「ワームサイズをどのような意図で選んだらいいのか」非常に難しい部分です。

特に初心者の方にとっては、「ワームの種類やカラーに加えてサイズも?」と、もはやちんぷんかんぷんではないでしょうか?

そこで今回は、ワームサイズの選び方を簡単に紹介していきます。

当記事を見れば、どのようにワームサイズを選んで、そして変えたら良いのかが分かります。

また、合わせて4インチワームのおすすめを3つピックアップしました。こちらも参考にしていただければ幸いです。

そもそもバス釣りで使うワームサイズの基準は4インチ!?

バス釣りのワームを手がけるメーカーから多くリリースされているサイズといえば4インチです。ショップに行けば4インチのワームが最も多く並べられていますし、当たり前のように皆4インチのワームを使っています。

しかしながら「なぜ日本でのワームサイズの基準が4インチとなっているのか」については明確なものを聞いたことがありません。

ただし4インチは使いやすい上に釣れますし、アングラーの中でワームサイズの基準として認知されているのは疑いようのない事実です。

かくいう筆者も4インチを基準にして考えています。「ワームサイズの基準を何インチにして考えたら良いのか分からない」といった初心者の方は、4インチを基準にして良いでしょう。

どう選んでどんな時に変える?ワームサイズの選び方を紹介!

1.ベイトフィッシュに合わせてワームサイズを選ぶ

ワームサイズは、バスが捕食しているベイトフィッシュに合わせて選ぶのが最も一般的な考え方です。

いわゆるマッチザベイトの概念で、バスが普段捕食するサイズのワームを使用することで違和感なく口を使わせるということです。

ただし、これにはリサーチが必要となります。まずフィールドのバスが何を捕食しているのか調べないといけません。さらには、季節によってベイトフィッシュの大きさは変わるので、ベイトフィッシュについてある程度細かく調べる必要があります。

簡単な方法としてはネットでリサーチする方法ですが、ベストはフィールドでベイトフィッシュになりそうな小魚を見つけることです。ワカサギやモロコ、ブルーギルなどを見つけて、それに合わせたワームサイズを色々と試してみるのがおすすめです。

ばっちりサイズが合ったワームを使用すれば、自ずと良い釣果を得られる可能性は高くなります。

2.サイズアップを図りたい時はワームサイズもアップ

サイズアップを図りたい時は、ワームサイズをアップさせる方法がおすすめです。

ワームサイズを大きくすれば、サイズの小さいバスのバイトが全くなくなるかというとそうではありませんが、サイズの小さいバスのバイトは減る傾向にあります。

具体的には、ワームのサイズを6インチ以上にするとその傾向が強くなる印象です。筆者の経験上、さらにボリューム(太さ)のあるワームを使用することでバイトしてくるバスのアベレージサイズが良くなる印象があります。

ただし、サイズの良いバスのバイトが格段と増えるかと言うとそうではありません。サイズの小さいバスのバイトが減ることで、サイズの良いバスに狙いを絞って釣ることができるようになるといったイメージです。

また、バスのアベレージサイズが小さいフィールドではワームサイズを落としたほうバスのバイトは増えるでしょう。4インチのところを3インチや2.5インチにしサイズダウンして反応を見てみると良いです。

3.水押しを強くしたい時はワームサイズをアップ

水押しを強くしてバスへのアピール力を高めたいといった時はワームサイズをアップすると良いでしょう。

例えば、視覚的なアピールが効きにくいマッディウォーターのフィールドや、バスの活性が高くベイトフィッシュを追いかけまわしているような状況におすすめです。

ボディに凸凹のリブが付いているワームやテールが付いているワームであれば5インチ、6インチとサイズアップをすることで水押しが強くなるので、状況に合わせて用意しておくのも一つです。

4.タフコン下ではワームサイズをダウン

タフコンディションでバスのバイトがなかなか無いといった状況では、ワームサイズを落とすのが基本となります。

ハイプレッシャーや低水温などでバスの活性が低い時は、一口サイズで違和感なくバイトできるサイズまで落とします。

具体的には、3インチから2.5インチの間が使いやすいでしょう。好みによるところですが、あまりに小さくするとワームの動きがイメージしにくくなり、何をやっているか分からなくなってしまうからです。

また、タフコンディションが恒常化しているフィールドでは、最初からサイズを落としたワームで釣っていくのも良いでしょう。

筆者が選ぶオススメ4インチワーム3選

1.ゲーリーヤマモト(Gary YAMAMOTO) 4インチカットテール

4インチカットテールは、ボウズ逃れをしたい時に頼りになるアングラー必携のワームです。

ダウンショットリグやノーシンカーリグ、ジグヘッドリグなどあらゆるリグに相性が良く使いやすいのもポイントです。初心者でも使いやすく使い手を選びません。

タフコンだけど「ボウズだけは避けたい」という時は、このワームが頼りになります。

2.ゲーリーヤマモト(Gary YAMAMOTO) 4インチヤマセンコー

4インチヤマセンコーは、ビッグバスに効果的な実績抜群のワームです。

特にノーシンカーリグとは抜群の相性で、水平フォールやトゥイッチなどでバスにアピールできます。

また、重量感があるためベイトタックルでも十分に扱えます。シンプルなボディ形状で空気抵抗も少ないためかなりの飛距離を稼げるのもオカッパリアングラーには嬉しいポイントです。

3.デプス(deps) 4インチデスアダー

様々なサイズ展開があるデスアダーシリーズの中でも汎用性があり使い勝手が良いのが4インチデスアダーです。

あらゆるリグに対応しますし、針持ちが良いのでコスパもばっちりです。

また、ボディにスリットが入っているのでフックポイントを容易にボディに隠すことができるのもポイント。ボディ形状がスリムなこともあり、根がかりしやすい場所でも臆せず使えます。

ワームサイズも一つにこだわらず色々と試してみるのがおすすめ!

バス釣りはワームサイズ一つとっても色々と選択肢があります。

基本的な考え方として、マッチザベイトという概念を紹介しましたが、これも一つの概念に過ぎません。いつでもバスのエサに近いワームを使えば絶対に釣れるというわけでもありません。

やはり、釣行日のフィールドの状況やバスの活性などに合わせてワームサイズを上げたり下げたりと試してみるのが良いです。

その際は、ぜひ当記事で紹介した選び方を参考にしていただけますと幸いです。