バス釣りはアメリカ発祥のスポーツフィッシングであることから、何かとカタカナのバス釣り用語が使用されます。

バス釣りもハマれば2.3年である程度のバス釣り用語は把握できるため、アングラー同士の会話でも当たり前のようにバス釣り用語が飛び交いますが、初心者の方には「なんのこっちゃ」といった感じではないでしょうか?

そこで今回は、バス釣り初心者の方に向けて、最低限知っておきたいバス釣り用語を意味や使用例を含めて紹介していきます。

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バス釣り用語1.ストラクチャーとカバー

出典:写真AC

バス釣りを始めればまず目や耳にするのが、ストラクチャーとカバーといったバス釣り用語です。

ストラクチャーは、地形の変化を指し、例えば
・かけあがり(急深の場所)
・岬(湖で見られる陸が張り出した場所)
・ワンド(湖で見られる陸がくぼんだ場所。湾)
などです。

カバーは、水生植物など自然的なものや人工的なもので構成される障害物を指します。例えば
・アシやウィード
・桟橋
・橋脚
などです。

注意したいのは、障害物のことをストラクチャーと認識してしまいがちな点です。あくまでストラクチャーは地形変化のことを指します。

バス釣り用語2.マッディウォーターとクリアウォーター

出典:写真AC

マッディウォーターとクリアウォーターは、どちらも水質のことです。

マッディウォーターは濁った水質のことで、クリアーウォーターは透明度の高い水質を指します。

例えば、マッディウォーターの代表的なフィールドは、
・霞ヶ浦
・牛久沼
・印旛沼

クリアウォーターの代表的なフィールドは、
・琵琶湖
・富士五湖
・桧原湖
などです。

ちなみに、マッディウォーターとクリアウォーターの中間的な水質の場合は、ステインウォーターと呼びます。

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バス釣り用語3.ボトム・シャロー・ディープ・ブレイク

ボトムやシャロー、ディープ、ブレイクといった言葉は、フィールドの地形や水深に関するバス釣り用語です。

ボトムは、水底のことで、
シャローは、水深が浅い場所
ディープは、水深が深い場所
ブレイクは、かけあがり(急深の場所)の場所
のことです。

例えば、

GyoGyoくん
GyoGyoくん

「ボトムをズル引きしていたら、ブレイクでアタリがあった」
「今日はシャローよりディープのほうがバスの反応が良い」

といったように使います。

バス釣り用語4.インレットとアウトレット

インレットは、流れ込み
アウトレットは、流れ出し

を意味します。

例えば、
湖に水が流れ込むポイントはインレット、
湖から川などに水が流れ出るポイントはアウトレットです。

インレットやアウトレットは常に水が動き、酸素量が豊富であったり浄化作用があったりすることから、バスが付きやすい一級ポイントとなります。水温が高くなりにくいことも特徴としてあり、夏は特に期待大です。

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バス釣り用語5.スローリトリーブとファーストリトリーブ

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スローリトリーブとファーストリトリーブは、リールをどのようなスピードで巻くのかを意味したバス釣り用語です。

まず、スローリトリーブはリールをゆっくり巻くことを意味し、
ファーストリトリーブはリールを早く巻くことを意味します。

リトリーブスピードはバスの活性に合わせて使い分けることが重要です。

基本的には、バスの活性が低い時はスローリトリーブ、バスの活性が高い時はファーストリトリーブを選択します。

バス釣り用語6.ベイトフィッシュ・マッチザベイト

出典:写真AC

まず、ベイトフィッシュはバスが捕食する小魚のことです。

バスの代表的なベイトフィッシュを挙げると、
・ワカサギ
・アユ
・オイカワ
などです。

バス釣りは、しばしばベイトフィッシュがキーとなることがあります。

特に秋は、バスがベイトフィッシュを激しく追うため、アングラー側としてはベイトフィッシュを探す・見つけることが釣果につながります。

また、バス釣りにはマッチザベイトといった概念があります。

バスが捕食する小魚に近いサイズやフォルムのルアーを使用し、バスに違和感を与えることなく口を使わそうというものです。

明らかにベイトフィッシュが分かっている場合、マッチザベイトのルアーは非常に有効となります。

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バス釣り用語7.フィネス・ベイトフィネス

フィネスは、ライトリグ・ライトタックルを使用した繊細な釣りのことです。

近年、ハイプレッシャー化したフィールドが多くなるにつれ、フィネスな釣りを必要とするシチュエーションも多くなっています。

また、一般的にフィネスな釣りと言えば、スピニングタックルで細いラインを使用するといったことが当たり前でしたが、数年前からベイトリールでかつ太いラインを扱うこともできるベイトフィネス用のタックルも各メーカーからリリースされポピュラーとなっています。

スピニングリールで太いラインを使用するとライントラブルが起きやすいといったことがデメリットでしたがベイトフィネスであれば、太いラインを使用してもトラブルが起きにくいです。この点、ベイトフィネスに大きなアドバンテージがあります。

分かりそうで分からない・・・バス釣り用語

バス釣り用語は、分かりそうで分からないようなものが多い印象です。

例えば、ストラクチャーと聞けば「障害物のことかな」と思った方も多いのではないでしょうか?

ただし、ストラクチャーは正確には「地形の変化」を指します。このように何となくのイメージのまま理解していると、間違って覚えてしまうこともあります。

気になったバス釣り用語は、その都度調べてみることをおすすめします。