ゲームフィッシングの代表的なターゲットであるブラックバス。
ブラックバスを釣るには、ある程度の生態に関する知識を知っておくことが必要なため多くのアングラーは知らず知らずのうちにブラックバスのことについて詳しくなっているはずです。
しかし、まだまだあまり知られていないような生態もあるはず!
ということで今回は、ブラックバスの意外な生態について紹介していきたいと思います。


ブラックバスの生態を深く知ることで必ずや役に立つ時があるでしょう。ぜひチェックしてみてください。
目次
塩分濃度が低くければ汽水域でも生息
ブラックバスは淡水の魚かと思いきや、実は塩分濃度が低い汽水域であれば生息できます。一説によりますと10%程度の汽水域であれば生息できるようです。
筆者の経験でも、シーバスが釣れるような河口域でブラックバスを釣ったこともあります。しかしながら、あまり多くの個体は生息していないように思われます。当時釣れた河口域のポイントにはそれ以降何回が行きましたが、釣れることはありませんでした。
釣りにおいては、潮の影響でブラックバスが釣れることもあるといったようなイメージかもしれません。基本的には塩分濃度の低いエリアまで川を上って釣りをしたほうが良いでしょう。
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ブラックバスは共食いをする
「ブラックバスは共食いをする」これは知っている人は知っているといったものかもしれません。
「捕獲したブラックバスの胃袋を開いたところ共食いしたブラックバスが出てきた」といったようなことは、あちこちで聞きますし、画像検索をかければそれと思しき画像は簡単に出てきます。
また、ある文献によると先に孵化した稚魚が後から孵化した稚魚を食べてしまうといったこともあるようです。
バス釣りにおいてはブラックバスのサイズの半分くらいのルアーであれば釣ることができる、はたまた2/3位までだったら釣ることができるといったような説がありますが、共食いをするといった事実と合わせて、いかにブラックバスが肉食性の魚かが分かります。
ブラックバスは長生き
ブラックバスの寿命についてはあまり知られていません。
ある文献によると、ラージマウスもスモールマウスも15歳くらいまで生きる個体がいるとして紹介されています。
ただし、バス釣りにおいては、長生きのバス、つまりサイズの良いバスを釣るのは一筋縄ではいきません。長生きしている分、賢くなっているということでもあるので、他のバスとはまた異なった行動パターンを持っていると考えることができます。
例として挙げると、デカバスはアングラーが攻めきれない、もしくは普段アングラーが攻めないスポットに潜んでいることが多いです。このような点にデカバスを狙って釣ることの難しさがあります。
ブラックバスは多くの酸素を欲する
ブラックバスは、多くの酸素量を必要とする魚だとして知られています。
そのため、バス釣りに置き換えると、多くの酸素量を有するエリアをチェックしていくのは非常に有効と言えます。
例えば、シャローや流れ込み、堰などが代表的なところでしょう。特にフィールドの酸素量が少なくなってくる夏においては、さらにこの意味合いが強くなってきます。
絶えず水が動き酸素量を多く有する流れ込みが一級ポイントとなります。
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ブラックバスは実はあまり引かない魚
バス釣り界のレジェンドである村田基氏が過去にフィッシングショーで「世界のフィッシュイーターの中で最も引かない魚はブラックバス」と語っていました。
数々の世界のフィッシュイーターをキャッチしてきた中で比べてみるとブラックバスは引かない魚だと言うのです。世界で最も引かない魚がブラックバスであるかどうかは定かではありませんが引かない部類には入るのでしょう。
確かに筆者の経験でも、50cmの野鯉などは引き込まれるような引きで体が持っていかれるような感覚となりますが、ブラックバスの50cmではそのような感覚になったことはありません。
ブラックバスは、エラ洗いなどフックを外そうとする動きにインパクトはありますが、少なくともパワーのあるタックルを使用していれば強引に寄せてくることができます。
ブラックバスは印象的に引く魚というイメージが強いためか意外なところです。
バス釣りは時に座学も必要!
釣りは魚の生態を知ることで、あらゆる状況に際して先回りして考えられるようになります。
特にブラックバスはゲーム性の高い魚でパターンがあるので、ブラックバスの生態に関する知識を多く知っておくことに越したことはありません。
釣れない時こそ多くの知識が助けなることでしょう。