見た目はよくないが、とてもおいしいマゴチを釣ってみよう!

みなさんはマゴチという魚をご存知でしょうか?頭は上から押しつぶされたかのような平べったさがあり、初めてマゴチを見た方は不気味に感じることもあるかもしれません。しかしヒラメとともにサーフや河口などで人気の対象魚であるマゴチは、パワフルな引きと首振りが魅力で、大型のものは60 cmから70cm ほどのものがショアから釣れることもあります。

また味の良さも評判が高いです。ヒラメのようなおいしさで、食感はヒラメに比べるとしっかりしています。この記事ではマゴチ釣りの方法やポイントなどを紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください 。

出典:写真AC
目次

マゴチの生息場所は?

ヒラメと同じように砂地に生息しており、ブレイクや流れの変化がある場所を好みます。ヒラメはボトムから50 cm から1 m ほどの高さまで浮き上がり捕食を行うことができますがマゴチはヒラメに比べほとんどボトム付近で捕食を行う特徴があります。ボトムから30 cm より上にいるベイトを捕食することはまれであり、マゴチ狙いであればよりボトム付近を狙う釣り方がおすすめでボトムをずるずる引く方法やボトムすれすれをルアーが通るように狙います。

ヒラメと比較すると個体数が多く、ヒラメが何枚も爆釣することはそうそうないですがマゴチが何本も爆釣するということはあり、群れでいる場合も多いです。またマゴチは体長の割に 身の部分が少ないことも特徴です。40 cm程度のものは特に食べる部分が少ないのでリリースすることをお勧めします。

マゴチの美味しい食べ方

刺身や 煮つけ、唐揚げなどの調理方法があります。白身魚でクセがなく、多くの方に好まれるような味が特徴です。筆者も何回か捌いたことがありますが、マゴチの背骨は太く固いため、なかなか切れなくて苦労しました。

また、刺身で食べる際に身に残った小さな細い骨が点在していることが気になりました。美味しく食べるポイントは、このような小さな骨をピンセットなどで前もって取り除く事。それと、マゴチは身に弾力があるため、なるべく薄めに切ることです。

みなさんもおいしいマゴチをルアーや餌釣りで釣ってみましょう!

釣れる時期はいつ?どのようなルアーを使う?

地域にもよりますが6月から10月がハイシーズンで、初夏には産卵のために水深のある場所から浅場へと移動をしてきます。比較的ヒラメより早めに釣れ始め、マゴチが釣れるようになると夏の足音が聞こえてくるように感じます。

ルアー釣りではメタルジグ、シンキングミノー、バイブレーション、ワームなどが一般的になります。強風の日などは飛距離を出しにくいデメリットがありますが、ワームでボトムを探る釣り方が有効です。なので筆者がマゴチ釣りで最もおすすめするルアーはワームになります。

筆者の経験から、メタルジグとワームの釣果を比べてみるとワームの実績が高く、メタルジグはトレブルフックのためボトムをトレースする際にロストすることが多くあります。シングルフックのジグヘッドにワームをつける方法は、ボトムを狙ってもロストする頻度が減りますのでおすすめです。

ワームの大きさは4インチ程度が一般的であり、マゴチを狙う際にリールを巻く速度は1秒間に1回転ほどとスローに誘う方法が有効です。筆者もゆっくり巻きを試してからマゴチの釣果が伸びたため、巻く速度はそれぞれの対象魚種の特性によって使い分けが大事だと感じました。あまり早くワームを動かしすぎるとマゴチはうまく捕食ができませんので、このポイントに注意してマゴチを狙ってみてください。

エコギア グラスミノー

長い実績と価格の安さ、使いやすさなどが評価され定番のワームです。素材は柔らかくナチュラルな動きをしますがフグからの猛攻に弱い特徴があります。

エコギア パワーシャッド

グラスミノーに比べ素材が固く重量があります。耐久性と飛距離を伸ばしたい方におすすめのワームです。

静ヘッド

ジグヘッドは何を買えばいいか迷っている方は、「これを買えば間違いない!」というくらいおすすめです。フックの強度と刺さりも申し分ありません

エサ釣り

マゴチは小型のアジやハゼ、キスなどの小魚やエビやカニなどの甲殻類を好み捕食をするため、活きの良いものであるほど釣れる可能性が高くなります。底が砂地であれば防波堤でも狙うことができるため、まずはサビキ釣りを行い、マゴチのエサとなる小魚を確保することもおすすめです。

生き餌は餌の確保と状態が良いものを確保しなければならない面倒さはありますが、ルアーに比べると釣れる確率が高くなるように感じます。キャストやアクションを何度も繰り返す必要がなく、置き竿のまま釣れるポイントも泳がせ釣りのメリットになります。

まとめ

サーフや河口での釣りは雨や波によって地形の変化も出来やすく、前日はたくさん釣れていても今日は全く釣れないということも起こりがちです。よく釣れるポイントも変わりがちで、釣れる日釣れない日がはっきり分かれる釣りでもあります。ですがそこがまた釣り人にとっての魅力なのかもしれません。

初めてマゴチを釣った時にあまりにも平べったいシルエットにびっくりしましたが、強烈な引きと美味しさに今では大好きな魚になりました。皆さんにもぜひマゴチ釣りを経験して欲しいと思います。

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