今回は前回ポイント紹介しました。屈斜路湖へのトラウト釣行です。
あまり釣りにも行けていないので車を飛ばして行ってきました!

ご覧の通り!素晴らしい青空と最高の紅葉でした。
そしてメインターゲットの姫鱒(別名チップ)とも出逢うことができて
2020年数少ない釣行を最高の釣果で締めくくることができました。

それでは秋の紅葉に囲まれた雄大な日本一のカルデラ湖【屈斜路湖】と
真紅に染まった【姫鱒】をどうぞご堪能ください。

いろいろポイントが出てきますので、
詳しくは前回の屈斜路湖のポイント紹介を確認してくださいネ♡

札幌から屈斜路湖までのドライブ

札幌から車で約360㎞、高速を利用して片道5時間ぐらいです。
途中いくつか峠があり雪も心配なのでスタットレスタイヤに履き替えます。
久々のロングドライブです。

往路は札幌を出発し~旭川~北見~屈斜路湖に到着して川湯温泉に1泊。
復路は屈斜路湖~釧路~帯広~札幌へ戻る釣行ツアーです。
走行距離はなんと700㎞越えます。北海道はデカいですねぇ。

出典:Google Map

秋に狙える屈斜路湖のトラウトとは

屈斜路湖で秋に狙うべきトラウトはもちろん!『姫鱒(ヒメマス)』。
北海道では『チップ』と呼ばれ初夏には綺麗な銀毛の魚体でアングラーを魅了し、
晩秋に向けて産卵時期になるとオスがセッパリになりとても淡水の魚と思えないほど、
いかつい顔になります。

その姫鱒はもちろん鱒なのですが、淡水育ちなので刺身で食べられます。脂がのった繊細な紅色の身は最高です。支笏湖や阿寒湖もヒメマスがいますが、屈斜路湖の魚影の濃さは日本一だと思います。

その他にもニジマスはもちろんアメマス、サクラマスもいますが、今回はやはり
ヒメマスのセッパリのオスメスのペアを釣ることを目標にしました。

屈斜路湖で最初に入るポイント

到着は夜中でしたので、美幌峠の道の駅で休息を取り、少し明るくなってきたので一番近いポイントがある。屈斜路湖畔へ車を15分ほど走らせます。

ここの道の駅でトイレ休憩をおすすめします!

美幌峠から見た屈斜路湖の夜明け前

最初のポイントは美幌峠から一番近い、屈斜路湖畔林道エリアです。

屈斜路湖湖畔林道エリアへ到着

国道243号を下り手前の湖畔に目をやると点々と灯りが見えます。車のライトです。
すごい数で少し数えただけで20台はいるでしょうか。

トイコイ川の手前に湖畔へ続く林道の入り口があり林道へ左折したところ、先程見えたライトの車たちがビッシリ止まっています。まだ3時過ぎで真っ暗ですよ。

釣りは密を避けて楽しめることもあり、釣りブーム到来!というニュースを見ましたが、屈斜路湖でもこんなことになっているとは驚きです。

最初のポイントはオンネシレト川周辺

国道近くのトイコイ川周辺のポイントは入渓しやすいので人が多すぎました。
私が入渓したいポイントはまだ先なので屈斜路湖畔林道をさらに奥へと進みます。

車が止められる場所には既に2台ずつ駐車しているという状況が数キロ続きます。
みなさん早いですね、まだまだ真っ暗です。目的のポイントに車がないことを祈りつつ、さらに奥に進みます。ここに来るまで30台ぐらいの車がいました。結構人が多い。

途中で止まりGPSで位置を確認して進み、目指していたオンネシレト川周辺につきました。幸い、ここには車はありません。2台ほど車が止められるスペースへ駐車し、まずは湖畔の状況を見に行きます。

歩いて20mぐらいでしょうか、穏やかに波立つ屈斜路湖畔に到着しました。

夜明け前の屈斜路湖
写真:筆者

周りにはアングラーは見えません。遠くでライズも見えます。もう武者震いが止まりません。あと少しで朝日がでます。こんな幻想的な景色を横目に準備開始です。

注意!屈斜路湖畔林道はヒグマが毎年のように出没する危険なエリアでもあります。ヒグマ情報をチェックしてから釣行しましょう。

屈斜路湖で最初の釣果は?

