「バスはストラクチャーやカバーに居付く習性を持つ」

これは、バスの基本中の基本の生態の一つとしてバス釣りを始めたらすぐに覚えることです。

しかしながら、バス全てがこれに当てはまるわけではありません。

中には、状況によって回遊をするバスも一定数存在しています。

そこで、当記事では回遊バスとは何なのか、そして回遊バスをどのように釣ったら良いのか、釣り方を含め紹介していきます。

GyoGyoくん
GyoGyoくん

回遊バスというキーワードが気になっている方は必見です。

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回遊バスとは?

バスは、カバーやストラクチャーなどに付くイメージが一般的に強いですが、状況によっては一ヶ所にとどまらず回遊をする個体も存在します。

「なぜバスが回遊するのか」については明らかにはされていませんが、実際、某プロが回遊バスを狙った釣りをトーナメントで展開し優勝したこともあることから「回遊バスがいる」という事実は明らかです。

また、透明度の高いクリアウォーターのフィールドで釣りをしていると数匹のバスと一緒になって、何もないところをスーと横切っていくシーンも良く見られます。

このようなシーンを回遊というのかは定かではありませんが、少なくとも居着きのバスではないはずです。

回遊ルートになりやすいポイントとは?

岬やワンド

岬やワンドは水通しが良く地形変化に富んでいることから、ベイトフィッシュが豊富な好ポイントとなっているケースが多いです。

そして、このような好ポイントとなっている場合はバスの回遊ルートとなっている可能性が高いです。

理由は、バスがベイトフィッシュを捕食しにくるからです。

しかしながら岬やワンドはアングラーからも目立つ一級ポイントです。プレッシャーが高くなっていることも多くそう簡単にはバスのバイトを得られません。ある程度忍耐力も必要となります。

ブレイクライン

ブレイクラインは、どのフィールドにもあるストラクチャーとなりますが、バスの回遊ルートになりやすいスポットと言えます。

オープンウォーターで何の気なしに釣りをしていると、まれにサイズの良いバスがキャッチできることがありますが、バイトがあったポイントを振り返ってみるとブレイクラインだったということもあります。

そのため、ブレイクラインにはサイズの良いバスが回遊してくることも十分考えられます。

また、前述した岬やワンドに比べ、ブレイクラインは陸からは見えないため、プレッシャーから避けることができるのはアドバンテージです。

もちろん、ブレイクラインはある程度フィールドに通って、チェックを繰り返さないとポイントの良し悪しは判断が難しいところでもあります。しかしながら見つけることができたら良い釣果を得られる可能性は大です。

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回遊バスの釣り方とは?

ここぞというポイントで待ち伏せる

前述した岬やワンド、ブレイクラインなど回遊ルートとなっていそうな、ここぞというポイントは回遊バスを待ち伏せて釣るのがおすすめです。

岬やワンドなど人気ポイントとなっている場合は、入れ替わり立ち替わりでアングラーが入っている可能性があるので、ポイントを休める意味でもある程度粘ると良いです。キャストをして休めせてなどある程度間を取りながら釣りをし、回遊バスを待ち伏せるというのも手です。

また、野池などの小規模のフィールドであればブレイクラインはかなり期待できるポイントとなります。目立ったカバーなどが無ければ回遊ルートとなっている可能性が高いので十分粘る価値があります。

横の釣りで回遊ルート上を広く探る

回遊ルート上では、横の釣りで広く探り回遊バスと鉢合わせを狙うようなイメージで釣るのがおすすめです。

その際、使用するルアーとしては早く動かすながらバイブレーション、ゆっくり動かすならヘビキャロがおすすめです。どちらも遠投ができることがポイントとなります。また、根がかりが多発するようなポイントであればスピナーベイトが良いです。

同ポイントで粘る場合は、カラーローテーションをしてスレにくくする工夫も取り入れてみてください。

ローライトや適水温にある状況はチャンス

回遊バスを狙う際、ローライトや適水温にある状況はチャンスと言えます。

理由は、バスの活性が上がると食い気が増すことに加え、行動範囲も広がる可能性があるからです。それだけ回遊をする個体が増えるということが考えられます。

ローライトや適水温にある状況であれば積極的に回遊バスを狙っても面白いでしょう。

回遊バスの存在は釣りの幅を広げてくれる

「回遊バスがいる」ということを知っていると釣りの幅が広がり、釣果にも良い影響をもたらします。

バス釣りは、居着きのバスを狙いラン&ガンで攻めるだけではないということです。

回遊ルートであろうポイントを見つけたら待ち伏せる、一見地味ですがこういった釣りも面白いです。