ベイトパターンに合わせたシーバス攻略について

海から河口にかけて人気なルアー釣りの対象魚といえば、シーバスは代表格の一種ですよね。シーバスにも小型から大型サイズまで、サイズによって各名称が付けられていますがどう猛な食性はあらゆるベイトを捕食します。
シーバスを良く釣るコツは何よりも、フィールドの状況に応じてルアーをチョイスする事にあります。

この記事ではシーバスが好むベイトを種類別でご紹介します。

目次

ベイトパターンとは?シーバスは小魚をよく食べている

撮影:筆者

シーバス釣りにおけるベイトパターンとは、シーバスがあるフィールドに生息している、あるいは泳いでいる特定のベイトを捕食していることを指します。その上で、シーバスの捕食対象となっているベイトに特化したルアーで誘う釣り方です。
そしてこのベイトパターンを頭に入れておくだけで、全くダメだったシーバス釣りが劇的に変わる可能性があります。
なぜベイトパターンを頭に入れておくべきなのか?それはつまりシーバスがある種類のベイトしか捕食しない状態になってしまうからです。
とにかく、あるターゲットを捕食対象と定めると一定期間は夢中になってベイトを追いかける状態になります。これらシーバスのベイトは季節性があり、四季を通じて様々な種類へと変化します。

回遊性の強いシーバスなので季節ごとに食べやすいベイトを追いかけているのが要因であり、釣り人はシーバスの食べたいベイトを想定して釣りをする必要があります。

  • その時のシーバスはどこにいるのか?
  • シーバスが求めるベイトとは何か?
  • どんなルアーを投入し、誘えばいいか?

以上のような視点を持ってベイトパターンを分析することが、シーバス釣りで釣果を叩き出す秘訣になります。

シーバスの捕食対象となるベイトの種類について

次にシーバスが好んで捕食するベイトの種類についてご紹介します。
ベイトに関して共通の特徴は、群れや大量発生を形成しやすい点です。シーバスにとっても大量にベイトがいる方が捕食しやすいので、納得できるポイントです。

イナッコ

イナッコはボラの子供で、河口や堤防、サーフ等に群れで泳いでいる特徴があります。サイズ的には7-10センチ前後で、主に表層付近を泳ぎます。
イナッコパターンにおけるルアーの選択はフローティングミノーやシンキングミノー、トップウォーターです。イナッコのサイズ感に合わせてあげると、リアル感を出してシーバスへアピールできます。

イナッコのサイズ感と同じシンキングミノーで、ゆっくり通してあげましょう。

アミパターン

ヨコエビやイサザアミなどの総称として呼ばれるアミ。堤防や岸壁、夜間の常夜灯周りなどに出没します。
アミパターンはアミを捕食するシーバスはもちろんですが、アミを食べに来ている小魚(アジやイワシなど)をシーバスが待ち伏せていることもあります。
細身のワームで狙うのも良いですが、よりハイアピールで誘うにはメタルバイブレーションやシンキングミノーをゆっくりとリトリーブすると効果的です。

アミエビを連想させるカラーですが、バイブレーションとして小魚のアクションも生み出せるのでアミパターンにおすすめです。

イワシパターン

イワシパターンは主に夏がメインとなる釣り方です。港湾部やサーフ、河口など出没するエリアは多く、シーバスが好むターゲットでもあります。
イワシのサイズはせいぜい5-10センチ前後なので、ルアーの大きさもそれらに合わせてあげましょう。
また重要な点としてイワシを食べているシーバスはイワシカラーやフラッシングの強めなルアーを好みやすいです。

幾つかルアーを用意しておいて、パターンにはまるルアーを見つけましょう。

メタルバイブレーションの強みである強力なフラッシング効果で、シーバスを寄せましょう。

コノシロパターン

コノシロパターンは迫力満載の釣りが楽しめます!理由はコノシロのサイズが大きく平均で10-30センチサイズが湾内や河口に回遊してくるからです。そのため捕食するシーバスのサイズも大きく、夢のランカーサイズまで結構入ってきます。大物が釣れるチャンスなので集中して狙いたいですね。

コノシロパターンでは思い切ってビックベイトを投げるのをおすすめします。
ビックベイトにアタックする姿を見ると大変に興奮してしまい、釣り好きのあなたは夜の寝付けが悪くなるかもしれません。それぐらい脳裏に焼き付く激しいファイトが楽しめます。

コノシロパターンといえばビックベイト!大型のビックベイトで迫力あるバイトを楽しましょう。

バチパターン

2月頃から6月頃までの限定パターンですが、数釣りが簡単に楽しめるのがバチパターンです。バチとはゴカイやイソメのことを指し、産卵シーズンの夜間に勢いよく砂底から飛び出て水面付近を浮遊します。ジグヘッドワームでのダートアクションやフローティングミノーを流れに乗せてドリフトする釣り方によく反応を示します。
バチパターンのシーバスはバチの動き方を観察して、ルアーのアクションも合わせてあげると良いです。

バチは細長いので、細長いペンシルベイトは最適なルアーです。

稚鮎パターン

稚鮎は春先に群れになってよく見かける魚で、港湾部や河口を中心に回遊します。流れが緩やかになるようなポイントを回遊していて、サイズは5-10センチ程度の細身な体型をしています。
シーバスにとっては食べやすいベイトで、稚鮎のギラっとした体表を演出するためにもシンキングミノー(フローティングも可)やバイブレーションによるストップ&ゴー、トゥイッチなどがおすすめなアクションです。

キビキビとしたアクションをするミノーで稚鮎パターンを攻略しましょう。

シーバスは賢い魚。水中を観察してベイトを見つけてみよう

撮影:筆者

今回はシーバスの捕食するベイトパターンについてご紹介しました。
シーバスは目がよく、賢い魚なので水中の様子をしっかりと確認してどんなベイトがいるのか観察してみましょう。
ちょっとしたことですがベイトの種類を把握しながらルアー選択をしてあげると、シーバスのキャッチ率も上がりますよ。

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