準備をして再び湖畔へ到着しました。明るくなってきました。
できれば日の出前に一投したいのですが見とれるほど綺麗です。

日の出直前の屈斜路湖
写真:筆者

ちょうどワンドの真ん中にいる状態で左右ともに岬になっています。岬までは100mぐらいでしょう。左の岬を目指してランガンすることとします。

よく見たら岬の向こうに数人アングラーが見えます。その手前までランガンします。

屈斜路湖での釣りは5年ぶりぐらいなので、釣行前にフィッシングショップの店員さんに最近の情報を聞いてきました。

何やら、デカイミノーが良く効くとか。確かにワカサギがいるので秋のヒメマスに効くのは当然か。ただ私自身は屈斜路湖ではミノーで良い思いをしたことが無かったので、結局いつものスプーンで攻めることにしました(笑)

屈斜路湖の日の出とともに!

ワンドの中はめっちゃ遠浅で50mほどキャストしても水深1m程度です。
これは岬近くまで行かないと厳しいかなぁ…とタダ巻きしていたら急に『ガッ!』と
チェイスだけでした。しかし前触れなく来るアタリはヒメマスの特徴です。

さぁ岬の手前まで来ました。この岬の奥がオンネシレト川です。
この辺は湖岸から10mほどは浅いのですが、その奥はカケアガリになって深くなっています。

さぁ日が出てきました!綺麗ですねぇ!
雲もいつの間にか少なくなり空のブルーが天高く突き抜けています。

屈斜路湖畔林道側の日の出
写真:筆者

出来れば日の出前に1尾上げたかったのですが、次は日の出がチャンスですのでこのタイミングを逃しては大変です。ですがルアーは結構キャストしていますがチェイスが先程の1度のみ。

やはり情報通りミノーなのか。日が出てもスプーンに反応がないので半信半疑でミノーにチェンジ。スプーンでいつもの扇状の攻めをミノーで試していきます。

突然、ワンド内でライズがありました。40cmぐらいでしょうか?朝日に照らされより赤くなったヒメマスでした。そこはさっきランガン時に攻めた浅い場所です。

ワンド内浅瀬
写真:筆者

ミノーをライズしていたポイントの奥へキャスト。着水と同時にトゥイッチ開始し5回ほどトゥイッチしたときに『ガガッ』とバイトしてきました。

また掛かりませんでしたが反応してきました。スプーンの時の様な咥える感じではなくアタックしている感じでした。

紅葉の紅、ヒメマスの紅色のコントラスト

違うポイントでルアーの動きトゥイッチの入れ方を確認しながら、10分程度時間を空けて、再度先程チェイスがあったポイントへキャスト!
トゥイッチ開始、そしてそのポイントで!

『グググッ!』来ました!!

暴れまくりです。足場は大きなゴロタ石が多くバランスを崩しながら何とかネットインできました。今回の初トラウトGETです!

屈斜路湖のヒメマス(メス)
写真:筆者

朝日があたり紅葉の色とも重なり綺麗な朱色の一尾です。
最初は39cmのメスのヒメマスでした。

ゆっくり優しくリリースして、場を休めるために余韻と景色を見ながら一息つきます。
このひと時が一番幸せです。遠く屈斜路湖まで来た甲斐があります。

屈斜路湖一尾目をGETしたルアーとは?

さて、先程のメスの姫鱒はミノーで釣りあげましたが、そのミノーをご紹介します。

ショップの店員さんは10cmぐらいのミノーが良かったといい、大きいサイズのミノーを進められて購入しましたが、このシチュエーションでなんだか大味な釣りな気がして使いませんでした、もしかするとその方が釣果があったかもしれませんね。

私が使用したミノーで一番チェイス、バイトが多く釣果に繋がったルアーがこちらです。

DUO(デュオ) スピアヘッドリュウキ50SP 赤腹ヤマメ

その後、ルアーカラーは変えましたが、DUOのリュウキ50SPがはまり、ヒメマスのメスを2尾追加しました。日も登りあたりも少なくなったので、遅めのランチタイムです。

