルスキャストを短めにしてキャスティングをします。
岩の近くギリギリを流したい場合は、移動します。目標となる岩の1,2m先や、岩の際ギリギリを流し、魚が出ない場合は、岩の間をゆっくりと流します。

川の流れは一見、真っすぐに流れているように見えますが、実際はフライを流すとかなり複雑な流れになっている場合があります。
するとマイクロドラグが掛かり、イメージ通りに流せない事が多々あります。

こういった場合、ティペットがフライより先行してしまうので、不自然さが出て魚に見切られてしまいます。ここをどの様にしたら上手く自然に流せられるかを考えましょう。
川の流れに対して、フライとロッドの流れる位置を合わせると魚から見た不自然さが無くなり、ヒット率が上がりますよ。

スレた魚はティペットやラインの影を嫌うので、ティペットを0.4号から0.3号に変えて、フライを全く違うものか、サイズを一回り小さくするのもオススメです。同じポイントでも方法を何パターンか変えて攻めていくことも大切です。

また、バックがない場合は、ロールキャストでキャスティングしましょう。木や石が障害になる場合は、自分自身の立ち位置を変え、キャストしやすい場所へ移動します。

手前の川を挟んで奥にいく流れにフライを流したい場合は、長めのロッドが重宝します。キャストしてすぐにロッドを上に上げ、奥の川の流れに合わせてフライを流しましょう。

(撮影:筆者) フライで釣れた山女魚

太陽が昇り始めると、虫が出始めるので魚の活性が上がってきます。そんな時に有効なのは、黒系のアント、ビートル等のフライです。同じ流れで今まで、白系のフライで出なかった魚をヒットさせることが出来ます。

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(撮影:筆者) フライを咥えた山女魚

筆者の大事な情報源をお伝えします。
ヒットさせた魚は必ず1度は胃の内容物を確認(通称:ストマック)します。これは、実際にどんな虫を食べているのかをチェックし、食べている虫に合わせてフライを調整する為です。

余談ですが、フライを交換するかどうするかちょっと悩むくらいのボロボロのフライが継続して、釣れる場合もあります笑。
フライ交換時期は判断に迷うポイントの一つですが、皆さんの経験から生まれた勘で交換してOKです。そんな部分もフライフィッシングの楽しいところでもあります。

上達したかを測る方法について

キャスティングが上達しても、やはりフライが木に引っ掛かってしまうことがあります。筆者は始めてしばらくは、良く、強引にフライを引っ張って、切れた位置を見ることで自分の結び方が上達しているかをチェックしていました。

例えば、

・リーダーから切れる場合
 →リーダーとティペットの結束がまだ出来ていない

・フライだけが取れ、ティペットが切れていない場合
 →ティペットの結束が上達した!

・フライだけが取れた場合
 →フライの結び方が下手だった・・・

ということが分かります。

このように、フライを木に引っ掛けた場合でも勉強になることはたくさんあります。釣行を重ね、フライを引っ掛けた際のフライ回収の技も覚えてくると徐々にロストする数も減って行きますよ♪

移動の仕方は?

(撮影:筆者)

ポイントを移動する場合、川の渓形にもよりますが、基本は、木や岩の陰に隠れながら静かに移動します。(通称:ストーキング)。

川の水深が深くて渡ることが不可能だったり、両岸がほぼ崖になっている場合は慎重に崖や山を登り、次に川の下に降りられる場所を探します(通称:高巻き)。

草木が低い場合、ロッドはそのまま持参で良いのですが、草木の背が高く、ロッドが引っ掛かりやすい場合は破損する場合があるので畳みましょう。

「高巻き」は、一歩間違えれば川底に落水、滑落する場合もあり、大怪我や命を落とす危険があります。くれぐれも無理はしないようにしてくださいね。筆者も「高巻き」する時は怖さで心臓がバクバクです?。

(撮影:筆者)

携帯の電波が届く場所ならよいのですが、山の奥地は携帯の電波が届かない場合もあるので、助けを呼ぶのも困難です。常に必要最低限の薬、消毒、カットバン等の応急処置グッズを持ち歩くようするといくらか安心です。

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大自然の中ですから、アブの猛攻やスズメバチが近づいてくる場合もあります。アブの場合は速足でその場を去り、スズメバチの場合は、暫く立ち止まりスズメバチから去るまでは、じっとしているようにしてください。

高巻き直後や釣り終わりに、服に毛虫や毒虫等が付いている場合もありますので、良くチェックしましょう。特に、毛虫はかぶれると辛いです。
長袖・帽子・手袋着用で素肌を守りましょう。

(撮影:筆者)

まとめ

渓流釣りは山の中。歩く際の荷物にはなりますが必ずペットボトルを多めに持ち、ご飯以外に手軽なおやつも携帯するようにしましょうね。
万が一動けなくなった時の対応も考慮します。
筆者はドライシェイクを必ず1本は予備で持っていくようにしています。

初級編にも書きましたがラインドレッシングはぜひ持って行って頂きたいアイテムの一つです。
渓流釣りでは何度もキャスティングしたり、川に流すので、フライラインの滑りが悪くなるのです・・・。
少しでも滑りが悪く感じたら、釣りたい気持ちを抑えてでもラインドレッシングでまめにコーティングがオススメですよ!釣果が大きく違います。

準備をしっかり整えて、楽しく実のある釣行へ。行ってらっしゃい!

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