クランクベイトはバス釣りのルアーの中でも数多くのルアーが各メーカーからリリースされているため、どのように使い分けたら良いのか非常に悩んでしまうところ。
そこで必要となるのが目安となるちょっとした知識です。
当記事ではクランクベイトの形状やアクションなどの特徴から、使い分け方を解説していきます。
タックルボックスの中にたくさんのクランクベイトがるという方。釣れないからといって全く使用しない眠っているクランクベイトはありませんか?
もしかすると、使うシチュエーションが合っていなかっただけかもしれまんせんよ。
クランクベイトの形状は大きく分けて2タイプ!それぞの特徴は?
1.ラウンドタイプ
クランクベイトをイメージした時に多くの人が思い浮かべるのがラウンドタイプでしょう。
それもそのはず。ぷっくりとした愛嬌のあるボディ形状のラウンドタイプのほうがフラットサイドタイプに比べて圧倒的に流通量が多く、人気のクランクベイトと言えばラウンドタイプのものが多いいからです。
そして、ラウンドタイプの特徴は、丸い形状によりフックが隠れることと浮力が高くなること。フックが隠れて浮力が高くなれば当然障害物がかわしやすくなります。さらには丸いボディ形状と浮力の高さは、水押しの強さにもつながります。
したがって、ラウンドタイプはカバー周りでの使用や、強いアピール力でバスを誘いたい時に向いています。ある程度オールマイティに使いやすいのもラウンドタイプです。
2.フラットサイドタイプ
フラットサイドタイプは、その名の通りボディのサイドが削がれたようなスリムなボディ形状が特徴のクランクベイトです。
ボディがスッキリしていることで、ラウンドタイプに比べて浮力が抑えられているのが特徴で、これによりナチュラルなアクションが可能となります。
したがってラウンドタイプに比べれば、より食性に訴えてアピールすることができるので、スレたバスに有効です。
ただ、フラットサイドタイプは、ラウンドタイプのようにフックがボディに隠れておらず浮力も低いため根がかりがしやすくなってしまうのが難点です。
ある程度根がかりがしづらい場所や、オープンウォーターでの使用に向いています。
クランクベイトのアクションは製品によって異なる!使い分け方を紹介
1.ワイドウォブル
ワイドウォブルはアクションのピッチが大きいものを言います。手元に伝わってくる振動幅が大きく抵抗感が強いです。
このワイドウォブルは、ボディを大きく振るわせて泳ぐために高いアピール力でバスを誘いたい時におすすめ。オープンウォーターでバスの居場所が全く分からない時や、比較的広範囲のバスを拾っていきたいという時に有効です。
また、バスが高活性時にも有効です。
2.タイトウィグル
タイトウィグルは、アクションのピッチが細かいものを言います。
ピッチが細かいのでワイドウォブルに比べるとアピール力を抑えられるのが特徴です。
したがって、魚を寄せるというよりは、食わせたい時に使うと有効です。具体的には、バスが付いている可能性が高いピンスポットやカバー周りなどでタイトウィグルのクランクベイトを選択すると良いでしょう。
また、バスの活性が低下する低水温時にも威力を発揮します。
素材によってもクランクベイトの特徴は変わる!
1.プラスチック製
クランクベイトに限らず、近年流通されているルアーの多くにプラスチックが使われています。
プラスチック素材のクランクベイトは加工がしやすいため、重心移動システムなど使い勝手良く改良されたルアーが多いのが特徴です。
重心移動システムなどが採用されていれば、次に紹介するバルサ製に比べて飛距離が出しやすくなります。
また、プラスチック製のルアーは、日本の商品であればアタリハズレも少ないのも良いところです。
2.バルサ製
バルサは、かなり流通量が少なくなってきましたが特徴的なルアーアクションを生み出す素材として知られており、そんな素材が使用されているのがバルサクランクです。
バルサクランクの一番の特徴は何と言っても高い浮力です。浮力が高いことで障害物をかわしやすくなりますし、リーリングしている手を止めればフッとルアーが浮き上がるのでバイトの間を作り出すこともできます。
さらには、プラスチック製のものと比べてキビキビしたアクションをするのも特徴で、バスには良く効きます。今では他のアングラーがあまりバルサ製のクランクベイトを使っていないというのもポイント。バルサ製クランクが釣れる要因の一つでしょう。
クランクベイトの使い分けができれば「釣った」になる
バスフィッシングにおいてクランクベイトは、ファンが多く非常に奥が深いルアーです。
そのため、多くのクランクベイトが各メーカーからリリースされおり、ルアーそれぞれでコンセプトが違えば、有効なシチュエーションももちろん違います。
アングラーは多くのクランクベイトの中から、シチュエーションにマッチしたクランクベイトをいかにチョイスしていくかが醍醐味となります。
ぜひ当記事を参考にクランクベイトを使い分けて、「釣れた」ではなく「釣った」を体験していただければと思います。