ここでちょっとブレイクタイム!屈斜路湖のおすすめランチです

屈斜路湖周辺でのランチ

屈斜路湖周辺のコンビニは一番近くて川湯温泉街です。そこで湖周辺のおすすめのランチスポットをご紹介します。

はなこや

屈斜路湖でアングラーが入れるお店と言えばここ『はなこや』。
カレーやスパゲッティ、カニバーガーなんてのもあります。私はいつもハンバーグカレーです。うどん・そばもありますよ。写真や魚拓も飾ってあります。

弟子屈ラーメン

札幌市内や道外にも出店しているので、結構有名になりましたね。お昼時は並んでます。私は弟子屈味噌が好きです。

ラーメン いぶき

昔ながらのTheラーメン。細麺で優しいスープはファンが多いお店です。美味しいですよ

食堂と喫茶 poppotei

ラーメンもありますが、私は摩周の豚丼をよく食べます。

夕マズメの屈斜路湖

今回夕マズメも狙っていたのですが、午後はルアーが飛ばないほど風が強く断念しました。明日のポイントを確認しながら、今夜の宿のある川湯温泉へ向かいます。
翌日の天候回復を祈りながら早めの就寝です。

屈斜路摩周湖畔線
写真:筆者

真紅に朝焼けする屈斜路湖

龍の祠(ほこら)周辺の朝焼け
写真:筆者

翌朝は昨日の強風の向きから屈斜路プリンスホテル周辺と決めていました。
多分ここ以外は昨日の風がまともにあたって濁りがあると予想した判断です。
やはり南岸は透明度が保たれていました。この朝焼けのうちに一尾上げたいものです。

昨日と全く違い、魚のライズがいたるところで起きています。はやる気持ちを押さえながら昨日のミノールアーを投入し様子をみます。

見える魚ほど釣れないものです。

ライズも多いのですが、足元を真っ紅なオスの姫鱒が1尾泳いでいるんです。
ミノールアーには見向きもしません。遠目でもライズはあるのですが、こんな近くだと釣れるわけもなく、少しランガンしながら探ることにしました。

屈斜路プリンスホテル周辺の日の出
写真:筆者

最後に出逢えた真紅のワイルドトラウト

50mほど離れたところに小さな川があり、そこにもヒメマスが2尾いました。
やはり見向きもしないので通り過ぎた木陰につきました。

昨日までのミノーがあまり反応がないため、私がレイクフィッシングで最も得意としているジグスプーンを沖目にフルキャストしました!今回のツアーで一番飛んだと思います。

ゆっくり巻いていきます。ニジマスやサクラマスならこれに絶対喰ってくると念じながら。10mほどリーリングしたでしょうか、かなり遠くで『ゴンッ』と来ました!
すっごいジャンプしています。

ニジマスか?とにかく引きは強いし暴れるので大変でしたが、近くに来て正体がわかりました。念願の姫鱒のオス40㎝です。これで目標達成です!

屈斜路湖オスの姫鱒
写真:筆者

姫鱒のオスは秋の産卵時期になると淡水にいるトラウトの魚体としては異常なまでのセッパリになります。そして紅葉に負けないほどの”紅”に染まっています。

しかも鱒とは思えねいほどのワイルドな顔です。口には鋭い牙のような歯がありますね。ルアーを外すときは気を付けましょう。

ここまでメスしか釣っていなかったので満足感に包まれながら、そっとリリースしました。たくさんの子供を作ってくれと願いを込めて。

姫鱒のアップ
写真:筆者

屈斜路湖念願の姫鱒オスをGETしたルアーとは?

屈斜路湖に限らず、湖で良く使うゴットハンズのRAiGAシリーズ。特にワカサギなどの小型のベイトを主食としている場合に効果があります。
姫鱒は赤い色に反応したのかもしれません。おすすめします。

GOD HANDS(ゴッドハンズ) RAiGA アライブシリーズ

屈斜路湖のまとめ

さむかったですけど、やはり屈斜路湖は最高でした。また行きたいものです。
よく最後に姫鱒のオスが釣れてくれました。しかも真っ赤で綺麗でした。
うれしかったです。最後はやはりジグミノーをキャストするあたりは、自分らしい
なと思いました。今度は初夏のニジマス、サクラマスを狙いたいものです。
ライズも多い屈斜路湖ですが、熊も出没する地域ですのでご注意ください。ではまた!

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