使わなくなったフックは溜まる一方です。
フックは釣果に大きく影響するアイテムのため交換を繰り返しては、どうしても不要となるものが溜まっていきます。
そこで、今回はフックの処分方法について解説します。
「フックの処分方法が良く分からない」とお困りの方は、ぜひご覧ください。
1フックはいつ処分するべきか?判断のポイントは?
フックを捨てる以前に「フックを捨てるタイミングがよくわからない」「使えるのか使えないのか判断に悩む」という方もいるはずです。
そのため、まずは「フックをいつ捨てるべきか」判断のポイントを3つ挙げて紹介します。基本的にはフック本来のパフォーマンスが発揮できるかどうかがポイントです。
1.フックが折れている
言わずもがなフックが折れてしまった場合は、もはや使えません。処分する以外ないでしょう。
また、魚とのファイトや根がかりの影響などでフックが伸びて元の形状から変わってしまった場合も使用するのはおすすめしません。
フックとして十分なパフォーマンスを発揮できずバレる可能性が高くなります。釣果を念頭に置く場合は処分をおすすめします。
2.フックの針先が丸くなってしまっている
針先が丸くなったフックも処分することをおすすめします。
針先が丸くなると、どうしても刺さり甘くなってしまうことから、アタリがあってもフックアップの確率が悪くなってしまうからです。
判断の方法としては、爪の上で針先がひっかかるかどうかで判断します。針先が爪にひっかかるようであれば十分ですが、ひっかからず滑るようであれば針先が丸くなっていると判断できます。この場合、本来のパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう。
3.フック全体がサビている
フック全体がサビている場合も処分をおすすめします。
フック全体にサビが行き渡ってており変色も進んでいるようなものであれば、折れやすくなっていることが考えられるので、そのまま使用するのは良くないでしょう。強い力がかかった時に折れてしまうリスクが高くなります。
ただし、一部分のサビであれば使用しても良いでしょう。個人の判断にもよるところですが、サビている部分がフックポイント以外の一部でパフォーマンスに影響がなさそうということであれば、といった具合です。
使わくなくなったフックの処分方法
1.フックの捨て方を自治体HPなどで確認
使わなくなった、使えなくなったフックの処分方法については、あらかじめ自治体ホームページなどで良く確認をしておきましょう。
間違っても独自の判断・方法でフックを捨てないことです。フックは間違った捨て方をしてしまうとゴミの回収に携わる方たちに危害を及ぼす危険性があるからです。
例えば、筆者が住む千葉市では、不燃ごみとして処分することが指定されており、加えて「紙で包み「危険」と書くか、専用のケースに入れて不燃ごみ指定袋へ」という注意点も明記されています。
フックの処分方法は自治体によっても異なります。ホームページに掲載していない場合は自治体に直接電話をしたりして、自治体が指定する処分方法に従います。
2.自治体の処分方法に則って処分
「自治体が指定する処分方法に従います」と前述しましたが、より具体的に処分の仕方を紹介します。
筆者が千葉市に住んでいますので、また千葉市を例にさせていただきますが、千葉市の場合は、「紙で包み「危険」と書くか、専用のケースに入れて不燃ごみ指定袋へ」という注意書きに則って不燃ごみとして処分する必要があります。
気にしたいのは紙に包む場合です。薄い紙だと不意に強い力が加わった時に針先が紙を突き破ってしまう恐れがあるからです。
この場合はなるべく厚手の紙のほうが良いでしょうし、トレブルフックの場合はフックをペンチで内側に曲げて刺さらないようにするのも一つです。
紙に包む方法は他の自治体でも明記していることが多いです。処分する方のことを考えて念には念を入れるようにしたほうが良いでしょう。
1アングラーなら知っておきたいフックを長持ちする方法

フックを処分する方法を紹介してきましたが、アングラーとしてはフックを交換すればする程コストもかかりますし、できるだけ長く使いたいものです。そこでフックを長持ちさせる方法も紹介します。
フックは金属であることから、サビることが劣化の原因となることが多いので、サビを防ぐことが重要です。
では、どうしたらフックをサビから守ることができるかと言いますと、「釣りから帰ってきたらフックを良く洗ってしっかり乾かす」ということです。
海水はもちろんですが、淡水でも塩入ワームを使用した時は塩によってサビやすくなります。
また、フックは湿気によってもサビやすくなります。タックルボックスなどの中で濡れたものを混在しないことも重要です。
釣具のイシグロではフック回収を行う店舗も!
使わなくなったフックを処分する際は、自治体の処分方法に則って処分することが重要です。自治体ホームページで記載が無い場合や不明点があれば、直接電話で問い合わせましょう。
ちなみに、静岡県や愛知県などに展開する釣具のイシグロでは一部店舗で釣り具回収BOXを設けており、フックも捨てることが可能です。このようなサービスがあるとアングラーにとってはありがたいですね。