ズル引きはバスを誘うということに加え、バスを釣るために必要な情報を得られるというメリットもあることから、最初にマスターしておきたい基本アクションです。
そこで当記事では、ズル引きの基本的なやり方からコツまでを解説していきます。
バス釣りを最近始めたばかりといった初心者の方や、ズル引きのアクションのやり方がいまいち分からないといった方は、ぜひ参考にしてみてください。
1ズル引きとは?
ズル引きの基本!ロッドワークでワームを動かす
ズル引きはロッドワークでワームを動かすのが基本です。
ズル引きはボトムの変化をロッドで感じ取ることが重要となることから、リーリングよりもロッドワークでズル引きをした方が断然、ボトムの変化を感じ取りやすくなります。
やり方は、ロッドを腰付近に構え水面と平行に横に動かしていくのが基本です。
ロッドとラインが90度くらいの角度になるまで動かしたら、動かした分のラインスラッグを取りながらロッドの位置を元に戻します。扇状にロッドを動かしていくイメージです。
ポイントはワームが底から浮かないようにゆっくり動かすことです。1ストロークに15秒位はかけるようにした方が良いです。
リールを巻くのはラインスラッグを巻き取る時
前述でズル引きの基本的なやり方を解説しましたが、リールを使うのはラインスラッグを巻き取る時だけということです。
ワームを動かす際は、ロッドを動かします。
リールを一定のスピードで巻くことでズル引きを行うといったやり方もありますが、このやり方ではボトムの変化が感じ取りにくいです。初心者の方にはあまりおすすめしません。
ボトムの変化を感じたらステイやアクションを
ズル引き中にボトムの変化を感じたらステイやさらにアクションを加えることでバスのバイトを誘います。
では、どのような感覚があった時にステイやアクションを加えるかと言いますと、じわーと抵抗感が強くなったり、引っかかりを感じた時です。
じわーと抵抗感が強くなる場所ではカケアガリとなっている可能性がありますし、引っかかりを感じる場所であれば岩などバスが身を隠しやすいような場所にワームがある可能性があります。
このような時は、ワームをステイさせたりロッドティップを小刻みに動かしてシェイキングをしてみたりすることでバスのバイトを誘発することができます。
ズル引きを行う時のコツ
力を入れてロッドを握らない
ズル引きをやる時は、力を入れた状態でロッドを握らないことが一つのコツです。
手にはなるべく力を入れずロッドを軽く支えるようなイメージで持ちます。
理由は、力んだ状態でロッドを握ってしまうとボトムの変化を感じ取りにくくなることに加え、ワームが障害物に引っかかった時にスタックしやすくなってしまうからです。
ロッドに力を入れて握ることでそれだけワームにも強い力が伝わります。反対にロッドを軽く持っていれば、ワームが障害物に引っかかった時でも過度なテンションがかからずルアーロストにつながりにくいです。
ロッドを軽くゆするようにしてワームを動かせば障害物を回避できる可能性が高くなります。
状況を見極めたロッドワークを
ズル引きを行う際は、状況によってロッドの構える位置やロッドワークを変えるのもコツです。
根がかりの多い場所なのか少ない場所なのか、風が有るのか無いのかといった状況の変化に対応することで釣りをする上でのストレスを緩和することができます。
基本は先に紹介したズル引きのやり方でやり通すことができれば良いですが、そうもいかないのが実際のところです。
例えば、根がかりの多い場所ではロッドを縦方向にストロークするやり方のほうがボトムに対する抵抗感が弱くなることで根がかりもしにくくなります。
強風時であれば、極力ラインを水面ギリギリに近づけてアクションを行うことで風の影響を抑えることが可能です。
このように基本的なやり方でストレスを強く感じる場合は、他のやり方を試してみるのもおすすめです。
バイトを感じたら慌てない
ズル引きをしている最中にバイトを感じたら慌てないことが大切です。
バイトを感じたら慌てずにラインスラッグをしっかり巻き取ってフッキングできる体勢を整えてから、十分なストロークを確保した上でフッキング動作に入るのがベターです。
ロッドワークでズル引きを行っていると、いつでもフッキングしやすい位置にロッドがあるというわけではないので、十分なストロークが取れないままフッキングを行えばフッキングが甘くなりバレやすくなります。
反対に十分なストロークが取れてしっかりとしてフッキングができればそう簡単にはバレません。
ズル引き中にバイトを感じたら、慌てずにフッキング動作に必要なストロークを確保することがポイントです。
ズル引きをマスターすればバス釣りが上手くなる
ズル引きは基本中の基本のワームアクションです。
特にズル引きをすることで、ボトムの変化を察知できることは大きいです。
バスは何かしらの変化に付く魚だからです。
ズル引き中、ボトムの変化を感じた場所でバスのバイトがあればバスが付く場所というのを自然に覚えることも可能です。
初心者の方には、まずはズル引きからマスターすることをおすすめします。